海外ボランティア活動・CECジャパンネットワーク

オーストラリア・ボランティア参加者レポート

【AUS語学研修付日本語ボランティア】現地の人と交流できたのが良かったです。

参加期間: 2018年5月13日 ~ 6月9日                20代 女性 T・K様
参加されたプログラム名: オーストラリア 英語研修&日本語ボランティア
参加の動機: 大学で日本語教育の勉強をしており、海外の日本語教育の現場を実際に見てみたいと思い、
また、海外に行くならば英語の勉強もしたいと思ったので、日本語のボランティアと英語研修のどちらもできる こちらのプログラムを選びました。
シドニーの治安の良さ、日本と比較的近く、時差も少ないことも決め手の1つでした。

【印象に残ったこと・感動した事】
ある日ホストファミリーに、コアラを見に行ったと話して動物園でコアラと撮った写真を見せたら、ホストマザーが写真を気に入ってくれたようで、マザーが帰国前日に、これがあればシドニーのこと忘れないでしょう?と私にコアラのぬいぐるみをプレゼントしてくれました。短期間の滞在だったにもかかわらず、家族として受け入れてくれて、本当にうれしかったです。 最後に連絡を取り合いましょうと言って別れてきたので、これから手紙を送るのが楽しみです。

コアラに触りました!

【大変だった事】
研修中に途中でホームステイ先を変更することになり、2軒のファミリーにお世話になったのですが、それぞれのお家の生活に慣れるまでが一番気を使い、大変でした。
最初にお世話になったホストファミリーの話すオージーイングリッシュが聞き取れず、お家のルールなどが分からなくて、ファミリーにご迷惑をかけてしまいました。 2軒目にお世話になったお家では、最初のお家での反省を生かして、わからないことはジェスチャーや、こういうこと?などと自分の言葉で(単語の羅列みたいにはなりましたが)聞き直すように心がけました。

【楽しかったこと】
英語研修が終わった後に英語研修のクラスメートとカフェに行ったり、休日に観光に行ったりしたのがとても楽しかったです。オーストラリアに出発する前から行きたかったブルーマウンテンに友人といったのが一番思い出に残っています。英語研修の先生おすすめのブッシュウォーキングをして、帰りに絵葉書を買って、
翌日学校で日本語ボランティアの クラスの生徒さんに英語を教えてもらいながら家族に英語で手紙を書きました!

世界遺産のブルーマウンテンにて

【持ち物について 持っていって良かった物、or 持っていけば良かった物など】
持って行って良かったものは、水に溶けるお茶のパウダーと和紙でできた千代紙です。
お茶のパウダーは、以前海外に旅行した時に緑茶が飲めずに落ち着かなかったことがあったので、急須などがなくても手軽にお茶が作れるパウダーを今回持参しました。シドニーには日本の食料品が売っているお店もありましたが、やはり割高なので、お茶のパウダーがあるといつでもお茶が作れて安心でした。
和紙でできた千代紙は、日本語クラスの生徒さんや英語研修のクラスメート、ホストファミリーに渡すのに使いました。鶴を折ってファミリーに渡したところ、本でしか見たことが無くて実物を見るのは初めて!と喜んでくれました。
携帯電話に関してなのですが、4週間だけだったのでSIMは買わずに、エーブルネットでポケットWi-Fiとオーストラリアで使えるガラケーをセットでレンタルしました。
出発前に自宅に配送していただけたので、シドニーについてからすぐに使うことが出来て便利でした。
日本に帰ってきてから返送できたので帰りも最後まで使うことが出来ました。費用は4週間で$240ぐらいしたのでSIMを買うより高くなってしまいましたが、到着してすぐ使える安心感を優先しました。

【現地での服装について】
参加した時期は晩秋から初冬にあたり、日本で調べていたよりもシドニーは寒かったです。(現地の人はノースリーブにサンダルだったりしましたが…)
秋物のニットとカーディガン、冬物のセーター、ヒートテック、トレンチコートと薄めのダウンコートなどを持っていきましたが、後半は専ら冬物のセーターにダウンコートを着ていました。シドニーにはユニクロやH&M、無印良品などの衣料品のお店もたくさんあるので、少し日本より割高ですが、購入もできました。

【現地の物価  食品・日用品・外食・交通費etc・旅行に行かれた方はその費用など】
シドニーの物価は日本と同じくらいか少し高いなと感じることが多かったです。               平日の学校の日は、昼食とおやつなどで$7~8、外食はカフェやパブなどでだいたい$10~20くらい、交通費は週に$40ぐらい、博物館などの入場料はどこも$20すこしかかっていたように思います。
ただ、シドニーのOpal Card という日本のSuicaのようなカードを利用すると、日曜日は電車・バス・フェリーが$2.60で乗り放題になったり、博物館や動物園など、複数の施設がセットになっている割引チケットが用意されていたりとお得に利用できるものもありました。

【コミュニケーション手段(言葉の問題など)について】
シドニーの人は、私がどこのバス停に行けばいいのか分からず掲示板を見ていた時には、どのバスに乗りたいの?と声をかけてくれたり、スーパーの自動レジで困っていた時も使い方を教えてくれたりと、とても親切で優しかったので 街中で困ることはそんなにありませんでした。
英語研修のクラスメートと話すときはお互いに英語が分からないこともあったので、Google翻訳のアプリや写真なども交えながら会話をしていました。

【英語研修に関して】
毎週のトピックが‟Shopping“や‟Food”など身近なもので、ネイティブが使うような表現や、丁寧な質問の仕方などを教えてもらい、実際に学校が終わってからすぐに使える英語を学ぶことが出来ました。授業はゲームやペアワーク、グループワークが多く、様々な国からきているクラスメートのそれぞれの国の話をたくさん聞くことが出来て、面白かったです。
クラスは日本人が多めではありましたが、出身やバックグラウンドは多様で、刺激的でした。自分の出身地域との違いやそれぞれの地方の方言なども教えてもらい、日本内ですが「異文化交流」できた気がします

クラスメイトと


【ステイ先の情報・感想 ホームステイ先の家族構成、食事のことなど】
1週間目の途中でホストファミリーを変更することになり、参加期間中に2軒のお家にお世話になりました。
1軒目のお家は80歳のオーストラリア人のホストマザーのお家 (近くに息子さんが住んでおり、シドニーに到着した日に息子さんが市内を案内してくださいました) だったのですが、晩御飯の時間が18:00~18:30と決まっており、日本語ボランティアで夜が遅くなってしまう私と生活サイクルが合わず、語学学校のスタッフさんに相談した結果、 ホストファミリーを変更することになりました。
2軒目のお家は83歳のホストマザーと、娘さんたち(2人)がお住いのお家でした。こちらのご家族はチリから40年ほど前に来たご家族で、マザーはあまり英語が話せないのですが、娘さんたちは英語を使ってらっしゃいました。(ご家族同士の会話はスペイン語でした。)
ご飯はホストマザーが作ってくださり、娘さんが私のお世話をよくしてくださりました。(もう1人の娘さんは朝早くからお仕事に出ていらっしゃって、夜も早くお部屋に上がられていたのであまり会う機会がなかった) ご飯は今まで食べたことがないチリ風?のお料理でしたが、毎日おいしかったです。

【日本語ボランティア活動に関して】
メインは見学でしたが、会話練習の例文の読み上げや、ひらがなを書く練習のサポートなどのお手伝いや、日本で最近はやっている言葉や日本の文化についても授業内で話す機会がありました。
日本の文化について話すと、私の国ではこうだよ!などと教えてもらうこともあり、とても勉強になりました。英語研修ではオーストラリアに住んでいる人の話を聞く機会はなかったので、日本語ボランティアでオーストラリアに住んでいる人(出身の国はいろいろでしたが)と交流できたのがよかったです。
参加したクラスは初級から上級までの4クラスで、生徒さんは2~10人くらいの少人数で行われていました。初級はまだひらがなを習っていないので板書がローマ字で行われていたり、上級は実際に日本で放送されている番組を教材に授業していたりと新鮮で驚くことがたくさんありました。

日本語クラスの生徒さんと

【事前準備に関して】
シドニーに行く1か月ほど前から英会話に少し慣れておきたかったので、英会話教室に通いました。
事前に英語を使っておくことで、自分の英語の苦手なところに気が付くことが出来たのは良かったと思いました。