海外ボランティア活動・CECジャパンネットワーク

インド・ボランティア参加者レポート

インド・マザーハウスボランティア・ホームスティ

*ご夫婦でのご参加。 お二人の感想を書いてくださっています。

参加期間 2017年 8月 8日   ~ 8月 17日まで ( 約1週間 )

参加の動機
以前から、マザーテレサの考え方や海外ボランティアに興味があった。一度、発展途上国の現状を、マザーが生きた場所に赴くことで体感したいと思っていた。

ホームステイ滞在に関して
家族構成: お母さん、ペット: 無、 食 事:  おいしかった
生活形態について(日本での生活と較べて異なる点、注意点など):
水を買っているので、日本と同じように水を消費すると、ストックがなくなり、シャワーや洗面、トイレ等に不都合が生じた。また洗濯もできない日は、ミネラルウォーターで対応した。室内履きが必要。
               
感想:
食事は、ホームステイ先のお母さんが料理を趣味にしていることもあり、美味しかった。ただ、カレーやスパイスを使った味付けが続く(油っこい食事が多い)ので、日本食を持参したほうがあきないかも。虫刺されは必須。トイレットペーパーの使用等、日本の生活文化を理解してくださり、大変協力的だった。時折くる娘さんご夫婦も優しく、夕食をみんなでを囲んで話をする中で、インドのことを色々と知ることができた。冷房はなく、電化製品は少ないが、日本から色々と持ち込めば、概ね変わらぬ暮らしができた。                                                                       
ボランティア活動に関して
活動先施設: ダヤダン(健常者、障害者)シシュババン(健常孤児院、又は障害孤児院)(ボランティアの人数が多い時期だったので、5つしか受け入れ先がなかった)
活動内容と感想(活動期間、回数、時間等も併せてご記入下さい):
“シュシュババン”:午前中のみを4日間。子どもとの遊び、食事介助、着替え等の手伝いを行った。子どもとじっくりと向き合いたいと思っていたので、言葉の違いはあれど、充実した日々を過ごした。
“ダヤダン”:午前中のみを4日間。身支度を整えたら、ベッドメイク、洗濯、掃除、食事介助をした。日本人ボランティアが他の施設と比べて多く、施設にも長年ボランティアをされている日本人スタッフがいたので、心強かった。コミュニケーションには、英語がある程度できると良いと感じる場面もあった。 

ホームステイ先からボランティア施設までの交通手段は?
ホームステイ→徒歩15分→バス停(フットブリッジ)→乗車30分→下車(リポンストリート)→徒歩3分→マザーハウス→集合して挨拶等→ボランティア先ごとに集まり、出発。                                
“シュシュババン”:マザーハウスから徒歩5分ぐらいで着く

“ダヤダン”:マザーハウス前のバス停→乗車15分→バス停(マニカトラ)→徒歩3分→2つ先の交差点→リクシャー乗車5分→ダヤダンの建物の側→徒歩1分               
※運賃…バス代:(片道)7~8ルピー  ダヤダンはホームステイ先からだと2回乗るので14~16ルピー
リクシャー:7ルピー(曲がり角がない一直線のみの移動利用なので)

Cultural activitesに関して *受講された項目のお値段、感想をお聞かせ下さい
                        
日本人シスターのお話を聴く: 日曜日の16:30~17:30
人にやさしくする、親切にすることは、一見難しいことに思えるが、人に笑顔を向けるという簡単なことを毎日続けることからである。しかし苦手な人を許し、笑顔を向けることはとても勇気がいるというマザーの教えをシスターの経験をもとに、わかりやすく教えていただいた。自分の目の前のコルカタ(貧しいところ)を見つけるというのも、心に響いた。                                         
マザーハウスのミサへ参加する:月曜日の6:00~7:00に参加 
※ミサ自体は毎日やっている。
タクシー代:600ルピー(コーディネーターの運転による)がかかった。言葉はわからなかったが、大勢のシスターがみんな一緒に歌ったり、所作を行うのを見聞きするだけでも、雰囲気を感じられた。自分の願いごとを考えるだけでも、よい気分になる。  

すみこさんとの懇談会:
費用は地下鉄代のみ。すみこさんの体験を踏まえた話、大っぴらには聞けないインドの現状(職業カースト、貧困層の暮らし等)を聞いてショックを受けた。でも、知りたいことが聞けて本当に良かった。                          
持ち物に関して
日本より用意し、役に立ったものは?
おかゆ…お腹を下した時に食べた。 トイレットペーパー、ウェットティッシュ…外出時もあると便利
すし太郎とごはん(レンジ用)…ホームステイ先で作り、食べてもらった。甘くておいしいと好評だった。
お茶…水は買えるがお茶は見当たらなかった。
その他:虫よけ、変圧器、電圧器、ドライヤー、物干し用紐、日焼け止め、液体洗剤、カゼ薬、正露丸

その他、便利だと思うものは?
ビニール袋数十枚…分別用   汗拭きシート…雨季だったのでジメジメする
ポケットWiFi(レンタル)…探検する人は便利。(私たちは持ってなかったのでちょっと大変でした)

コルカタ市に関して
お勧めの観光スポット、お店、レストラン等があればお知らせ下さい:
スパニッシュカフェ(サダルストリート):料理はブルースカイカフェと同様に食べなれた洋食が多い。
セント・ポール・チャーチ:落ち着いた静かな所。隣には、プラネタリウム館が隣接。                             
スーパーのMore:スナック、アイス、果物といった食べ物や、下着等の日用品が揃う。      
反対にお勧めできない場所等があればその理由もお知らせ下さい:
イベント時の“ドッキネッショル寺院”:独立記念日の前日だったので賑わっていた。落ち着いて観光するならば、行事日は外すべき。また、寺院の説明等がほしかったが、解説、案内版はない。建物は綺麗。 独立記念日が近づくにつれ、夜7時から地下鉄ベルガツチア駅前はお祭り騒ぎで、交通が乱れる。

コルカタ以外の街を訪れた方は、下記の質問にお答えください
どちらに行かれましたか?
アグラ…タージマハルとアグラ城を見学。教科書に写真で掲載されていた建物を間近にみることができて感動した。道中のコルカタと違う風景もよい。タージマハルは、朝5時30分に出発して見に行ったので、観光客も少なく、様々な角度から2時間たっぷりと見て回ることができた。

交通手段、かかった時間、費用は? 費用:約22,000円/お一人
コルカタの空港から、飛行機で約2時間ほど飛び、デリーの空港へ。そこから、タクシーで高速道路を走ること約4時間でホテルに到着。翌朝にタージマハル、アグラ城の順に観光をして帰国の途についた。 

感想:
移動時間の長さがネックで、コルカタに残ってボランティアを2日間するかどうかで迷ったが、日本語ガイドの説明がわかりやすく、また歴史好きには面白い内容だったので、結果的に行ってよかった。滞在中のホテルは、水の心配もなく、空調も聞いており、快適。帰国する前の身支度ができた。よいホテル。

ご参加頂いた時期に関して
気候、お天気はどうでしたか?
昼夜問わず30度前後で暑かったが、日本のようなまとわりつくようなジメジメ感はなかったと思う。雨季だったこともあり、曇りの時間帯が多く、突き刺すような日差しを受ける機会は少なくて済んだ。 

服装は?
外履きは、サンダルが好ましいと思う。でも、歩きやすい物でないと靴擦れする。男女ともに肌の露出は控えめになるよう、長ズボン(ジャージ)、半袖シャツ(ポロシャツ)で行動した。ボランティア後、すぐに動くときは、着替えを入れたリュックと貴重品のショルダーバッグを併用した。

インドの物価に関して
ご参加時のレートは?  1ルピー=約( 1.8 )円
何か購入されたものがあれば参考までお知らせ下さい:
 ミネラルウォーター1L:10~20ルピー   レストランの焼き飯:160ルピー
 ビスケット(50枚入り):40ルピー     PoLoのポロシャツ:650ルピー
 ショッピングセンターのロングボトム:2999ルピー(値切って2100ルピー
マクドナルドのセット(バーガー、ポテト、コーラ):約300ルピー     
卵6個…70ルピー

 ※屋台や露店は非常に安い。一食40ルピー程度で済むこともあるが健康面のリスクがある。

レンタル携帯に関して
滞在期間中チャージをいくらしましたか:
コーディネーターから携帯を最初に受け取った時のチャージで済んだ。
通話料を覚えている範囲でお知らせください:
1日に数回はTELを使用したが、料金は不明。

予防接種に関して
渡航にあたり予防接種を受けましたか? はい
はいと回答された方は、その種類をお知らせ下さい:B型肝炎

今回のご参加を通じて、最も印象に残っていることや今後の参加者へのアドバイスなど自由にお書きください。*インドで撮られた写真をお貼り頂く際は、説明のコメントもお願いします

インドと日本との違いを色々な場面で体感できたことが今回インドへ行ってよかったことです。ボランティアで身体障害者の介助と言っても、日本とはまるで違い、介助用具も不十分です。街を歩けば、酷いにおいのゴミの中で普通に生活していたり、バケツから生ごみを道に捨てている人の隣でゴミを片付ける人がいたりします。バラック小屋は、日本の比でなく、街のようになっています。家に帰っても水は十分に使えず、シャワーも満足にできません。しかし、ホストファミリーは優しく迎えてくれて、問題が起きても大丈夫と励ましてくれます。バスでは当たり前のように皆が席に誘導してくれるし、気遣って声をかけてくれる女学生もいます。地下鉄では、うっかりコインを落としても拾ってくれる人がいたり、優しい人、気持ちに溢れていました。大変だったことも、楽しかったことも、全部行ってよかったと思わせてくれるところです。ぜひ行ってみてください。
                         
お名前(イニシャル、ニックネーム可): S・O &E・O
性別: 男性・女性      ご年齢:  30代