海外ボランティア活動・CECジャパンネットワーク

参加者レポート

バリ島1日ボランティア 5月

バリ島1日限定ボランティアの参加レポート。

■参加された国名
インドネシア、バリ島

■参加期間
1日

■参加の動機
前回の旅でカンボジアの小学校を訪れ感慨深いものがありました。そこでバリ島の孤児院に行ってみたいと思い参加させて頂きました。

■ボランティア活動について
I gede utamaさん(僕は愛称でお母さんと呼んでいました。)とその息子さん2人にガイドしていただきました。
2時間ほどの幼稚園訪問ではちょうど誕生日会をする場面に遭遇でき子供全員(30人程のクラス)がみんな誕生日の子にプレゼントを買う習慣、また最後に先生とそれまで騒いでいた子供が静かに手を合わせお祈りを捧げる光景は日本では味わえない不思議な空間でいい経験ができたと思います。
孤児院には3時間弱いましたがみんなとウノをして遊んだりピータという男の子とサッカーをしたり、日本から持っていった文房具や洋服などを渡したりしました。みんな本当に心がすんでるいい子たちでした。
歳をとっている子ほどどこが心が下を向いている印象を受けました。いい言い方がわかりませんが、たぶん自分の状況などを理解しているのだと思いました。小さい子ほど無邪気さがその感情をいくらかなくしている感じがしました。小さい子の中にも社交的でしっかりした少女がいたのですが彼女は成人の子と同じようにどこか寂しそうでした。ただ彼らが僕を受け入れ彼らの心に触れられた時は心地よかったです。
最後はガイドのお母さんの家で日本語を1時間30半ほど教えました。6人の男の子が生徒でした。
終始ガイドのお母さんとはたわいもない話をし最後はデンパザールから20分程の夕日が綺麗なビーチにご飯に連れてったりしてくれました。別れ際にお母さんがオレンジジュースを買ってきてくれていてそれを渡された時は、これから大学で1人暮らしを始める新入生のような寂しい気持ちになり感慨深いものがありました。彼らとの出会い、また孤児院の子供たちと過ごした時間は僕の宝物になりました。

■その他の感想
ほとんど全てに満足しています。あげるとすれば孤児院の子供たちは学科や働きに出ている子もいてもっと沢山の子と遊びたかったという思いがあります。

■今後参加する人へのアドバイス、お気づきの点等
孤児院に1人で行くことを勧めます。友達と行っても行かないよりはよっぽどいいと思いますが、1人だと全ての局面で自分が世界にさらされ矢面に立つことで沢山のストレスも感じますがその分沢山の経験もストレートに体験することができます。孤児院の子供たちの澄みきった心で、私たちの心に土足で踏み込んでくる感覚はとても心地よかったです。1人でできることなんて限られているし、大きな変化は与えることができないかもしれませんが私たち恵まれた国に生まれた人のささいな気持ちは彼らの心の重りを少しでも取り除くことができると思います。大人になると不良になってしまう子も発展途上国では多いようです。そういった意味で子供の頃の教育はやはりとても大切です。僕たちの小さな援助で彼らの未来に少しでも明かりを灯すことができることはとても素晴らしいことだと思います。
僕は世界をいくつか1人旅していますが、こういった経験を通して当たり前のことがとても大切なことなんだと気付きました。あたり前を大切なことだと気づけることはとても大切なことだと思います。
ぜひ日本にいるみなさんにはこういった経験を通してより人生を濃いものにしていって欲しいです。