海外ボランティア活動・CECジャパンネットワーク

参加者レポート

きっと素晴らしい時間になると思います。

2016年8月参加(30代)
【 参加した国 】:ベトナム
【 参加しようと思ったきっかけは? 】:
海外ボランティアに興味があり、一度は行ってみたいと思っていた。リハビリに関する仕事をしているため、日本以外の国では障害を持った子どもたちがどのように過ごしているのかを知りたかったから。

【 活動内容と、その活動時間等 】:
①孤児院での活動
 基本的にはAM9:00~11:00。少し早めに行ったり、遅くまで(昼寝時間は休憩し、14:00~16:30頃まで)いさせてもらったりもした。
 活動内容は子どもたちと遊んだり、身体を動かしたり、食事の介助などをさせてもらった。障害を持った子どもたちの大きな部屋と寝たきりの子どもたちがいる部屋で過ごすことを選んで、一緒に過ごさせてもらった。
②日本語教室
 月・水・金 18:00~20:00
 火・木   15:00~17:00
 小学生から社会人まで幅広い年齢層の方とひらがなやカタカナを覚えるところから、会話文の練習などを行った。

【 参加期間中の面白い発見、感動したエピソード(字数無制限) 】:
孤児院でのボランティアで、最初に一人で行った日にお寺の方が、お寺に来ているベトナム人ボランティアの方で英語を話せる人を紹介してくれた。英語はうまく話せなかったが、「リハビリの仕事をしているので、障害を持った子どもたちと関わりたい」と身振り手振りを交えて伝えたところ、孤児院で実際にリハビリのようなことをしている職員さんにつないでもらい、一緒に子どものリハビリをさせてもらえた。最初は少し離れたところでやるように言われたが、次の日からは同じ部屋のマットで一緒にさせてもらえた。いつも同じ子を見るように言われたが、日本ではたくさんの子どもを見ているので、一人の子どもにゆっくりと関わることができ、本当に貴重な時間になった。初めは物を投げることでコミュニケーションを取ろうとしていた子が一緒にリハビリをするうちに苦手な左手(麻痺が強い方)も使うようになったり、自分でスプーンをもって食事をしようとしたりしてくれて、関わっていて本当に楽しく、嬉しかった。また、介助で歩く練習をした時に子どもが「見て見て!」と得意げにアピールして他の職員さんもほめてくれたり、一緒に足を出すところを手伝ってくれたりしたことが本当に嬉しかった。何より子どもの自信に満ちた表情が忘れられなかったです。

【 今回の参加で感じた現地(人々等)の良い点 】:
同じ時期にボランティアの方がいなかったこともあり、一人で行動することが多く、初めは不安で戸惑うことも多かったのですが、日本語教室のアン先生はじめホテルの方、バイクタクシーの運転手さん、日本語教室の学生さんやその友人などたくさんの人が助けてくださいました。また、カフェで注文に困っていた時にも日本語のできるお客さんがいて、助けてくれたりと本当にありがたかったです。
日本語教室の生徒さんがご自宅に招いてくれて、家庭料理をふるまってくれたことやコアな屋台に連れて行ってくれたこと、買い物に付き合ってくれたことなど、みなさんサービス精神が旺盛で本当に楽しく、素敵な思い出がたくさんできました。
また、日本語教室に通っている方はみなさん勤勉で、熱心に学ばれている方ばかりでした。
街自体が活気にあふれていて、これから発展していくのだろうなと感じました。

【 現地で感じた不満点 】:
不満ではありませんが、困ったこととして、バスは道が混んでいると違うルートを通ることがあり、どこで降りていいかわからず、道に迷って日本語教室の生徒さんに迎えにきてもらうということがありました。自分の能力の問題ですが、道に迷うことが多く、めちゃめちゃ歩いたのに全然違う場所に行ってしまうということが何度かありました。

【 今後参加される方へのアドバイス(持ち物、準備等)をお願いします。 】:
たいていのものは現地でも購入することができ、不便に感じることはありませんでした。
日差しが強かったので帽子と長袖はあったほうが良いです。また、虫よけスプレーも必要でした。
お金は2週間で3万円の換金で余るくらいでした。

ベトナム語や英語がもっとわかっていたら・・・と思うことがたくさんありましたが、自分の思いや気持ちはたいてい伝わるということがわかったので、行ってみたいと思ったら思い切って行ってみるときっと素晴らしい時間になると思います。今回参加させてもらえたことに、本当に感謝しています。