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インドネシア・日本語学習者数世界第2位

インドネシアで日本語が学ばれていることに驚かれることがあります。

国際交流基金では定期的に日本語教育に関する調査を行っていて、2015年の調査結果によると、インドネシアは日本語学習者数世界第2位です。もちろん人口の多さは留意しないといけない点で、人口10万人あたりでみると12位となります。教育機関数でみると2,496で世界第2位です。

実は教育事情にヒントがあり、日本語学習者の内訳の多くが中等教育です。中等教育には中学校も含まれますが、主に高校で日本語が学ばれています。
第二外国語の選択科目の1つとして日本語を履修することができます。インドネシアと日本は歴史的背景や経済的つながりから以前より日本語教育はされてきましたが、近年ではマンガ、アニメへの興味、関心などの影響から日本語は人気があるようです。大学では日本語学科が設置されているところもありますし、日本語の専門学校のようなところもあります。余談ですが、現地コーディネーターの息子さんも日本語を学んでいて、学校には日本語クラブがあります。

一方で日本語教育の実施にはまだまだ課題があると言われています。例えば教師の質。多くの教師がインドネシア人で、日本に行ったことがなかったり、日本の文化をよく知らずに情報不足のまま教えている現状が一般的に指摘されている点です。最近では、日本に行ったことがなくてもインターネットの恩恵を受け、簡単に情報収集をしたりしているそうです。日本語の上手さに驚かされることもあります。その他の課題としては教材の不足なども挙げられます。

実際に現地で多くのインドネシア人が熱心に日本語を学ぶ姿を見ると何とも言えない嬉しい気持ちになりますし、日本語は日本人だけの言語ではないことに気づかされます。

このような日本語教育のサポートをはじめ日本語学習者の興味の幅を広げて頂きたく、弊社ではインドネシアのプログラムを企画、運営しています。

ジャワ島ジョグジャカルタでは(首都ジャカルタとは違います)、主に日本語を学ぶ大学生を対象とするジョグジャ日本語ボランティアプログラムです。日本語教室(塾のようなところ)での活動です。孤児院も訪問します。2017年夏から始めたまだ新しいプログラムで第2回目のモニターを募集中です。

バリ島では、幼稚園児や地域の日本語を学びたい人を対象とするバリ島ボランティア&ホームステイプログラムです。

日本語はもちろん皆さんの身近な日本文化を紹介して頂けるとありがたいです!

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