海外ボランティア活動・CECジャパンネットワーク

参加者レポート

【AUS英語研修&幼稚園ボランティア】自分の中で英語に対する考え方や意識が変わりました

◆参加期間 2019年8月4日~2週間  ◆N・S様 10代 学生 女性

◆参加プログラム名◆ オーストラリア英語研修&幼稚園ボランティア

◆参加動機◆
海外の文化に興味があり、将来海外で仕事をしたいと考えていて、実際に海外で生活するということはどういうことか、自分に合っているのか、ということを確かめるために参加しました。ボランティア活動をすることで生活のリズムもつき、語学学校も行くことでさらなる英語力の向上も期待できると考えたためこのプログラムは自分のしたいことにあっている、と参加を決めました。子供も好きであることと、進路に間接的に関係があるため、ボランティア先も幼稚園がいいと思いました。

 

*印象に残ったこと・感動したこと*

オーストラリアに行くことは2度目でしたが、2週間滞在していたことにより観光で来るよりも深く、様々なことに目を向けられ、多くの発見ができました。8月に来たので季節は冬でしたが、最高気温は20度前後になる日もあり、非常に過ごしやすい気候で、街には半袖を着ている人もいました。
オーストラリアは多国籍文化ということもあり、様々な人種の人が生活しているのも新鮮でした。また、お店も日本に比べて早い時間にしまるのも日本との違いとして面白かったです。地震が少ない国であるため古い建造物があちらこちらにあり、街並みがとても気に入りました。シティの中に大きな公園があることも驚きで、とても広く、散歩したりランチをしたりでき、これもオーストラリアの好きなところです。交通機関も便利でしたがバスは少し難易度が高く、次のバス停の案内などがないため、グーグルマップや景色を見ながら自分の降りるところを見つけるため、難しかったことがとても印象に残っています。

素敵な街並み

 

*大変だったこと*

オージーイングリッシュは普段日本で学んでいる英語とやはり少し違うため、聞き取ることが慣れるまでに時間がかかりました。例えば「center」という単語もオーストラリアでは「centre」と表記します。「a」の発音も違ったりするため気を付けなければなりませんでした。
他は、上に記した通り、バスの利用もはじめは難しく大変でした。そして、物価が高いため、安くものやランチを買える場所を探すことが一番大変でした。飲み物はスーパー以外で購入するととても高く、特にコンビニは何を買うにも他で買う2倍ほどの値段がするときもあります。タンブラーに水を入れて持ち歩いていましたが、飲食物はスーパーが一番おすすめです。

 

*楽しかったこと*

私はオーストラリアという国自体がとても好きなので何をするにも楽しむことができました。
食事もおいしく、何を食べてもおいしかったです。ボランティア後や週末に買い物や観光もできました。
シドニーでは週末に様々な場所でマーケットが開かれています。食べ物や雑貨、お土産なども買うことができるので週末はマーケットに行きました。そしてスポーツも盛んで、ホームステイ先の高校生は水球とネットボールのクラブチームに所属していてその試合の応援にも行きました。日本ではまだマイナーなスポーツですが競技人口は多く、とても楽しかったです。ラグビーの試合も日常的にテレビで放送されていて、スポーツが盛んな国なのだと感じました。

お好み焼きを作って大好評

*持ち物について*

8月の気温は日本での4月あたりと同じくらいでした。朝晩は特に冷え込むのでダウンジャケットも羽織りましたが日中はアウターがいらなくなるほど暖かくなります。なので調整ができる服装、ヒートテックがいいです。
タンブラーは持って行ってよかったです。朝、ホームステイ先で温かいお茶などを入れていくのに便利でした。紙でできたストローも多く出回っていますが、エコのためにも私は普段からマイストローを持ち歩いていました。あとはお弁当の時に持っていくようなお箸も持っていきました。お箸はやはり使いたくなるので持って行ってよかったです。
玄関で靴を脱ぐ習慣もないため、家の中で履くようなスリッパのようなものがあるといいです。スーパーだけでなく様々なお店で買い物袋が有料です。$1前後ではありますが、カバンの中に小さく折りたためるトートバックなど入れておくといいです。

*現地での服装について*

長袖の薄手のニット、パーカー、トレーナーにスキニーやデニム、そしてアウターを羽織っていました。
幼稚園では食事の介助をすることもあったり、外遊びをしたりするので気付かないうちに服が汚れている、ということも多々ありましたので、白い服は汚れが目立ちました。動きやすい服装で、ジャージでなくていいですがパンツスタイルがいいと思います。体質の違いからか、寒くても暖房をあまり付けないことが多かったです。現地の人は特に感じていないようでしたが私はとても寒く感じたため、カーディガンや薄手の羽織るものもあるといいと思います。

 

*現地の物価・使ったお金など*

ランチはだいたい$5~でした。毎日そのくらいかかってしまうので、安く買えるところや前日にスーパーで買っておくのもありです。
交通費はオパールカードを使って2週間で$105くらい(¥10000弱)でした。現金だけでなくクレジットカードでもトップアップ(チャージ)できます。
ボランティアと語学学校の間に軽食をとることが多かったためカフェにもよく行きましたがコーヒーはだいたい$4くらいでした。ショッピングも良くしましたが、やはり物価の高さは食品が一番感じます。日用品(文房具など)もやや高く感じたので必要なものは日本から持っていくといいです。

 

*コミュニケーション手段(言葉の問題など)について*

私は英語があまり話せないためコミュニケーションにはよく困りました。とくにオージーイングリッシュは速く感じます。なので「ゆっくり話してください」「もう一度お願いします」と何度も相手にお願いしていました。しかしみんな親切で何度聞き返しても教えてくれたり、紙や携帯に文字で書いてくれたりしました。わからないことははっきり伝えることが大事です。
また、よく使う言葉や、このあと使うであろうと予測できる言葉は一度文を作り、声に出して練習するといいです。使う場面が来た時には自分の言葉としてスラスラと言えるようになりました。ボディランゲージも大事です。発音に自信がなくてもジェスチャーで相手に与える情報も増えます。

 

*ステイ先の情報・感想*

ホストマザー、ホストマザーのパートナー、23歳の男子大学生と15歳の女子高校生と2匹の猫が一緒に住んでいました。
家のタイプはフラットです。食事は、朝食はトーストやヨーグルト、フルーツがメインでした。夕食はよくチキンがでて、他にも野菜もたくさんでした。それをトルティーヤに包んで食べたりパンと食べたりしました。

普段の朝食

ステイ先は最寄り駅から徒歩10分弱で、そこから電車一本でボランティア先にも学校にも行けました。45分くらいです。とても親切で別れが寂しかったです。ホストマザーが私のなりたい職業に就いていたため、その話をよくしてくれました。尊敬できる素敵な家族です。また必ず会いたいです。

部屋では快適に過ごせました

ご飯がとってもおいしかったです

 

*英語研修に関して*

英語研修は週3日、4時間コースでした。
現地で面接した際に、週5日か週3日か選んでいいよと言われました。曜日も自分で選び、私は月火水の三日間にしました。
初日にクラス分けテストを行い、6段階別にクラス分けされました。
そこには、世界各国からきた生徒がいて、1クラス15人ほどでした。いろいろな国出身の友達ができました!授業内容は、私は6段階の4番目のクラスで、中学、高校レベルの文法を主にしました。先生からの講義のあと、グループワークやペアワークが毎回ありました。1週目はその授業で、2週目には文法、スピーキング、リーディング、ライティング、リスニングの試験がありました。今回たまたま私の参加した時期がその試験の時期だったようです。授業プリントをもらえ、それをもとに試験をしていました。その試験は合格点になると上のクラスに行けるようです。
私以外の生徒はワーホリや長期留学で来ている人がほとんどだったので既に半年以上通っている人ばかりでした。年齢も30代や20代後半の人もいれば19歳の人もいて幅広かったです。みんな仲良く、楽しく授業していました。先生の講義もわかりやすかったです。                                              ※CECより:週5日間(月~金)で1日2時間 17時から19時のスケジュールで受講も可能です。

 

*ボランティア活動に関して*

幼稚園での活動で最も心がけたことは笑顔でいることです。英語には自信がなく、先生からの指示もわからないことや子どもたちの話すこともわからないことが何度もありました。しかし数日経つとやることややり方もわかってくるので言われる前から自分で行動できるようになっていきました。子どもたちのご両親と送り迎えのときに合うことが何度かありましたが優しく接してくれ、自己紹介カードを読んだよ、日本から来たんだね。と声をかけてくれることもありました。
毎日子どもたちと関わり、みんなの名前はもちろん、上着や靴、リュックなど持ち物も覚えるようになります。特に名前は早めに覚えるといいです。名前を呼ぶことで仲良くなれるし、指示も出しやすくなります。オーストラリアでは毎日幼稚園に通う子はほとんどいないようです。みんな週に2,3日しか来ません。毎日顔を合わせないので名前を覚えるのは大変ですが頑張って覚えればものすごく距離が近くなります。
日本の文化紹介は折り紙、絵本、簡単な日本語を紹介しました。折り紙は難しいというより興味をあまり持たない子が多いです。飛行機は一番人気で他のものを作るより飛行機がいい、とよく言われました。絵本はイラストでわかるようなものがいいです。「ねずみくんのチョッキ」を持っていき、日本語と英語で読んであげたら笑って喜んでくれました。本の開き方が逆なところにまず驚かれました。
日本語は、朝、昼、夜のあいさつや「ありがとう」「ごめんなさい」「いただきます」「ごちそうさまでした」などをイラスト付きでスケッチブックに書き、ひらがなと読み方のローマ字、英語を書きました。多文化社会であるためいろいろなルーツを持った子どもがいて、先生方からもこれは特に喜ばれました。2週間だけしかいれないので打ち解けきれなかった、と思っていましたが最終日にはみんなで送り出してくれ、参加証もくれ、子どもたちから何度も何度もハグをしてくれました。大変なこともありましたがとても寂しくなるほど素敵な時間を過ごしたんだなと感じます。

手作りのイラストで日本語を紹介

 

 

*事前準備に関して*

幼稚園で使えるような英語は事前に調べ、勉強していきました。日本を紹介することが多くあるため日本についても紹介できるように英語を調べ、勉強しました。あとは2020年の東京オリンピックに向けてグッズが多く街で販売されていたのでお土産にも持っていきました。
お金に関して、私は日本で作った「neo money」というプリペイドカードとクレジットカードでほとんどの支払いをしていました。ほとんどの店でカードが使えるのでカードは必須だなと思いました。水を買わずに済ませるためにタンブラーは持っていくといいです。オーストラリアの文化や使えるアプリ(交通系)などは事前に調べてアプリもインストールしてから行ったのでスムーズに使えました。

*今後参加される方へのアドバイス*

オーストラリアはものすごく人が良くて、環境も良くて、最高の場所です。観光という面だけでなく、生活の面で見ても過ごしやすいです。少し物価は高くても、日本人が生活するのに不自由もないです。
時間の使い方に大きく違いがあって、日本では仕事仕事、の生活や休むことに抵抗がありますがオーストラリアではホリデーでみんなが長期間休んだりし、それが普通だったりしてます。私もそれをすごく感じることができ、文化の違いを感じました。いろいろな面で違いを見つけることができるのでそれを楽しむといいと思います。
英語に全く自信はないですが、とにかく間違いを恐れずに挑戦し続けることが大事です。2週間で英語力が上がったかどうかと言われればなんとも言えませんが、話す努力をし、友達を作り、知らないことはわかるまで質問した結果、短い時間でも自分の中で英語に対する考え方や意識は変わりました。とにかく楽しかったです。楽しんでください。