海外ボランティア活動・CECジャパンネットワーク

参加者レポート

施設派遣:一言でいうと本当に楽しかったです!!!

・参加期間:  2016年1月~2016年9月 8ヶ月
このレポートをご記入いただいたのは活動を終了後

・プログラムの参加動機:
参加動機は3つあります。1つ目は、もちろん英語です。中学の時は英語が大好きでした。しかし、英語を喋れるわけではなかったので、喋れるようになりたいと思いました。2つ目は、私が大学で特別支援教育を専門に学んでいることです。外国での障害の捉え方などを学べたらいいな、と思って参加しました。3つ目は、同じゼミ生の一言でした。私は学校の教員になりたくて、4年間大学で学んできました。そのとき、同じゼミ生に「あなたは、人生ずっと学校しか知らずに大人になるんやね。」と言われました。そして、もっと外のことも知ってから教員になっても良いのではないかと考えました。

・ボランティア活動先に関して:
施設名:John Masefield House
種類:障害者施設
活動先紹介:
●入所者数は20人前後でした。その時々の都合で増えたり減ったりすることも時折ありました。

●スタッフは、全員で30人以上入ると思います。全員が1度に働くわけではないので確かではありません。しかし、ケアラーのシフトは朝は8人、昼は5人、夜は2人ほどでした。他にはドライバー・アクティビティマネージャー・シェフ・アシスタントシェフ・ナース・ボランティアコーディネーター・フィクサー・ガーデナーなどのスタッフがいました。

●私のようなオーバーシーボランティアは4人です。その他にはほぼ毎日地元のボランティアの人が代わる代わる来てくれていました。アクティビティマネージャーが、外国に1年間ボランティアに行ったことがあるそうです。そのため、私たち外国人に対する話し方や指示の出し方や母国のことや食べ物まで、とても気遣ってくれました。

活動内容:
●私たちの主な活動の中心は、レジデンツと友達になることです。お茶を作ったり、お菓子を作ったり、ゲームをしたり、工作をしたり、パーティをしたり、外出したり、髪を切りに行ったり、理学療法、音楽療法、等々をレジデンツと一緒に行いました。

●活動時間は9:30-17:00までです。途中ランチ休憩が30分あります。お茶を飲んだり、いただいたお菓子を食べたりは自由にしてよいとのことでした。

●活動で気を付けていることは、たくさんあって書ききれません。私がモットーとしていたことがあります。それは、レジデンツが「今日も一日楽しかった」と思って一日を終えてもらうということです。これがどれだけ達成できたかは自分ではわかりません。しかし、そのためにはまず自分が楽しまなければ周りが楽しめるわけがないと思っていたので、まずは精一杯活動を楽しみました。

●もう1つこれからイギリスに行かれる皆さんにお知らせしたいことは、電動車いすとの付き合い方です。何度か電動車いすに足をひかれてしまった人がいます。電動車いすはコントロールが難しく、とても重いです。自分の足もそうですし、運転しているレジデンツのことも気を付けて見守ってほしいです。

感想: 一言でいうと本当に楽しかったです!!!何カ月も滞在するので、その月ごとに目標ややりたいことを決めたり、月に1度旅行をしたり、等のことも相まって、活動期間はあっという間でした。施設の中でも、様々なイベントを用意していたり、年間行事や宗教行事にも参加したりすることができ、日本との違いを身をもって体験することができました。
もちろん、困ったこともありました。施設の活動にも慣れたころ、スタッフ同士で悪口の言い合いをしていたり、グループがあることに気づいたりと、自分がどのような立場で相手の話を聞けばよいのかがわからなくなった時もありました。しかし、私がそのようなことを考えても仕方ないので、「理解できるようになったんやけんすごいやん。もうどうしたらいいかわからんけん自分らしくおろー」と思うようにしました。このことをほかの国の人に話すと、「なんであなたが気にするの?関係ないじゃん」みたいなことを言われて、吹っ切れました。確かに、、、
このボランティア活動を通して、大切な友達もでき、貴重な経験もでき、かけがえのない思い出ができました。また、今までは考えられなかった、ほかの国の人との仲間意識も持つことができました。そして、周りだけでなく自分のこと・考え方も大切にしないといけないなと思わせてもくれました。今後やりたいことも、たくさん増えました。この活動に参加できて、本当によかったです!!!

・滞在先に関して:
形態:バンガローに住み込み、自分だけの個室、共同のキッチン・リビング・2つのトイレ・お風呂
ルームメイト: ハウスメイトは日本人・エクアドル人・コスタリカ人
設備: テレビ、台所、洗濯機、乾燥機、インターネット(wifi)、ソファ、ベッド、ドライヤー、体重計、タオル、自転車などです。しかし、欲しいものをコーディネーターに言うと、買ってくれていました!!

・食事に関して:
形態: 朝夜は自炊。(食材は施設が支給してくれます)昼はボランティア先からの提供。
感想: ボランティア先からの提供で絶対に変わらないのは、金曜のフィッシュアンドチップスと日曜のサンデーローストです。飽きるやん!と思われるかもしれませんが、フィッシュアンドチップスにもさまざまな種類があり、(寿司もそうですよね)サンデーローストも付け合わせや肉の種類が違ったりしていました。ライスプディングは死んでも食べられないと思いましたが、その他の料理は思ったよりおいしかったです!!毎食ボリュームたっぷりでその上大きなデザートもついてきていました。日本食料理店もたくさんあるので、恋しくて恋しくてたまらない、とはなりませんでした。

・町の様子をご紹介ください:
ロンドンからの距離と交通手段:電車を使うと50分、バスを使うと2時間30分、自転車で5時間、歩いて17時間30分
住んでいる町の様子:oxford の中心からバスで15分くらいのところでした。動物がたくさんいて自然がいっぱいできれいなところです。散歩やサイクリング・ジョギングにはもってこいです!!自転車で20分くらいで大きな町にも行くことができます!!空港がロンドンまでいかなければならないところが不便ポイントでしたが、それはイギリスの中に空港が極端に少ないから仕方ないですね、、、
・その他:
ネット環境: 施設にも、住んでいたバンガローにもWi-Fiがあります。また、日本の文化にも興味を示してくれる人ばかりでした。何かやりたいアクティビティがあればそれをやらせてくれて、自分たちの声が活動に反映されやすいことも働きやすさの1つです。


ある月のスケジュール


皆のお気に入りの場所、リバーサイド


皆が集うアクティビティルーム


我らが チーム オーバーシーボランティア と コーディネーター

お名前(イニシャル、ニックネーム可):にゃんちゅう
性別:女性   年齢:20代