海外ボランティア活動・CECジャパンネットワーク

参加者レポート

【オーストラリア日本語ボランティア】安心して活動に専念することができました

◆参加期間 2019年3月6日~4月6日 4週間  ◆30代 女性 ◆C.E 様

◆参加プログラム名◆ オーストラリア日本語ボランティア

◆参加動機◆

日本語教師を目指しているため

 

◆印象に残ったこと・感動したこと◆

印象に残っていることは、オーストラリアの人々のおおらかで、気さくな国民性だということです。

私はうまくできるかどうかと渡航前から緊張していましたが、オーストラリア人のホストファミリーや活動先の先生方はとても親切で、わからなくてまごついていると「大丈夫?」とすぐに声をかけてくれたりたと安心して活動に専念することができました。

どんな時も楽しむということも印象に残っています。校内のマラソン大会がありました。3つのチームに分かれてチーム対抗戦で競うらしいのですが、みんなチームカラーのペイントを顔などにつけたり、チームカラーの帽子やボンボンのスカートを作ってきたりと、とても楽しそうでした。日本の学校のマラソン大会とはずいぶん違うなと思いました。

 

◆大変だったこと◆

キャンベラで働くための許可書をもらうことでした。渡航前に申請しましたが、許可がおりず、渡航後、ホストマザーに許可申請をする役所に連れて行ってもらい、申請しましたが、身分証明書としてパスポートの他にクレジットカードが2枚以上必要だということが分かり、私は1枚しか持っていなかったので、大変に困りましたが、一応許可は下りました。

しかし、名前のスペリングミスが許可書にあり、しばらくは仮の許可書でした。こうした事務の手続きは、ホストマザーがいなかったら途方に暮れていたと思います。

 

◆楽しかったこと◆

思いかげずに、シドニーへ旅行することができたことです。シドニーへは、ホストマザーの友達が運転していただいたので、交通費もかからずに、宿泊費のみで済みました。キャンベラと大都市のシドニーとの違いを体感でしたことは本当によい思い出となりました。

キャンベラは自然が多いので、中高生の日本語クラスの担当の先生に、キャンベラの自然公園に連れて行っていただきました。自然の中には、様々な種類の鳥やカンガルー、コアラといたオーストラリア特有の動物を間近で見ることができ、とても感激しました。

海外ボランティアオーストラリア
 

◆持ち物について◆

●持って行って良かったもの
アームカバー、厚手の上着、帽子、お弁当箱、水筒*アームカバーと帽子は日差しが強いので必需品だと思います。学校では自由にお茶やコーヒーが飲めますが、授業と授業の間では休み時間がほとんどないため(スナックタイムとランチタイム以外)、ちょっと喉を潤したいときには、水筒が便利です。

●持っていけばよかったもの
浴衣または着物、書道のお手本、書き方の本*ジャパニーズクラブで書道を教えたのですが、人数も多く、硯や下敷きやお手本がなかったため、せめて書き方がのっているお手本だけでも持ってい行けば、コピーして配布できたのになとおもいました。また、浴衣・着物は行事等で着ると喜ばれます。

 

◆現地での服装について◆

オーストラリアが秋の初めくらいの時に行きました。日本で言えば、9月から10月初旬の気候です。日中は20度を超えた日もありましたが、朝晩は冷えます。一度、10度くらいまで冷え込み、ヒーターを貸してもらいました。

オーストラリアの秋に行かれる方は、厚手のジャケット、手袋、長袖の上下を持って行ったほうがよいと思います。
活動先では、保育園、幼稚園、小学生を教えるときは、床に座って教えていたりするので、ズボンを履いていました。また、動きやすいようにはきなれた靴を履いていきました。

 

◆現地の物価◆

現地での一日の費用は、ほとんどかかっていません。朝と晩はホストファミリーの家で食事を摂ります。昼食は前日の夕食の残りを分けてもらっていましたので、食費もかかりませんでした。交通費は、ホストマザーが同じ学校の日本語の先生だったので、自動車に乗せて行ってもらっていましたので、一切かかっていません。

一番かかったのは、旅行です。シドニー旅行の宿泊費は2泊3日で120ドルのホステルに宿泊したので、その分とシドニーでの食事代・交通費だけはかかりましたが、1万円以内に収めるようにしました。

 

◆コミュニケーション手段(言葉の問題など)について◆

渡航前に英会話の練習をもっとすべきだったなと思っています。休憩室での先生方の会話、生徒たちからの質問、学校の連絡はすべて英語なので、聞き取れないと全くついていけませんでした。
分からないときや英語で説明が難しいときは、身振り手振りを使ったり、字を書いたりして伝えました。

また、学校の生徒一人ひとりがパソコンを持ってきており、パソコンで日本語の課題をこなすため、スペルのチェックや正しい日本語になっているかをチェックして、間違えていたら、その場で直したり、違うことを指摘を簡単な英語を使ってしていました。

 

◆ステイ先の情報・感想◆

私は肉が嫌いなので、ホームスティ先が見つかるか心配でした。今回お世話になったご家庭は、ホストマザーがベジタリアンだったので、肉料理ではなく、ビーガン料理だったので、とても助かりました。

家族構成は、ホストファザー、ホストマザーと娘さんが2人です。2人の娘さんは独立しており、別々に住んでいました。ホストファザーもホストマザーもとても気さくであり、アクティブな方たちで、休日にはマウンテンバイクでサイクリングに入っており、普段は家の1階にあるジムで鍛えていました。

また、ホストマザーは社交的な方で、家にはいつもお友達が遊びに来ていました。彼女の人脈は広く、彼女の友達の一人が英語学校で英語講師をしており、「行ってみないか?」と誘ってくださり、一日だけ体験授業を受けさせてくれました。

また、別の学校で日本語の先生をしている方もお知り合いで、その方にも頼んでその学校で1日だけ日本語の授業のボランティアをさせていただきました。私はホストファミリーのおかげで、様々な体験をすることができました。

 

◆派遣先の学校に関して◆

派遣先の学校は、保育園から高校まである私立の共学校でした。ホストマザーは保育園生~小学生までの日本語の授業を担当していました。

私は主に、発音のしかたや採点を手伝っていました。また中学生~高校生までの日本語の授業の担当がもう一人いました。その先生のアシスタントもさせていただきました。中学生になると、自分が選んだ「町」の紹介を日本語の文章(ローマ字)ですることが課題でした。趣味について、レストランの注文のしかた、買い物のしかたを日本語で練習していました。

私は文章に誤りがないかをチェックしたり、店員さんの役をしたりしました。

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◆事前準備に関して◆

日本で町の風景を撮影していきました。その写真を使って、中学校のクラスで、「私の街」というタイトルでプレゼンをしました。 キャラクターのスタンプやシールを採点の時に使いました。とても喜ばれました。
『外国人から日本についてよく聞かれる質問200』、『1分間英語でにほんのことを話す』を購入して、参考にしました。

 

◆今後参加される方へのアドバイス◆

渡航前には、必ず英会話の練習をすべきです。最低限、ナチュラルスピードで聴けるくらいにしないといけないなと思いました。

学校行事に、クレイジーディというのがありました。その日は、服装が自由で、尚且つ髪型をクレイジーにする日です。髪の毛をペイントしたり、頭の上に人形、風船、花、かごなどをのせて、先生も子供たちもそれで学校に来ます。一番素敵なクレイジーヘアーには、症状が授与されました。私は日本の着物か浴衣を持ってくればよかったと思いました。

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