海外ボランティア活動・CECジャパンネットワーク

参加者レポート

バリ島孤児サポート 12月

バリ島孤児サポートの参加レポート。

■参加された国名
インドネシア・バリ島

■参加期間
2018/12/28~2019/1/3

■参加の動機
観光旅行では体験できない、地元密着型の旅をしたかったから
神秘的なバリ島に魅かれて

■ボランティア活動について
クルンクンにある孤児院の施設でボランティアをさせていただきました。通常は60人以上はいるようですが、子供たちが帰郷してしまい、10人くらいしかいませんでした。(しかも高校生ばかり)まずは昼食をいっしょにとったのですが、日本語で「わたしは○○です。よろしくお願いします」と近くに座った女の子が自己紹介してくれました。英語はできるようで、簡単な会話をしました。同時期参加者に、何度かこの施設を訪れている日本人女性(個人で参加)がいて、その人に誘われ、一緒に女の子の部屋へ遊びに行ったりしましたが、このときはまだ自分がどうすべきかが分かりませんでした(苦笑)
食事の椅子の片づけや食器洗いをするようになり、だんだん打ち解けてきました。「トシエは先生なの?」「家族は?」「兄弟は?」といろいろ質問されました。
大みそかやお正月のミサに誘われ、一緒に行きました。写真を撮ってあげると喜ばれました。ミサのあと、教会でみんなで食事したものよい思い出です。
近くの公園での年越し花火も誘われていきました。爆竹並みの勢いの花火ばかりです(苦笑)。行く途中、バイクが多かったのですが、子供たちがエスコートしてくれたので、安全に行くことができました。
折り紙等の遊び道具を持っていったのですが、小さい子がいなかったので、出る幕がありませんでした。女の子に相談したらエディさんにあげるといいよというので帰り際、差し上げました。ちり紙でお花をつくるキットは、教会の飾り付けに使うそうで、喜ばれました。
ボランティア活動と言うよりは、子供たちとお話していたという感じでした。

■滞在先やその周辺について
寮は屋上にあり、居心地がいいです。観光に出ていて午後帰ってきたとき、子供たちもお昼寝してすることがないときは、ソファに座っていました。遠くから聞こえるイスラムやヒンディーのお祈りやガムランの音、そしてさわやかな風がとても心地よく、とても贅沢な時間だと感じました。日本ではそんな機会はありませんものね・・。
年末だからということもあるのかもしれませんが、連日夜中まで近隣の寺院でお祈りや歌などをやっていたようでした。それで早朝4時くらいからまた行うという(笑)あまり眠れませんでしたが「バリにいる!」ことを実感できた貴重な体験でした。
食事は、私は平気でしたが、辛かったようです。すぐ近くにスーパーがあり、日用品ならだいたいはそろいます。お菓子もいろいろあります。観光から中途半端な時間帯に帰ってきたときは、ここでパン等を購入しました。店員さんもいつも笑顔で感じがよいです。
教会までは徒歩でいきました。10分くらいでしょうか。その間、きれいな、南国ならではのお花が咲いていたり、寺院があったり、ヨガなどを行うようなホール?のようなものがあったり、洗濯屋さんがあったり、近隣の住民の生活が垣間見えました。教会はバリ様式の門があり、ご当地ならではでした。なかにはクリスマスツリーが飾られ、とても素敵な空間でした。教会に来ている人達もフレンドリーで「日本人なの?インドネシア語できる?英語は?」と話しかけてきてくれました。みんなと「ハッピーニューイヤー」と握手をしました。

■その他の感想
物価はとても安いです。ミネラルウォーターは日本円で15円くらいでしょうか。3万円両替しましたが、それで十分間に合いました。
観光ではバリ舞踊を2回みました。最初は「バロンダンス」です。獅子舞のような聖獣バロン(善)と魔女ランダ(悪)の戦いです。迫力満点でしたが、バロンはどこかユーモラスで、すっかりファンになってしまいました。帰り、空港へ行く前にショッピングモールへ寄っていただいたのですが、そこで「バロンクッキー」を買いました。20枚入り9万ルピーで、個包装で、バラマキ土産にはぴったりです(笑)「おみやげどうしよう。チョコレートじゃ、ありきたりだな」という人にはいいと思います。味も素朴で好評でした。空港で売っていると聞きましたが売っていなかったので、ショッピングモールで購入することをおすすめします。またこのモールは、食事も手頃な値段ででき(ミーゴレン・スープ付きで300円くらい?)、「これぞバリ」的な御土産も豊富ですしおすすめです。地元ならではの素敵な洋服も10万ルピーくらいで購入できます。
あとは「ケチャックダンス」を見ました。噂には聞いていましたがこちらも独特のリズムが迫力あります。最後に、「トランス状態になった男性が燃え盛る椰子の塊の上で踊る(サンヒャン・ジャランダンス)」ということをやっていましたが、びっくりしました!観賞用とはいえ、呪術的な印象を受けました。このダンスは、どこでもやっているわけではないそうです。貴重なものを見せていただきました。

■今後参加する人へのアドバイス、お気づきの点…
観光地で日本語堪能な正装した男性が「写真取りましょうか?」と近づいてくるのできっぱりと拒否してください。頼んでもいないのに勝手にガイドをして、あとで料金を請求されます(ゴア・ガジャにいました)
マリンスポーツ、私はやりませんでしたが「バナナボートだけじゃつまらないよ。スキューバもやってみたら?」といろいろとすすめてくるので、不要ならハッキリ断ってください。また鍵を預けても、フロントに出しっぱなしだったようなので、コーディネーターか参加者に預かってもらうことをおすすめします。
またビーチを歩いていると、売店の輩が「コンニチハー。アケマシテオメデトウー。ハッピーニューイヤー」とからかいながら声をかけてくるので完全無視してください。(苦笑)