海外ボランティア活動・CECジャパンネットワーク

ネパール・ボランティア参加者レポート

人生初の海外がネパール、楽しかった

参加期間 2016 年 8 月 30 日   ~  2016 年  9 月  13 日まで ( 2 週間)

参加の動機
海外に行ってみたかった。アルバイト先がネパール料理の店なので、ネパールに興味があったから

ホームステイ滞在に関して
家族構成: お父さん お母さん 子供( 2 )人
その他(おじいちゃん・おばあちゃん、途中までcecのボランティアの方が2名)

ペット:  無
食事: 非常においしかった
生活形態について(日本での生活と較べて異なる点、注意点など):
・停電は毎日
・水は貴重なので大切に使う
・トイレは毎回流さない(大便のみ流す)
感想:
ホストマザーは毎日忙しそうなのでお手伝いすると喜ばれる。夕飯が20:30からなので18時くらいに手伝いに行くと全部終わったと言われたので早めの時間から手伝った方がいいです!
ご飯は「プギョ」って言わないと本当に大量です。私は辛いのが本当に苦手ですが、私でも本当に美味しく食べられました。飲み水はミネラルウォーターを使っているようなので、全く問題ないです。2週間の滞在で一度もお腹は下さなかったです。
シャワーは最初の1週間で1回、次の1週間で2回浴びさせてもらいました。お水は貴重なので申し訳ない気持ちになってなかなか使えませんでした。でも、「シャワーを浴びてもいいですか。」と言うといつでも「もちろんいいよ!」という反応でした。

ボランティア活動に関して
どちらで活動されましたか: イノベイティブ日本語学院と震災復興

活動内容と感想(活動期間、回数、時間等も併せてご記入下さい):
(日本語学校)
8月31~9月6日(土曜日と祭日は休み) 7:45~10:30 13:00~15:00
教科書の読み合わせ、会話、ひらがな、カタカナ、自己紹介 (クラスのレベルによって教えることは異なります)。
感想:日本語学校は先生をはじめ、生徒さんもみんな勉強熱心で、知っている用語を使って会話してきます。分からない単語は英語でお話ししてきますが、私の英語のレベルが低すぎて、なかなか会話が続かない時もありましたが、ノリと勢いでなんとかなりました。

(震災復興ボランティア)
9月8~10日  9:00~16:00(途中休憩なども何回かありました。)
瓦礫をひたすら運ぶ!
感想:震災復興ボランティアは私を含め日本人7人の大学生とロビンさん、現地の少年2人と現地の人と作業をしました。肉体労働でとても大変でしたが、みんなで力を合わせて頑張りました。

ホームステイ先からボランティア活動先までの交通手段は:
日本語学校までは歩いて10分くらいでした。
震災復興ボランティアはオフィスにみんなで集合してからロビンさんと一緒にバスでいきました。

英会話orネパール語レッスンに関して ※復興支援プログラム以外にご参加の方ご回答下さい
非常に良かった
感想:
ロビンさんとの英会話レッスンは英語でネパール語を教えてもらったり、私がその日に起こったことをスマホで撮った写真を見せて会話したり、日本の生活を話したりしてとても面白かったです。
私の姉が最近結婚したこともあり、ネパールの結婚式の動画を見せてくれたり、ロビンさんの奥さんとの出会いの話を聞かせてもらったりしました。
持ち物に関して
日本より用意し、役に立ったものは:
・ボディーシート(たっくさん!)  ・洗濯紐   ・小さめの財布
・水の要らないシャンプーとリンス  ・飴  ・傘 ・懐中電灯
・ハンガー ・指さし確認ネパール語 ・地球の歩き方 ・アイボン(コンタクトの方は是非)
・帽子 ・クロックス ・虫よけベープ(電池タイプ)

その他、便利だと思うものは:
薄手の長袖   長袖長ズボンのパジャマ
パタン・カトマンズ、もしくはブンガマティ観光に関して
感想:
パタンは日本語学校の空き時間や学校が終わってからの自由時間に一人でふらふら散策しました。
動物園は日本のように観光向けではないですが、日本とまた違った良さがあります(まるでジャングル!)
ガネーシャ(日本人のお土産屋さん)はほぼ毎日通いました。分からないことや欲しいものがあると一緒に付いて行ってくれて、値切ってくれたりもしました。ダルバード広場は2週間の滞在で3回くらいお祭りをやっていて見に行くのが楽しかったです。
ブンガマティーはロビンさんとチェイワンさんと一緒に震災の爪痕を見ました。観光地という場所ではなく、自然が広がっていました。
カトマンズに関して
お勧めの観光スポット、お店、レストラン等があればお知らせ下さい:
クマリの寺

ご参加頂いた時期に関して
気候、お天気はどうでしたか:
ほぼ毎日雨が降りましたが、数時間降って直ぐ止みました。雨の後は道が川のようになって歩けない!
夜はとても涼しい。パジャマを半袖半ズボンしか持っておらず寝るときは肌寒かった。
服装は:
常にジーパンに半袖でした。 パジャマは半袖半ズボンでした。

ネパールの物価に関して
ご参加時のレートは:  1ルピー=約( 1 )円
何か購入されたものがあれば参考までお知らせ下さい:
(例:ミネラルウォーター1L 20ルピー(約30円)、切手 30ルピー(約45円)等)
Buff momo 10p 100ルピー ミネラルウォーター1L 20ルピー
キャップ 200ルピー  サモサとドーナツ 25ルピー
茶葉(お土産用)1g 1ルピー  屋台の手作りお菓子 200g 100ルピー

予防接種に関して
渡航にあたり予防接種を受けましたか: いいえ

今回のご参加を通じて、最も印象に残っていることや今後の参加者へのアドバイスなど自由にお書きください。
今まで海外に行ったことがなく人生初の海外がネパールでした。国際線の乗り方も分からず、英語も大学で週2回の授業のみで「何言うてるか全然わからんし!」って感じでした。行く前にとりあえず中学英語の文法を詰め込んでいきました。ネパールに到着して空港を出たら、キャッチの人が多くて、「ニーハオ」「アンニョンハセヨ」「こんにちは」ってとりあえず声かけられまくって焦りました。
ロビンさんと無事に合致してお家に向かうまでも「え、牛が道に座ってんじゃん!馬もおるやん!信号あるけど作動してないやん。待って待って、おばあちゃんそのタイミングで道渡んの!?運転手さんスピード出しすぎぃぃぃー」ってお家に着くまでに事故に遭いそうで思わずシートベルトを着用(最初から着けとけよ)。無事にお家に着いてロビンさんがキャリーを2階まで運んでくださって一緒にオフィスまで行きました。そこで初めてチェイワンさんとお会いしました。チェイワンさんとお話ししてから一人で家に帰って荷物の整理をしてから家の周りを散策しようと思い家の外にでてみましたが、ビビりの私は若い男の子たちに話しかけられてもビクビク、奥さん達に話しかけられてもオドオドして1日目は終わりました。2日目からはボランティア開始でした。オフィスの下が日本語学校なので難なく行けました。昨日までは何にもビビっていた私ですが、何故か2日目からは道のおじさんに挨拶されたら、挨拶を返したりと段々楽しくなっていきました。行きたい場所を聞くと誰でも優しく教えてくれたり、分からなくても他の人に聞いてまで教えてくれてなかなか日本ではないなーって思いました。
一人で動物園に行ってジャングル具合いに驚いていると新婚さんが話しかけてきてくれて、一緒に回ってボートにも乗りました(デートの邪魔してごめん)。他にもお土産見にお茶屋さんに入るとマスターが「買わなくてもいいからお茶飲んでいってよ」ってお茶を淹れてくれたり、バッファローにハマったというとバッファロー専門店に一緒に行ってくれたりしました。
バスに乗ると定員何人やねんって感じで溢れそうなくらい人入ってくるけど、「降ります!」って言ったら通路を空けてくれました。小さい少年が満員のバスに乗ってきた時、何も言わずに座ってるおじさんが足の間に少年を挟んで座ってる姿にちょっと感動。 家の近くのいつもミネラルウォーターを買っているお店のおじさんに「明日、日本に帰ります」っていうと帰る当日の朝におかしをくれました。
震災のボランティア活動ではまだまだ瓦礫が残っていて、日本でなら1時間もかからないような作業を全て手作業でみんなで協力して1日かけてやりました。現地の人は英語が話せず、ネパール語しか話しませんでしたが、知ってるネパール語を話してみると笑顔でどんどん話しかけてきてくれました。そして皆さんいつも笑顔でした。
日本みたいに快適で便利で清潔な生活はネパールにはありません。でも日本人が忘れているものがネパールにはあります。私を含め日本人はいつも仕事や学校、バイト・サークルに追われていつも急いでいる気がします。でもネパール人は次に予定があっても今この瞬間が大切だからこの瞬間を大切に過ごします。洗濯機がないから休日に家族みんなで洗濯をします。電子レンジがないからご飯が冷めないうちに家族みんなで一緒にご飯を食べます。11歳18歳で思春期真っ盛りの女の子がお父さんと一緒にします。なんかすごくいいなって思いました。日本は先進国だけど発展途上国であるネパールを見習うところがあると思いました。 幸せって何なんだろうって考えさせられました。