海外ボランティア活動・CECジャパンネットワーク

参加者レポート

小学3年生の娘と一緒に。親子でセブ・ボランティア!

小学生の娘さんと一緒にセブ・ボランティアに参加されたM・N様から感想レポートが届きました!

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11月23日から1週間、小学3年生の娘とボランティアに参加しました。

参加理由は学校のいじめ問題でした。
どうしても学校を辞めたいという子供に
「ボランティアに行って、世界の子供を見てみよう。それから決めようか」と話し、
急に参加が決まりました。

私自身、英語もできないし日本でのボランティア経験はあっても、
海外ボランティアは始めてで、実は行く前は決めたはいいものの、
とても心配でした。辞めたい気持ちもありました。

でも今回は長期休みの期間ではなかったので、他の参加者がいないため、
お2人の体調に合わせてボランティアスケジュールは組みますと
CECの方からお話をいただき、少しだけ安心できました。

実際に私たちが行ったボランティアは、マザーテレサ孤児院のボランティアが2回、
山村にサンドイッチを持って行って、そこの子供たちと交流を図るボランティア、
教会で朝ごはんと昼ご飯を作って配るボランティア、
ストリートの子供たちと教会で遊んだりお菓子を配るボランティアの計5回でした。

それぞれに大変印象深いボランティアでした。
マザーテレサの孤児院は滞在中に2回行ったため、子供たちととても仲良くなれて、
特に仲良くなった女の子に、帰国後にクリスマスカードを送りました。
子供が英語で書いたカードです。

山村の子供たちもみんな明るくて、配るためのサンドイッチを作りながら
「このパンだけが今日の唯一の食事の子供もいます」と聞いていたので、
実際に会った時にはみんな楽しそうで驚きました。
うちの子が一番元気がなかったぐらいです。

とにかくどこで会う子供たちもみんな明るくて、幸せってなんだろう?と
思っていた時に、最後に本当の現実を知る事件が起こりました。

5回目のボランティアが終わり、すべてのボランティアが終了し、
タクシーでホテルに向かっている時です。
渋滞に巻き込まれ、車はまったく動かなくなりました。
すると歌を歌いながら子供たちが近づいてきました。
前にインターンの方から
「ただの物乞いにならないよう、
歌を歌ってパフォーマンスをしてお金をもらうよう指導しています」
と聞いていたにも関わらず、私は怖くて窓が開けられませんでした。
開けてしまったらたくさんの子供が来て大変なことになるんじゃないか、
そう思うと窓が開けられませんでした。

私は今まで何をやっていたんだろう? 何を見ていたんだろう?
と打ちのめされました。
少しだけいいことをしていい気になっていた自分が恥ずかしくなりました。

だから継続的に支援するために、帰国後はせめて寄付をさせていただきたいと
思ったのです。

フィリピンには現実に、暗い車道でもらえるかもらえないかわからない
小銭のために、命を張って歌を歌う子供がいるのです。

子供の心に今回のボランティアがどれだけ届いたかわかりませんが、
帰国後は毎日学校に通っています。