海外ボランティア活動・CECジャパンネットワーク

参加者レポート

ホーチミン日本語&障がい孤児 12月

ベトナム、ホーチミン日本語&障がい孤児プログラムの参加レポート。

■参加された国名
ベトナム ホーチミン

■参加期間
1週間

■参加の動機
海外ボランティア活動に興味があったので

■ボランティア活動について
初めての海外ボランティア。ベトナムのホーチミンの孤児院、日本語学校で12/20~12/26まで1週間活動をしました。木曜日の夕方に現地入りし、金曜日はオリエンテーションと日本語学校、土日は観光だった為、ボランティア活動は実質月曜日~水曜日の3日間だけでした。孤児院(ホテルからGrabタクシーで15分程)での活動は、8:30~11:30前後までです。誰でもある程度自由に出入り出来るようで、食料の寄付なども含めて1日にたくさんの人を見ました。日本人だけでなく海外からのボランティアの方も数名いました。子供達の部屋は5つ程ありますがボランティアが入室出来るのは2部屋だけです。1部屋は3歳前後の幼児、もう1部屋は障害を持った子供達がいます。誰からも何も指示されないので、自発的に動かなければなりません。とは言え、2日程で大体の流れは掴めますし、子供達が遊ぼう!遊ぼう!と手を引っ張ってくれたりもします。食事のお手伝いも自分から声を掛けてご飯をもらいます。食べる事が苦手な子もいますが、そんな時は職員の方が食べさせ方を教えてくれます。食事の後、おむつ替えをして、掃除をして、お昼寝。ここでボランティアスタッフは退室する必要があります。午前中だけだと本当に時間があっという間に過ぎます。午後は16:00~19:30過ぎまで日本語学校でボランティアです。1つのテーブルに生徒さんが数名いて1対1で読みの練習をしたり、お話をしたりします。日本からお菓子を持って行ったら喜んでもらえたし話の幅が広がりました。生徒さんの日本語レベルは幅広いですが、本当に皆さん熱心で勤勉な方が多い印象を受けました。

■滞在先やその周辺について
宿泊先のホテルは市街地と寺院の間に位置していて、観光客はほとんど見られず、地元の方ばかりです。部屋は豪華ではないですが短期滞在には十分です。バスタオルは2枚あり、毎日交換してくれます。シーツは交換しているのか不明でした。備品はほとんどなく、シャンプー、ボディーソープ、ボディータオル、ドライヤー、パジャマなど全て持っていく必要があります。孤児院での活動で服が汚れるので、近くの洗濯屋さん(日本のクリーニング屋のようなお店)で洗ってもらうか、洗剤と物干しロープを持っていくことをお勧めします。部屋の天井に扇風機のような物があり、薄手の服なら1日で乾きます。部屋は蟻が出ます。(ベトナムのホテルはどこでも出るそうです)なので、お土産の買い物の後はジップロックですぐ密閉した方がいいです。お菓子やアイスを食べた後の袋にも気を付けた方がいいです。ホテルの周辺は飲食店がかなりたくさんあり、どこで食べても美味しく、観光地より値段もかなり安いです。価格表示のないお店も多いので、心配であれば注文前に聞くと良いでしょう。日本語も英語も基本通じないので、携帯の電卓に価格を入力して貰ってください。お洒落なカフェも近くにあり、コンビニもあります。日本のお店とは違い冷房がどこも弱めです。私は冷え性でパーカーを1枚持っていきましたが1度も着ませんでした。薄手のストール1枚で十分だと思います。

■その他の感想
今回は友人1人と行動し、移動はほぼGrabタクシーを利用しました。登録の際にSMSを受信する必要があるので、必ず日本でアプリをダウンロードし、登録をしてから出国して下さい。Wi-Fi環境だけでは登録出来ません。あると無いとで利便性がかなり違います。現地での出費は1週間で現金2万円+クレジットカードでした。ホテル周辺や市場などの観光地は現金払いが基本です。市街地のレストランやお土産屋さんではクレジットカードが使用できますが、Master CardかVISAしか使えないお店もたくさんあります。お土産の購入はLUCKY PLAZAという市街地のお店がお菓子や調味料、コーヒーの品揃えが良かったです。COOP(ホテルから1.5km程のスーパーマーケット)でも食料品を安く買えます。週末は戦争博物館、HISの現地ツアーを利用して、クチトンネル、メコン川ツアーに参加しました。その国の時代背景を知ることで、ボランティア活動に対する意識が変わり、意欲がより高まったと思います。持ち物はウェットティッシュ、マスク、ジップロックは必須です。両替は、今回は空港で到着時に全て換金しましたが、レートが良くないそうです。空港で数千円分、後で銀行や市街地の両替所で残りを換金した方がいいかもしれません。

■今後参加する人へのアドバイス、お気づきの点等
出国前にGrabタクシーの登録をしておくことを強くおすすめします。日本語学校に日本のお菓子や、ファッション雑誌を持っていくのも喜ばれるそうですよ。孤児院へはお菓子よりも光ったり音が鳴るようなおもちゃの方が喜ばれると思います。お菓子を持ってくる人は沢山いるし、大量ストックの山も見ました。初めてのベトナム、初めての孤児院でのボランティアでした。金曜日に初めて訪問した時は、目の前の光景にショックを受け、正直どうしていいか分からず、立ち尽くしてしまった事を覚えています。しかし、子供達と接しているうちに、心が通じ始め、彼らの笑顔を見た瞬間、最高の喜びを感じました。職員の人手不足の為、終日ひとりで過ごす子もたくさんいると思います。目を見て笑ってあげること、触れてあげること、横にいてあげること、抱きしめてあげること、一見小さな事でも彼らにとって、どれだけ嬉しいこと、そして子供達の成長の中でどれだけ大切な事かを実感しました。お金や食料品の寄付ももちろん大切ですが、個人的には現場で直接子供達と接する時間の寄付が一番大切ではないかと思います。一人でも多くの方が現地に足を運んでくれることを心から願っています。