海外ボランティア活動・CECジャパンネットワーク

参加者レポート

前向きに捉える、それがネパール人

◆参加期間◆ 2016年2月22日~2016年3月9日まで (2週間)
(2/23-3/1は震災復興ボランティアに参加 しかし体調を壊しあまり参加できなかった)

◆参加の動機◆
 大学卒業前、海外に行きたいと思っていました。海外ボランティアには今まで何度か参加したことがありました。 ネパールは海外14か国目でした。

◆ホームステイ滞在に関して◆
家族構成: お父さん お母さん 子供1人 じいちゃん、おばあちゃん
ペット:無
食事: 非常においしかった

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ステイ先でモモを作りました                

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おじいちゃん、誕生日おめでとう!

生活形態について(日本での生活と較べて異なる点、注意点など):
一番大変だったのは、水が断水したことです。断水は3日間ぐらい続き、シャワーは浴びられず、またトイレも流すことができませんでした。この間、とてもストレスを感じました。また、時には蛇口をひねったら黄色い水も出てくる時もあって困惑しました。ホストファミリーに聞いたところ、まだ下水道が十分に整っていないからだそうです。当時は水が日本みたいに使うことができず、ストレスや恐怖を感じましたが、今となってはいい経験です(笑)振り返ってみると、ネパール人はこのように不便な状態になっても、あまり深く考えないことが多い印象を受けました。日本と比べたらまだまだ不便なところが多々ある一方、困難な時でも仕方ないと受け止める姿勢は見習うべきだなと思いました。
電気に関しては、停電はなかったので不便はしませんでした。ただ、他の家庭では停電がある話は聞いていたので、極力電気は使わないように気を付けました。
シャワーは4日に1回入りました。最初は毎日入らないといやだと思っていましたが、慣れてしまえば平気です。むしろ、シャワーがめんどくさくなります。笑
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感想: 
ホストファミリーは本当に仲が良く、居心地がよかったです。感謝しています。この家族は基本、おじいちゃんが中心に面倒を見てくれる印象を受けました。もちろん家族全員からのサポートも感じられました。お母さんは、おいしいネパール料理を作ってくれ、いつもニコニコしていました。お父さんは、あまり話す機会はありませんでしたが、何かと気を使ってくれました。おばあちゃんは、あまり英語ができなかったのですが、いつもにこにこして
いて、笑顔が本当にかわいかったです。息子は、11歳でタブレットを使ったゲームが大好きでした。また、男の子だからか、戦いごっこ?が好きで、夕食後よく戦いました(笑)ホストファミリーとの動画をたくさん撮りましたが、見るたびに幸せな気持ちを思い出します。ホストファミリーとたくさん笑った時間は私にとって永遠の宝物です。ありがとうございます。
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ホストブラザーと、下の階に住むインド人の家族と散歩。

ここからは、ホストファミリーの愛を感じたエピソードを書かせていただきたいと思います。ネパールについて三日目の夜、私はおう吐が止まらず、救急車で病院に運ばれました。たくさん迷惑をかけました。
おじいちゃんは何度も何度も、タクシーに電話するけど早朝だから繋がらず、その間私は動くこともやっとの状態でした。
ホストマザーは温かい飲み物を準備してくれ、また毛布も掛けてくれました。
おばあちゃんは誰かに電話しているけど、ネパール語だから何を言っているか分かりませんでしたが、
emergecy!と何度も言っているのは分かりました。その後、うちには看護師が呼ばれ、後から知ったことですが、下の階に住む看護師だったみたいです。その看護師の手配もあって、救急車を呼んでもらい、病院へ行きました。家族5人皆に見送られ、おじいちゃん付き添いで病院へ行きました。幸い、次に日に退院できました。家に帰ったとき、おばあちゃんが抱きしめてくれ、思わず涙が出てしまいました。また、家族一人一人に大丈夫か?無理はするなと声をかけて頂けました。おう吐は本当につらかったのですが、この家族に支えられた結果速く治ったと思います。感謝します。
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ホストファミリーの親戚の結婚式にて。サリーきました。

◆ボランティア活動に関して◆
イノベイティブ日本語学院
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活動内容と感想(活動期間、回数、時間等も併せてご記入下さい):
一週間ほど、朝8時から参加しました。
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私は、今年の4月から日本に来ることが決まっている学生のクラスを担当しました。基本的には英語を使って授業をしましたが、授業中に使う簡単なフレーズは日本語でいいました。
(例えば、訳して!大丈夫?質問はない?など)英語はできるに越したことはありません。もっとできればなと思いました。
また、漢字も教えました。あまりかけない学生が多いので、漢字は大きく見やすくかくように心がけました。その他には、日本のアルバイトの面接練習、電車の乗り方などを教えました。日本に来ることが決まっているせいか、すごくやる気を感じられ、教える側も楽しかったし、嬉しかったです!

ホームステイ先からボランティア活動先までの交通手段は:
徒歩5分。近くて通いやすかったです。笑                                                    

英会話or ネパール語レッスンに関して 良かった
感想:
スケジュールや私が入院した関係で2日しか参加できませんでしたが、ネパールのことを知れてよかったです。ロビンさんの英語は分かりやすいです。

◆持ち物に関して◆
日本より用意し、役に立ったものは:
役に立ったというより、海外保険は本当に入っていてよかったです。海外保険入っていたので、外国人向けの病院を紹介していただきました。地元の人はいかない病院だそうです。かなりきれいで、ほぼ日本と変わりませんでした。治療費はもちろん、救急車代もすべておりました。総額13万くらい下りたので、海外保険は必ず入りましょう。
あと、夜あるくときは暗いので必ず、懐中電灯持ちましょう。また、手ぴかジェルも必須です。

その他、便利だと思うものは:
写真のアルバムです。家族の紹介、日本での生活の紹介がしやすく、話も弾みます。たくさんの人が興味を持ってくれました。

◆カトマンズに関して◆
お勧めの観光スポット、お店、レストラン等があればお知らせ下さい:
タメル地区、お土産を買う場所がたくさんあります。
自分の足でいろいろ歩いてみることもお勧めします。たくさんの発見があると思います。
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日本人が経営するお土産屋さん、ガネーシャ。お勧めです。
反対にお勧めできない場所等があれば、その理由もお知らせ下さい:
特になし。                                                                    

カトマンズ以外の街を訪れた方は、下記の質問にお答えください
どちらに行かれましたか:
ナガルコット&バクタプル  
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ナガルコットの朝。すごくきれいでした。
交通手段、かかった時間、費用は:
130ドル(参加者が複数いたため) 時間は、空港から1時間だったと思います。 

感想:
すごくきれいでした。インドから来た私はまず空気のおいしさに驚きました。笑
天候に左右されますが、ぜひ行ってほしいです。料理もとてもおいしかったです。ただ、残念ながら、部屋のシャワーはお湯が出るといっていたのに、ほぼ水でした。                                                                     
                                                                         
◆ご参加頂いた時期に関して◆
気候、お天気はどうでしたか:
晴れ。                                                                     

服装は:
夕方はパーカーをきました。夜はとても寒いので、必ず上着を着ましょう。部屋に暖房はありません。カイロもお勧めします。朝もとても寒いです。風邪をひかないように温かくしましょう。

ネパールの物価に関して
ご参加時のレートは:  1ルピー=約(0.45円
何か購入されたものがあれば参考までお知らせ下さい:
 ミネラルウオーター 1ℓ 20ルピー

◆予防接種に関して◆
渡航にあたり予防接種を受けましたか? : いいえ

◆今回のご参加を通じて、最も印象に残っていることや今後の参加者へのアドバイスなど◆
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ネパールにつく直前の外の景色です。以外に建物が多く驚きました。

ネパールは本当にいい国です。人柄のいい人がたくさんいます。私も心が温かくなることが何度もありました。少し政治的な問題を書くと、現在、インドとネパールは国同士対立していて、インドはネパールへの貿易のルートを封鎖したみたいです。その結果、海外からの輸入品の値段はとても高く、またガソリンも日本と同じくらい高くなってしまっているみたいです。(ちなみに、ネパールの平均月給は1万円)この様な状態をどう思うかとネパール人に聞いたら、あまり気にしないと肯定的にとらえていました。困難な状況でも、前向きに捉える、それがネパール人なのかなと思いました。
私のステイ先の下の階に住む家族はインドから来た家族でした。しかし、普通に私のステイ先の家族と仲良くしていました。その時に思ったのは今の日中関係に似ているなということです。政治的な問題はたくさんありますが、個人で見たらそんなに問題でなはいなと考えさせられました。
インドに行っている方は是非ネパールにも来てください。対比するといろいろ見えて面白いと思います。

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ネパール人の友達と日本人ボランティアでのご飯。            

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震災復興プログラムに参加した他の参加者とモモを。

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震災復興できれいにした家の家主さんと。               

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帰る前、チェンワンさんと。お世話になりました。

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シャボン玉。楽しそうで嬉しかった。                    

お名前:KA 性別: 女性      ご年齢:  20代