海外ボランティア活動・CECジャパンネットワーク

バリ・ボランティア参加者レポート

バリ島ボランティア&ホームステイ 8月

バリ島ボランティア&ホームステイの参加レポート。

■参加された国名
インドネシア

■参加期間
2018年8月5日~2018年8月15日

■参加の動機
観光や学校の研修旅行などのように自分のために海外に行くだけではなく人の役に立とうと思ったから。

■ボランティア活動について
午前中は市内の幼稚園で活動しました。全部で7回訪問しました。可愛い子供たちに癒されつつ全力で遊びました。勉強の時間には簡単な単語や数字の練習を手伝いながら自分もインドネシア語が学べました。外で遊ぶときは遊具を使うことが多かったです。それ以外にも追いかけっこや高い高いが人気でした。楽しいですが体力的にハードなので動きやすく、多少汚れてもいい服装で行くといいと思います。子供たちは人見知りせず、初対面の私にもすぐに馴染んでくれました。
午後は孤児院で、こちらは5回訪問しました。中学から高校生くらいの子たちと遊んだりしゃべったりしました。使用言語は主に英語でしたが、学校で日本語の授業を受けているので日本語で話しかけてくれる子もいました。夜8時くらいまで孤児院にいた日もあり、その時は一緒に夜ご飯を食べて、お祈りをして、歌の練習も参加させてもらいました。インドネシア語の歌詞は難しかったですが歌を通してより仲良くなれたのがとても嬉しかったです。みんな、とてもフレンドリーで優しく、日本に帰ってきたいまもSNSで交流が続いています。
その他、夜7時から8時半ごろまでやっている日本語学校やしょうがい支援施設を訪問し、交流しました。たくさんの色んな人と関わることができ、私自身の視野が広がりました。また、人々の暖かさに触れて、国を越えて友達ができたのが嬉しいです。

■滞在先について
デンパサール市内のアミさん宅にホームステイさせていただきました。アミさん、長男、次男、三男の四人家族でみんなとても良くしてくれました。あいさつ程度の簡単な日本語であれば全員に通じます。食事は朝はアミさんの料理、昼と夜はワルンという屋台で買って食べることが多かったです。アミさんのご飯はどれも美味しくて毎朝幸せでした。ただし辛い味付けが多かったので苦手であれば申し出るべきだと思います。貸していただいたお部屋はトイレとバスタブ付きで、ダブルベッドとシングルベッドが一つずつある、とても広いところでした。しかも冷蔵庫もついていて水を常備しておいてくださり、一人なのにもったいないくらいの好待遇でした。また、幼稚園など近いところへはバイクで送迎していただきましたが、バリでバイクデビューするとは思っていませんでした。
到着した日の夜に地震があり、怖くて一人で泣きましたが、日本に帰る日はホストファミリーやバリ島で出来た友達との別れが寂しくて泣きながらさよならを言いました。着いた日と帰る日とで全く気持ちが逆転しましたが、そんな気持ちになれたのもバリで出会った人たちの優しさのおかげです。アミさんをはじめ全ての方々に感謝しています。

■その他の感想
二日目のオリエンテーション&観光ではバリ舞踊やお寺、キンタマーニ高原など色々な観光スポットを一日かけて車で連れていっていただきました。キンタマーニ高原でバトゥール山が見えるレストランでお昼ご飯を食べましたが、とっても素敵で景色が綺麗なのでおすすめです。ただし標高が高くヒンヤリしているので薄手の羽織れるものを持っていく方がいいと思います。日曜日は海とスパに行きました。マリンアクティビティーはとても楽しいので水着必須です。私は日本円で30000円を持参しました。観光ではかなりお金を使うのでこのくらいは必要です。お土産と食事にもよりますが…。
日本から持っていって良かったと思うものは金平糖とホットケーキミックスです。幼稚園では外遊びの時にみんなお菓子などを食べるのでそのときに金平糖をあげました。甘いものが好きな子供たちはとてもよろこんでくれました。ホットケーキミックスは障害者施設で料理を振る舞った際に使いました。特に用意する必要はないとは聞いていたものの、やはり持っていって良かったです。こちらもみなさんが美味しいと言って食べてくれたので嬉しかったです。

■今後参加する人へのアドバイス、お気づきの点等
事前にもらうハンドブックなどで簡単なインドネシア語を勉強していってください。現地の言葉であいさつをすると反応が全然違います。喜んでいただけます。あいさつや自己紹介はもちろん、「名前は?」「何歳?」などこちらから質問ができると距離がぐっと近くなります。それから、Google翻訳アプリをインストールしたうえでインドネシア語をネット接続がない状態でも使えるようにしてから行きました。これも大いに役立ってくれました。幼稚園では名札があるといいと思います。私はスマホの防水ケースを100均で購入し、スマホとパスポートと名前を書いたカードをいれて首から下げて幼稚園では遊んでいました。近くのワルンに行くときは、さらにそこにお金を入れていき、身軽に行動出来ました。
そして、ボランティアの内容も場所も変更が多いです。前日の夜に決めた次の日の予定が変わったこともありました。どれだけ臨機応変に行動できるかが試される場面だと思います。そうなったときは柔軟に対応してください。日本のように細かく先まで計画を立てないのは心配になりますが、そんなのんびりしたところも楽しむ余裕を忘れないことが大切です!