CECジャパンネットワーク 海外ボランティア活動

大学生・社会人向け|春・夏の短期 海外ボランティア一覧

このページでは社会人や学生の皆さまが参加しやすい短期活動を集めています。子供関連(孤児院・幼稚園・学校)、貧困サポート(貧困層の子供たち・ストリートチルドレン)、日本語教育(各国の日本語学校や現地の高校など)です。

※ お知らせ ※

派遣国ごとの最新状況・再開情報は各プログラムページで随時更新しています。最新の受入可否をご確認ください。

※ 高校生の皆さまへ ※

高校生が参加可能な海外ボランティアページをご覧ください。詳細

社会人・学生
短期海外ボランティア

社会人にも学生にもおススメ

成熟した日本の社会が背景

かつての経済成長時代には新しい商品が世の中にでると誰もがこぞって買いました。時代が移り、皆がある程度裕福になると多くの人達が「特に欲しい物はないと感じるようになりました。 そして消費者としての方向性はものを買うのではなく、自分自身のためになるものに変わってきました。英会話レッスン、スポーツジム、海外旅行などです。そして、さらに高い知識を求めるために、海外で学ぶ「留学」が自分自身に投資するための選択肢になりました。

海外ボランティア,大学生

さらに時代が移り、「社会のためになる」仕事に就きたいと考える学生のみなさんが多くなりました。海外ボランティアに参加する理由の多くが「視野を広げたい」、「自分が人として成長したい」、「困っている人の役に立ちたい」です。

海外ボランティア,大学生

日本の社会が成熟してきたということです。このような社会の背景があるから、学生のみなさんが海外ボランティアに興味を持つのは自然な流れだとおもいます。

若者の自己形成支援のため「大学教育の充実」をはかる方法として、文部科学省は大学が定期的に認証評価を受けることを義務付けています。その評価の中で、ボランティア活動を取り入れた授業科目を開設する大学数が増加していることを指摘しています。大学としても、国際社会で活躍したいとのニーズを持つ学生の要望に応えるために、その学生が活動しやすいプログラムをNGOやNPOなどの周りの資源と協働することにより選択肢を提供する工夫が求められています。

海外ボランティア,大学生

社会人にも学生にもおすすめする理由

海外ボランティアは、学生には「成長の機会」、社会人には「価値観のアップデート」として大きな意味があります。 異文化環境で行動し、現地の人びとや参加者と協働する経験は、主体性・行動力・コミュニケーション力を自然と伸ばします。

特に大学生は長期休暇を活かして「自分で動く経験」ができ、社会人は日常から離れて新しい視点を得るチャンスとなります。 どの年代にも海外ボランティアが支持される理由は、単なる観光では得られない“実践的な学び”があるからです。

  • ● 異文化環境での柔軟性・適応力が身につく
  • ● 行動力・課題発見力・協働力が高まる
  • ● 全国・海外の参加者と長く続く仲間ができる
  • ● 将来のキャリア・学びの方向性を見定めるきっかけになる

現地での生活、子どもたちとの関わり、社会課題を目の前にする体験は、 オンラインでは得られない“本物の学び”です。

大学生が海外ボランティアで得られる効果

大学生の参加者が多い理由は、長期休暇を活用して「継続的な関わり」ができる点です。 現地の生活に慣れ、子どもたちやスタッフと深く関われるため、活動の手応えも大きくなります。

高校生の参加は“体験”としての意味合いが強いのに対し、 大学生は自分の知識・経験を活かして「貢献」できるケースも増えます。 現地での経験が、将来の方向性を考えるきっかけになったという声は多く寄せられています。

また、大学生の時期は価値観の合う友人ができる貴重なタイミングです。 社会人になると出会いが“仕事関係”に偏りがちですが、海外ボランティアでは 「同じ目的で集まった仲間」に出会い、長く続く関係が生まれます。

GAP YEARを活用した海外ボランティア

欧米では、社会に出る前に一定期間海外で学ぶ「GAP YEAR(ギャップイヤー)」が一般的です。 自分の将来像や学びたい分野を明確にする目的で、多くの若者が海外での活動に挑戦しています。

日本でも、ギャップイヤー経験者を特別選抜で受け入れる大学が増えています。 今後、海外ボランティア経験が単位認定や選抜基準に組み込まれるケースはさらに増えるでしょう。

世界の学生と日本人の参加理由を比べると、背景の違いも見えてきます。 海外の学生は宗教的価値観や奉仕精神から参加する人が多く、 一方で日本の学生は「人の役に立ちたい」という道徳観や「自分の成長のため」という動機が特徴的です。

大学生に向いている海外ボランティアの種類

ほとんどの学生が“初めての海外ひとり参加”です。 そのためCECのプログラムでは初心者でも安心して参加できる種類を選んでいます。

  • ● 子ども関連(孤児院・幼稚園・学校)
  • ● 貧困支援(貧困層の子ども、ストリートチルドレン)
  • ● 日本語教育(日本語学校・現地高校)
  • ● 異文化体験を組み合わせた交流プログラム

専門的な資格が必要な医療・福祉分野ではなく、 「参加しやすく、現地貢献につながる」プログラムのみを掲載しています。

大学のゼミ・研修旅行での活用

多くの大学が海外研修の一環としてボランティアを採用しています。 ある大学では、フィリピン・セブ島で2週間の研修を実施し、 事前学習→現地NGOでの研修→帰国後の成果発表というプロセスを組み立てています。

日本とは全く異なる社会環境の中で、学生が“何を提供できるか”を考え、 試行錯誤しながら行動する経験は、大学教育の中でも大きな価値があります。

海外NGOでのインターン活動

海外NGOでのインターンは、大学生が実際の国際協力の現場で働き、 将来のキャリアに直結する経験を得られる貴重な機会です。

ただし重要なのは「柔軟な心構え」です。 アジアの多くの国では生活文化が日本と大きく異なり、 トイレ・衛生環境や生活習慣にも違いがあります。 そうした環境を受け入れる“柔軟性”があるほど、得られる学びは大きくなります。

学生という若い時期だからこそ、新しい環境に適応する力が高く、 それが成長につながります。

海外ボランティアは就職で有利?

海外ボランティアの参加証は、就職活動の“きっかけ”にはなりますが、 企業が評価するのは「参加した事実」よりも「何を得たか」「どのように行動したか」です。

面接で伝わるのは、証明書ではなく、現地で自分の足で動き、 自分の目と心で感じた経験から生まれる言葉です。 課題を見つけ、どのように対処したか??この具体的なプロセスこそが評価されます。

就職のために参加するのではなく、 自分の成長や社会への貢献のために行動する姿勢が、 結果的にもっとも高く評価されるのです。

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