海外ボランティア活動・CECジャパンネットワーク

参加者レポート

ベトナムの人はとても心が豊かな気がしました。(ベトナム・ハノイ)

2016.5月 3週間参加 50代女性

【 参加した国 】:ベトナム
【 参加しようと思ったきっかけは? 】:
日本語教師養成講座のなかで、国外の日本語学校の現状を座学で学び興味をもっていました。ネットで偶然見つけたCECJAPANのサイトで、日本語学校のボランティアを目にし、海外の日本語学校や学習者について知る良い機会だと思い参加しました。

【 活動内容と、その活動時間等 】:
日本語学校は、午前が学習期間3か月くらいの初級者6名程度、午後が学習期間1か月未満の超初級者3名程度という構成で使用テキストは「みんなの日本語」、文法シラバス中心の授業形式でした。
私がしたことは多くはありませんが、前日の宿題のチェック、会話文の復習などをしました。また、ちょうど私が訪れた日の授業が「助数詞」の課だったので、「つ」の発音をみんなで何回も練習しました。
自己紹介は特に力をいれて練習されていたので、私はおじぎの仕方をレクチャーしました。
午後の学習者は「あいうえお」からでしたので、単語を日本語とベトナム語で教え合いました。ベトナム語は発音が複雑なために私がベトナム語を話すと赤ちゃん言葉のようだと言われ、みんなで大笑いでした。
文法の時はみんな真剣ですが、なごやかな教室で笑いが絶えないアットホームな授業でした。

【 参加期間中の面白い発見、感動したエピソード(字数無制限) 】:
毎日、大なり小なりの驚き、発見、感動のできごとがありました。
まず、ハノイの空港が近代的できれいになっていました。3年前に訪れた時のイメージとまったく違って驚き感動しました。
それから、食事の仕方に驚きました。毎日がピクニックのようなと言えば伝わるでしょうか、また、私は何を話されているのかはわかりませんでしたが、とても楽しそうにいろいろな話をしながらの食事風景は見ていて楽しかったです。
解放的な家の造りも日本とは違い興味深かったです。
人それぞれにものの見方は違うと思いますが、ベトナムは少し前(昭和)の日本のような感じがして、ちょっとタイムスリップしたような気がしました。
毎日、楽しく大笑いして過ごしました。

【 今回の参加で感じた現地(人々等)の良い点 】:
ベトナムの人はとても心が豊かな気がしました。
私が出会った人たちは口々に「日本はお金持ち、ベトナムは貧乏」と言っていましたが、私はお金では買えない価値をベトナムの人たちは持っていると思いました。
初対面の私に対してとてもフレンドリーで親切で私がボランティアをしたのではなく、ボランティアしてもらったように感じました。
同じ24時間の時間の使い方が、ゆっくりしてはいるけれど満ち足りている気がしました。

【 現地で感じた不満点 】:
不満は特別ありません。
とまどうことはありましたが、日本で暮らす上で不満に思うようなことも、ベトナムでは楽しむことができました。

【 今後参加される方へのアドバイス(持ち物、準備等)をお願いします。 】:
私は前準備は一切しないで参加しましたが、簡単なベトナム語は覚えて行ったほうがコミュニケーションが図れると思います。
持ち物は、どこに滞在するかによって違うとは思いますが、私が持って行って良かったもの
・トイレットペーパー(学校にも備付はありません。)
・小物を干せる洗濯物干し
・湯沸かしポット(水を沸かして飲みます)
・虫よけスプレー・薬
・室内履き
エアコンはないので暑さ対策も必要です。

私は短期間の滞在だったので、毎日楽しめましたが、参加する方は、日本と違う生活様式をはじめとするすべてを受け入れる必要があるように思います。また、その時々で臨機応変な対応は必要でした。

 

校長先生 いつもニコニコ、車の中ではKPOP熱唱?(笑)

ベッドシェアさせてもらった寝室 ベッドシェアはさすがに、私の厚かましさをもってしてもとまどいました。だれでもできるかというと…ちょっと難しいかな?と思います。

私が毎回旅行に行くときに持って行くものです。今回も役に立ちました。 100/200V両用電気ケトル、マグカップ、お茶、サランラップ…etc

学習者のみなさんと寮でランチ

私が滞在させてもらったグェット先生の自宅

日本語、ベトナム語を教えあいしたメモ

授業中の様子

空港まで送っていただいた時(先生、先生の姪のりんちゃんと私)