海外ボランティア活動・CECジャパンネットワーク

カンボジア・ボランティア参加者レポート

カンボジアシェムリアップ グループプログラム

参加期間:2019 年 3 月 24日  ~4 月 1 日まで ( 1 週間)

参加の動機
海外でのボランティア活動に興味がありました。英語に自信がなく日本語学校のボランティアならはじめてでも参加しやすいと考えました。

気候、お天気はどうでしたか?
初日は少し雨が降りましたが、そのほかの日は晴れていました。とても暑かったです。

服装は?
Tシャツにゆったりとしたズボンか現地で購入したアリババパンツ、遺跡観光以外はスニーカーではなくサンダルで過ごしてました。

シェムリアップ滞在に関して

街の雰囲気、印象はいかがでしたか
観光客が多いですが、のんびりとした雰囲気です。街中を歩いてるとトゥクトゥクの人に日本語でよく声をかけられます。

おすすめのお店、レストラン、観光スポットがあればお知らせください。
さおりさんに教えてもらった川沿いにあるTemple Coffee n Bakeryはおしゃれで美味しかったです。タソムゲストハウスの隣の隣にあるレストランも安くて美味しくておすすめです。

タソムゲストハウスでの滞在はいかがでしたか。
24時間受付の方がいて、みなさん親切でした。コミュニケーションは簡単な英語でなんとかなると思います。Wifiが安定して飛んでいて、朝食は10種類から選べます。シャワーで使うビーチサンダルやハンガーは部屋に備えてあったので持って行かなくても大丈夫でした。ペットボトル1本とトイレットペーパーも毎日補充されます。受付で頼めば洗濯も1キロ1ドルでやってくれます。隣に24時間営業のコンビニ、近くにスーパー(ラッキーモール)、カフェがあってナイトマーケットも徒歩圏内なので、立地的にも便利でした。

遺跡観光に関して
アンコールワットでの朝日鑑賞はいかがでしたか。
朝日が出る前に多くの観光客の方が帰ってました。なので朝日が出るまで少し待った方がいいかもしれないです。朝日はとてもきれいでした。

その他ご自身で何かツアー等に参加されましたか?  はい
ハイの場合、そのツアー内容とツアー料金をお知らせください;

トンレサップ湖で夕日鑑賞とオールドマーケット(25ドル)→ガイドさんがついていて、マーケットでの買い物も十分にできました。トンレサップ湖での夕日はなんとか見えました。水上村など見れてよかったです。

小回りコース アンコール遺跡鑑賞(20ドル)→ガイドさんが丁寧に案内してくれました。暑かったので途中でカフェに寄って休憩をはさんでくれたり、写真もいろんなところで撮ってくれてとても親切でした。

廃墟寺院ベンメリア(35ドル、チケット代別途5ドル)→途中で体調不良になったので車で休んでました。ガイドさん、ドライバーさん親切でした。ご迷惑をおかけしました。

ボランティア活動に関して
日本語学校での活動内容と感想をお聞かせください。

英語のクラスと日本語のクラスがあって、英語クラスは生徒として、日本語クラスは最初から授業をしました。日本語のクラスは生徒が6人、みんなひらがなが読めました。子ども達は、明るく元気で、素直でした。授業内容としては、ひらがなの単語カードを持参したのでそれを使って、かるたをしたり、しっぽおにをしたり、糸電話をつくって日本語の伝言ゲームをしました。ほかの参加者の方が日本の四季を写真で紹介したあとに、クイズをしていましたが盛り上がっていました。
授業以外の時間にも、生徒さんと現地の遊びをしたり、だるまさんが転んだ、妖怪体操(人気だよ、と先生が映像を流してくれました)を踊ったりボール遊びをしました。

日本語クラスの先生が通訳してくれるので、困ったときはすぐに対応してくれました。初回の授業は、さおりさんも慣れるまでいてくださるので心強かったです。

ひかり日本語学校での活動は、1時間授業をまかされますが、自由にできます。なので、準備を色々としていくとその場で子どもたちの理解度や人数に合わせて臨機応変にできるので、安心して臨めると思います。なにをしても、子どもたちや先生方があたたかく反応してくれるので、最初は緊張しましたが、他の参加者の方たちと考えながら行って、とても楽しかったです。

村の青空教室での活動内容と感想をお聞かせください。

青空教室は夕方17時半から19時半くらいの活動で、初級のクラス(約30人、17:30〜18:30)、上級クラス(約12人、18:30〜19:30)に分かれていました。復習の時間があったりしたので実際に授業するのはそれぞれ30分くらいでした。子どもたちは平仮名は読めますが会話は難しいので通訳さんに助けてもらいました。子どもの理解度や反応をみて、初級のクラスでは、単語カードを使ってかるたをしたり、子どもたちのリクエストでひらがなを使ってビンゴをしました(景品としてペンや折り紙、シールをあげました。もし行うなら景品は全員分あった方が良いです)。反応はよく盛り上がりました。また、折り紙で名札を作っていって、それも渡しました。首から下げるようにしたのですが、頭につけたりと子どもの反応がかわいかったです。上級クラスでは、日本の紙幣のおもちゃを使って買い物ゲームをしました。店員役とお客さん役になって台詞をホワイトボードに書いて行いました。ノートに熱心に書いてくれる子もいて嬉しかったです。

上級クラスの子たちは、家族は何人いるのか?好きなことはなにか?将来の夢は?など簡単な質問をすると答えることができます。たくさん日本語で話して、と通訳さんにも言われたので質問など子どもたちにするようにしました。一生懸命答えてくれたり質問をしてくれる姿を見て、心にくるものがありました。また、風船に絵を描いたものやストラップを「先生あげます」と言ってくれました。子どもたちはみんな可愛くて元気で一生懸命でした。将来の夢もみんなありました。なにか教えるというよりも、こちらが受け取るものの方がはるかに多かったです。

マザーハウス孤児院での活動内容と感想をお聞かせください。

もともとプログラムに含まれていた1日(午前)と、フリーの日(午後)の合わせて2日間行きました。子どもは15人くらいいたと思います。障がいのある子は2~3人くらいでした。午前に活動した日は、最初に洗濯物を干して、草むしりをしてから子どもたちと遊びました。午後に活動した日は一人で行き、子どもがお漏らししたらシャワーで洗って着替えさせたり、おやつの時間にお菓子やお水を配ったりして、ほとんど子どもたちと遊んでいました。シスターは英語、現地のスタッフの方はクメール語のみで、指示は一切ありません。なので、することは自分で探したりスタッフやシスターのしていることを見よう見まねで行いました。活動前に持参したお菓子や布巾、タオルなどをシスターに渡しました。紙オムツは実際に履いてる子は少なくてズボンを直穿きの子が多い印象でした。

子どもたちはみんな可愛くて、たくさんたくさん抱っこしました。ずーっと抱っこして欲しい子や最初はびっくりして泣く子、人懐っこい子、一人でいる子など色んな子がいましたが、みんな本当に可愛いです。おもちゃを人に投げる子がいたりしたとき、これはだめだよ、ということはうまく伝えられないのがもどかしかったですが、シスターがしっかり注意していました。体力は使いましたが、それ以上に子どもたちに元気をたくさんもらい、孤児院でのシスターやスタッフの方の姿をみて愛の深さだったりを感じました。別れる時に子どもが投げキッスを何度もしてバイバイと言ってくれたときは、愛おしくて帰りたくないなと思いました。2日間だけでは足りないくらいで、もっと参加したかったです。また当たり前に思っていた、自分に両親がいること、愛してくれる人たちがいることの幸せにも気付きました。

持ち物に関して
日本より用意し、役に立ったものは?
ウェットティッシュ、虫除けスプレー(現地でも安く売ってます)、ゲストハウスにはドライヤーがないので海外用ドライヤー、

その他、便利だと思うものは?
小分けのお菓子(青空教室で子どもにあげたりするのにいいと思います。子どもの人数が分からないこことが多いので30人分くらいあった方が安心。ビンゴがみんな好きで、景品としてあげれば盛り上がると思います。)

カンボジアの物価に関して
何か購入されたものがあれば参考までお知らせ下さい:
コンビニやスーパーで水、ポカリスエット、アンコールビール(飲みやすくて美味しいです)などを購入しました。他の参加者の方がスーパーでマンゴーを買っていましたが安くてとても美味しかったです。

ナイトマーケット、オールドマーケットでアリババパンツ、Tシャツ、胡椒、石鹸、ポーチ、カゴバックなど。マーケットでは「おねえさーん」と日本語でたくさん声をかけられます。まとめて購入して安くしてもらったり値段交渉も楽しかったです。

お小遣いとしてどのくらい用意され、実際どのくらい使いましたか?:
3万円をドルに変えて使ったのは2万5千円くらいです。

今回のご参加を通じて、最も印象に残っていることや今後の参加者へのアドバイスなど自由にお書きください。

今回のツアーに参加するまで、不安の方が大きかったですが、参加してからは毎日があっという間で充実していました。カンボジアの歴史については行くまで詳しく知りませんでしたが、さおりさんが漫画を貸してくださったのでそれを読んで、ガイドさんからもお話を聞いて少しづつ知ることができました。日本語学校や青空教室、孤児院での子どもたちとの関わりは、想像以上に可愛くて楽しくてパワーをもらいました。子どもだけでなく、通訳さん、先生、シスター、ガイドさん、トゥクトゥクのおじさん、みんなおだやかで、あたたかくてカンボジアがとても好きになりました。トゥクトゥクのおじさん達がハンモックで寝て待っていたりする、カンボジアのゆったりした感じも心地よかったです。

カンボジアに行って自分の恵まれた環境だったり、自分の足りていないものや大切なものにも気付けたので、ただの観光ではなく、このようなツアーに参加して本当によかったと思います。

また、初日から最終日まで、サポートしてくださったさおりさんにとても感謝しています。困ったときいつでも連絡がとれ、丁寧に相談に乗ってくださいました。むこうで体調を崩した時も、日本人の看護師さんと日本語が通じる医師がゲストハウスにきてくれたので、安心しました。

もし、参加を迷っている方がいましたら、ぜひ参加してほしいなと思います。わたしはまた、ぜったいシェムリアップに戻ってきたい、と思うくらい心に残る旅でした。ありがとうございました。

お名前(イニシャル、ニックネーム可):yuki
性別: 女性      ご年齢:  20代