| 《セブに帰ってきたこと》
去年9月に去って、8ヶ月ぶりのセブ。ようやく『帰ってきた』という感じ。
私にとって、セブは、日本から行く場所ではなく、故郷のように帰ってくる
場所という言葉が一番しっくりする。
ちょっと留守をしている間に、ショッピングモールSMは、拡張されて
日本のようなパン屋が出現していた。決して、安くはないパンを
無造作に5個10個と買う人の列を見ていて、「あれ、ちょっと裕福
になったのかな?」と思った。確かに、少し前から、スタバのような
カフェでお茶を飲む人が増え、最新機種の携帯を持っている若者の
姿をあちこちで見かけるようになった。
一言で言えば、「中間層が、ちょっと裕福になったような気がする。」
それに比べて、私たちEMSで支援している子供たちやその家族は
相変わらずの暮らしぶりだ。いや、ますます貧しくなったのかもしれない。
商売の場であるサントニーニョ教会の前は、大々的な補修工事のため、
立ち入りを禁止され、行き場を失った人々は、細々とろうそくや水を
売っている。人の流れが変わったために、以前のような売り上げは
期待できないらしい。
それに追い討ちをかけるように、主食のお米をはじめとする物価の値上がり、
住む場所も相次ぐ強制撤去で、転々とせざるを得なくなっている。
結局、新しいモールができても、渋滞緩和のための高架橋や新しい
道路ができても、貧しい人の暮らしに、なんの影響も与えないのだ。
しかし、子供の笑顔も変わらない。どんなに貧しくても、どんなに
ひもじい思いをしても、やっぱり笑っている。この笑顔を絶やさない
ためにも、これからも支援し続けていきたいと思う。

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