海外ボランティア活動・CECジャパンネットワーク

参加者レポート

9歳の子から手紙を貰い・・(タイ)

参加期間:2017.07.15-07.22 30代女性
【 参加した国 】:タイ
【 参加しようと思ったきっかけは? 】:
観光では知ることのできない、外国の実情を知りたいと思ったこと。アジアの国々に対して、何か自分ができることをしたいと思ったこと。

【 活動内容と、その活動時間等 】:
5日間の滞在中は、朝昼晩の食堂での配膳の手伝いと、日中は授業の見学、放課後や休み時間に子供たちと遊んだり、日本語や英語で話をしたりしました。美術の授業を見学した時は「中で一緒に絵を描こう!」と言われて授業に参加したりしました。放課後や休み時間は小学生以下の遊びたい子たちと、日本から持っていったおもちゃ(折り紙、竹とんぼ、絵本、バトミントンなど)で遊んだり、タイ語帳を使って指差し会話をしました。中高校生は自分の勉強している言語(日本語か英語)で話しかけてくるので話をしたり、日本語を教えたりしました。ちょうど私が滞在している間に3日間の体育祭があり、日本と同じような徒競走や綱引きのほか、セパタクローやペタンクなどの試合が見学できました。

【 参加期間中の面白い発見、感動したエピソード(字数無制限) 】:
●感動したこと
・短い滞在にも関わらず、お別れの時、先生、食堂のスタッフ、子供たちが手紙をくれたり、別れを惜しんでくれたこと。
・9歳の子から手紙を貰い、開けてみたら私の名前がカタカナで書かれていたこと。前日に何気なく教えたカタカナをまねて書いたらしく、本当にびっくりしました。「私も頑張らなくては」と思い、お返しに私も見様見真似でタイ語の手紙を書いて渡しました。
●面白かったこと
・「前国王を称える式典(のようなもの)」に参加しました。ドライアイスや照明の演出が入り、役者(のような人たち)が熱っぽく語ったり、跪いて拝んだり、かなり宗教的な儀式に見えました。「タイの人々は国王を敬愛している」と新聞やニュースで見てはいましたが、教育現場でこのようなことが行われているとは知らなかったので、興味深く見学しました。

【 今回の参加で感じた現地(人々等)の良い点 】:
初め、学校内を1人で歩くことや授業を覗くことに抵抗があったのですが、子供たちも先生も日本人ボランティア慣れしていて良い意味で気にされなかったので、すぐに慣れ、自由に歩き回っていました。食堂でも、先生ではないスタッフたちに話しかけることを最初ためらいましたが、「配膳がしたい」の身振りだけで、すぐに場所を割り振ってくれました。

【 現地で感じた不満点 】:
不満ではないのですが、最初は思った以上に(先生含め)英語が通じないことに戸惑いました。英語で話しかけると避けられてしまったり、簡単な単語だけでも通じないのでどうしようかと思いましたが、できるだけタイ語で話し、あとはジェスチャー!と覚悟を決めたら、皆ニコニコと親切にしてくれるようになりました。

【 今後参加される方へのアドバイス(持ち物、準備等)をお願いします。 】:
●必要なもの
・もし、タイ語が初心者の方であれば、タイ語の基礎文法や単語帳の本は必須です。仲良くなるコツは「とにかくタイ語で話すこと」です。

●おすすめのおもちゃ
・日本語も英語もほとんど通じない中、「ドラえもん」と「ピカチュウ」は100%共通言語です。小さい子たちにドラえもんを描いてあげたら、たくさん寄ってきて「描いて!」「描いて!」と大人気だったので、もっと上手に描けるように練習をしていけばよかったと思いました(笑)ピカチュウの絵本(「ウォーリーを探せ」のようなキャラクターを探す絵本)も持っていて正解でした。この2つのキャラクターで、一緒に遊べるものがあれば、盛り上がると思います。
・私が持って行ったおもちゃの中では竹とんぼが人気でした。飛び方が面白いらしく、何度も自分で飛ばしたり、掴まえたりして遊んでいて、連日「今日は竹とんぼは?」と身振りで聞かれました。

●その他
・私も体験談などを事前に読んでいきましたが、なかなかそのとおりにならないことも多かったので、行ってしまったら柔軟に対応することが大事だと思います。
現地では、学校のスケジュールや敷地内の説明等はなかったので、一日のスケジュールと地図は、事前にオリエンテーション資料を読んで頭に入れていったほうが良いと思います。

 

 

 
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