海外ボランティア活動・CECジャパンネットワーク

参加者レポート

負けてられないという気持ちになりました。

2017年3月参加 20代
【 参加した国 】:タイ
【 参加しようと思ったきっかけは? 】:
元々海外ボランティアに興味があり、以前参加したセブボランティアで貧困脱却のためには教育が大切ということを強く感じたので、教育に焦点を当てた活動を行いたかったから。

【 活動内容と、その活動時間等 】:
朝、昼、夜は子どもたちの食事の配膳の手伝いをしました。8時半ごろに授業が始まるので、その時間に合わせて教室に行きました。教室は小学校、中学校、高校というように棟がわかれていて、自分で行きたい場所と時間を決めて授業を見学したり、実際に授業を行ったりしました。基本的にどこに行って何をするかなどは、すべて自分で決めることができるので、先生に相談したり、提案したりしながら行いました。学校が終わったら、部活動をしている子どもたちのところに行き、見学させてもらったり、寮で一緒に遊んだりしました。休日は、学校が休みなので寮の子達と話したり遊んだりしました。アユタヤという有名な観光地が近くにあるので、そこに行くこともできます。

【 参加期間中の面白い発見、感動したエピソード(字数無制限) 】:
ボランティア初日は私一人だけの活動だったので、わからないことは積極的に先生や子どもたちに聞いていました。初日に感じたことは、タイ語を積極的に使ってコミュニケーションをとることがいかに大切かということです。子どもたちは基本的にタイ語で話しかけてくるので、分からないことだらけでした。(ジェスチャーで多少は伝わりますが…)そのため、その日に猛勉強し、次の日からタイ語で積極的に話しかけた結果、思いのほか伝わったので努力した甲斐があったと思いました。高校生は英語が話せる人が何人かいたので、英語で会話をしていました。私は、高校生と一緒にいる時間が長く、多くの授業に参加しました。その中で印象的だったことは、高校生のうちから選択科目があったり、高校卒業後の進路を考える授業があったりしたことです。そのため、自分の将来に役立つ教育を受けることができ、とても熱心に勉強をしている姿に感動していました。また、孤児スクールは様々な人からの支援で成り立っていて、ここで教育を受けられることに対してとても感謝していると話してくれた高校生がいました。彼は、多くの言語を習得して将来はツアーガイドになりたいと話してくれて、言語だけでなく、手話や点字の勉強もしていると言っていました。自分の夢実現のために与えられた環境を最大限活用して努力している姿を見て、必ず夢を叶えて欲しいと思うと同時に負けてられないという気持ちになりました。とても有意義な時間が過ごせてよかったです。

【 今回の参加で感じた現地(人々等)の良い点 】:
微笑みの国と呼ばれているタイの人々は本当に優しい方ばかりでした。子どもたちは至るところで私の名前を呼んでくれたり、「どこに行くの?」と聞いてくれたりしました。積極的に話しかけたり、挨拶をしたりすると必ず笑顔で返してくれます。

【 現地で感じた不満点 】:
特にありませんが、夜になると虫が増えるので自分で対策をしたほうが良いと思いました。

【 今後参加される方へのアドバイス(持ち物、準備等)をお願いします。 】:
タイ語を勉強して行かれたほうが良いと思います。もちろんジェスチャーや指さし会話帳で通じる場合もありますが、コミュニケーションを円滑に行ううえで現地語を話すことは大切なことだと強く感じました。タイ語は単語を覚えるだけなので繰り返し使うことですぐ習得することができると思います。また、大縄跳びやシャボン玉などもとても人気がありました。(もちろん折り紙も)小学生の授業なら自分が望めばすることができるので、日本語か英語の簡単なゲームなどを用意されていると良いかもしれません。