海外ボランティア活動・CECジャパンネットワーク

参加者レポート

新しい視点を得たかった

◆参加期間:  2015年6月~2016年5月 12ヶ月予定
このレポートをご記入いただいたのは活動終了時点

◆プログラムの参加動機:
これまで福祉業界で働いてきて、新しい視点を得たかった事&英語環境で過ごしたかった

◆ボランティア活動先に関して:
施設名:J  CHESHIRE
種類: 医療ケア付きレストホーム
活動先紹介: 障害者入居施設ですが、日本のいわゆる障害者とは定義が少々異なるので日本でイメージすると療養型の病床にやや近い雰囲気のように思います。
先天性の障害をお持ちの方、脳疾患系の後遺症、事故の後遺症、神経性の難病の方等が暮らしています。車いすは手動(自走&介助)・電動の方様々、自立歩行の方が1名です。
居室はすべて個室で部屋数23室、介護職は日中2~3:1、看護師は1名配置です。
ローカルボランティアが数名(登録多数の様子)、オーバーシーズが常時滞在2~4名体制でした。活動はシフトにより一人のこともありました。
活動内容:
9:30~17:00、休憩30分。休憩1時間希望であれば17:30までの活動となります。
アクティビティ室での活動を主に、お茶準備、各種ゲーム(カード、スクラブル、ドミノ、ジェンガ、クイズなど)やグループでデイトリップへの同行、施設内移動のお手伝い、おしゃべりやクラフト活動、歌など。
また、誕生日や転出などの機会のバナー作り、カード準備、デコレーション等。クリスマス・イースター・ハロウィンなどのイベント時にはプレゼントのラッピング等下ごしらえから、当日一緒にゲームをするなど、にぎやかに盛り上げるような役割もあったと思います。
ルーティンワークもありますが、自分から『こういうことがしたい』等提案・相談することもできます。
感想: ボランティアメンバーや時期により、多少活動内容や雰囲気は変わるように思います。メンバー間でもそれぞれ得意分野が違うので、全員同じようにとこだわらず、それぞれ持ち味を生かして活動していたように思います。

image004◎ご近所の民家

◆滞在先に関して:
形態: 施設敷地内の別棟(平屋)で共同生活。リビング・キッチン・トイレ2・シャワー共同で各自個室をいただいていました。玄関と個室にそれぞれ鍵で、玄関は24時間施錠体制。
基本的に生活に必要な備品(一部消耗品)は施設が準備してくれます。足りないもの、破損などあれば相談。
ルームメイト:日本人もしくは南アメリカから。
設備:テレビ・DVDプレーヤー完備。DVDは施設のものを借りることもできました。キッチンは電気コンロ、オーブン、電気ケトル等あり、料理に必要な道具はそろっていました。何か壊れれば施設担当者に相談。洗濯機と乾燥機完備、洗剤&柔軟剤は支給。
ガスヒーター完備、冬場も暖かく過ごせました。バスタブはあるが栓がゆるくお湯はたまらないので、事実上シャワーのみ。一人一台ではないが自転車もあります。

◆食事に関して:
形態:昼食はレジデンツさんと同じもの、ベジタリアン対応あり、デザートまたはフルーツ付き。
朝食夕食については食材の提供、週に2回オーダーできました。オーダーシート(ミルク、野菜、チーズなどなど)があり、それに載っていないもの(精肉等)などの買物が不定期に可能。基本の調味料等は提供されますが、特別なもの(ナンプラーやうどんだし等)は個人で購入していました。ただこれはボランティア間や施設との相談次第かも。
お菓子類の定期的な支給はありませんが、イベント時のケーキやビスケットの余り、チョコレートの差し入れなどちょこちょこと分けていただく機会がありました。
感想:一般的な評判に比して、美味しくボリュームも適度だと思います。キッチンスタッフによってやや差があるのもむしろ親しみがわく。 ライス1~2週に1度、シーフードにはほとんどお目にかかりませんでした(記憶にあるものでサーモン1回、フィッシュケーキ1回)。フィッシュ&チップスは週に一度必ず登場します。

image005◎滞在先の宿舎

◆町の様子をご紹介ください:
ロンドンからの距離と交通手段: ロンドンからオックスフォードまで電車1時間+市バス20分
または オックスフォードまで直通バス1時間40分+市バス20分。日帰り可能です。
住んでいる町の様子:
オックスフォードからバスで20~30分。
カントリーサイドで、フットパスも充実しておりウォーキング、ピクニックに最適。
最も近い集落、食料品店まで徒歩15分。ファームも点在しており牛、豚、羊、馬、ロバ、鶏、アルパカらしき動物(家畜)なども近隣で見られる、時に触れ合える。野ウサギ、キジ等出没。
歴史的建造物、典型的なイギリスカントリーハウス、古い教会が周囲にあり、施設傍には川が流れていて写真スポット多数。雰囲気のあるパブも数軒あり、エールやパブミールも楽しめました。季節により早朝は濃く深い霧、夕暮れには燃えるような夕焼けが見られます。
積雪は珍しいとのことで滞在時には降雪はありませんでした。
両隣の中規模街(銀行、大手スーパー、レストラン等がある)までバス10分もしくは自転車40分、歩けば2時間。これらの街のチャリティショップ(リサイクル)やパウンドランド(イギリスの100円ショップ)で衣類・アクセサリー・雑貨・本・DVDなど安価で購入できました。

image006◎夕焼け

◆その他:
ネット環境: 宿舎内、施設内でWi-Fi使用可、スムーズ。宿舎内どこでも使用可能。
プリンターは必要な際に施設オフィスで借りていました。徒歩15分のローカル図書館にもPCが有りました。

◆その他、今後の参加者に何かアドバイスがあればご記入下さい。
レジデンツさん、職員さん、ローカルボランティアさん、皆さん親切でいい方ですが、全員がノリノリラテン系というわけではないです(笑)

参加者や時期により、活動内容や過ごし方にはかなり違いがあるように思いました。
施設外での知人友人作りにはオックスフォードに無料の外国人向け英語クラスがあり、そこへ顔を出すという手もあります。
基本的に治安のいい土地ですが油断はせず、なれなれしいローカルのナンパにはご注意を。少しでも困ったことやトラブルがあれば、コーディネーターに相談、報告すると良いです。

お名前(イニシャル、ニックネーム可):KK
性別:女性   年齢:30代