参加者レポート
アメリカ スープキッチンボランティア


大学生女性 Mさんからの投稿です。
参加期間 2025年 8月17日~30日
参加の動機 ボランティア活動とアメリカ観光に興味があったため
【印象に残ったこと・感動したこと】
ボランティア施設で出会ったホームレスの方々は、日本で見かける方とは異なり、
身だしなみが整っていてペットを連れている方も多く見受けられたのが印象的でした。
スープキッチンでは、休憩時間にスイーツを食べたり、イヤホンをして音楽を聴きながら作業をする方がいるなど、
仕事に対するより柔軟な向き合い方を目の当たりにしました。
飲酒運転が理由で参加している方や、純粋にボランティアとして毎日参加している方など、様々な参加者がいました。
スープキッチン初日に、いただいた花を持って街を歩いていた際、10人を超える通行人の方に
「お花いいね、素敵」と声をかけられました。日本ではあまり経験しないことで驚きましたが、
アメリカの人々のフレンドリーさを肌で感じることができ嬉しかったです。
PATHでは食事提供の際、施設で生活する方と接する機会があり、笑顔でお礼を言ってもらえたことが嬉しく印象に残っています。
フレンチフライのビッグファンだから量を増やして欲しいというユーモアあふれる要求や、
食に対する意識の違いなど、私が考えるアメリカらしさに触れることができて楽しかったです。
ホームステイ先近くのハンティントンビーチの夕焼け、グリフィス天文台から望むLAの壮大な景色、
ディズニーのナイトショー、ドジャース戦の盛り上がりなど、2週間という短期間でしたが、
いろいろな経験ができとても感動しました。
【大変だったこと】
ホームステイ先からボランティア施設までの距離が遠く、バスも日本のように定刻には来ないことが多いので、
移動に予想以上の時間がかかりました。
プログラム前半は時差ぼけ、中盤〜後半はボランティア活動と観光の疲れが溜まり、
体調管理をしながら活動に参加するのが大変でした。
ドジャース戦の帰り、終電が駅到着ギリギリにも関わらず路線を間違えてしまい、乗車できませんでした。
みんなで割り勘しUberで帰宅しましたが、痛い出費になりました。
試合後は早めに帰宅した方が良いです。
ディズニーランドの帰りも23時頃になり、友人と解散後一人でバスに乗るのが不安だったので、
高額でしたがUberを利用しました(運転手さんが日本好きな方で楽しく会話できたのでプライスレス)。
夜道、夜のバスはなるべく複数人でいるか、外に出ない方が良いかもしれないです。
【楽しかったこと】
LA観光やカリフォルニアディズニーランドが、とても印象に残っています。
映画が好きなので、アカデミー賞授賞式が行われるドルビーシネマやハリウッドサインを見ることができて嬉しかったです。
有名なPink`s HOTDOGSも美味しかったです。
カリフォルニアディズニーランドでは朝早くに入場したので、人気のアトラクションに複数回乗ることができ、
ハロウィン仕様になったアトラクションも体験できました。
他にも、ボランティア活動が午前で終わった日には、古着屋さんを見て回ったり、映画館で映画を見ました。
日本とは異なり、観客が歓声を上げ、エンドロール中には退出するなど海外特有の映画鑑賞スタイルを体験しました。
休日には、バルボア島・ニューポートビーチを観光し、エメラルド色の海とヤシの木のシルエット、
そして夕日という西海岸を象徴する美しい景色を見ることができました。
楽しみにしていたドジャース戦は、大谷選手のボブルヘッドデーかつ二刀流出場の日で、とても楽しかったです。
試合前に有名な大谷選手の壁画を見に行った際、テレビの取材で壁画作者の方と会うことができたのも印象的でした。
最後日にはホストファミリーにビーチ近くのバーに招待してもらい、夕焼けとお酒を満喫しました。
2週間が充実したものとなったのは、様々な背景を持つ日本人参加者や優しいホストファミリーと親交を深められたことが大きかったです。
【持ち物について】 持っていって良かった物、or 持っていけば良かった物など
持参してよかったもの
サングラスと帽子(日差しが強いため必須)
足用湿布(観光で長時間歩くため重宝)
モバイルバッテリー(LA観光など移動時間が長い日に必要)
チェキプリンター(最終日にホストファミリーとの写真をプリントし、メッセージを交換する良い思い出となった)
なお、アームカバーや日傘を使用している人は見かけませんでしたが、日焼け止めだけでは不十分で、かなり日焼けしました。
持っていけばよかったもの
ビタミンや栄養サプリ(食生活の変化により口内炎や疲労が生じたため)
【現地での服装について】 普段の服装や、活動先での服装のアドバイスなど
日焼けを避けたい方は、現地では少数派のため目立ちますが、長袖の上着を持参すると良いです。
スープキッチンでは床が濡れていることがあるため、お気に入りの靴や汚れの目立ちやすい靴は避けた方が良いと思います。
【現地の物価】 食品・日用品・外食・交通費etc・旅行に行かれた方はその費用など
水(ディズニーランドと空港):約600円
OCBusアプリ1日乗車券:約650円
大谷選手ユニフォーム:$232(約34,000円)
ビール:約3,000円
ホットドッグ:約2,000円
特にスタジアムでの飲食費は日本との価格差に驚きました。
【コミュニケーション手段(言葉の問題など)について】
ホストファミリーやボランティアの方々は、拙い英語を根気強く聞き取ろうとしてくれました。
ホストマザー・ファザーは比較的ゆっくり話してくれたので理解しやすかったが、
大学生の子ども2人は話すスピードが早く、カジュアルな表現も多いため、何度も聞き返すことになり悔しい思いをしました。
店員さんの対応は人によって異なりますが、思っていたよりフレンドリーな方が多い印象でした。
「How are you?」といった声かけをしてくれますが、とっさに適切な返しができないことが多く、事前に準備しておくべきでした。
【ステイ先の情報・感想】
久しぶりのホームステイで不安もありましたが、初日にホストマザーが玄関まで迎えに来てくれて嬉しかったです。
大きなテレビとベッド、机のある1人部屋を用意してくれました。
大学生のホストシスターには、バスアプリの使い方やディズニーランドの情報などを教えてもらいました。
ホストマザーは毎日帰宅すると、「今日はどうだった?」と声をかけてくれました。
遠出で帰りが深夜になる時には夜食を用意してくれていたり、連絡が遅れたことを謝ると「全然大丈夫」と理解を示してくれました。
歳の近いお子さんがいるためか、様々な行動に寛容でした(朝遅刻しそうな時は軽く叱られました)。
朝食はパンやシリアルバー、果物、ヨーグルトなど。特にホストマザーの作ってくれるアボカドトーストが気に入り、
作り方を尋ねると、お土産として新品の調味料をプレゼントしてくれました。
夜に家族全員が揃う時は、タコスパーティや外の燻製機で燻した魚、(アメリカ風?)しゃぶしゃぶを食べました。
家がビーチまで徒歩20分程度だったので、ボランティア活動帰りにビーチを経由したり、
気分転換をしに気軽に海に行けたのがよかったです。
自転車を借りて出かけようと考えていましたが、ブレーキが日本と異なりペダルを使うもので操作が難しく、
危険を感じたので使わないことにしました。
日本からのお土産を渡すと、とても喜んでくれました。日本が好きな家族で、日本旅行のアルバムを見せてもらいました。
【派遣(ボランティア)先について】
スープキッチン(月・水・金)では、主に果物や野菜のカット、洗い物を担当しました。
次の作業がわからない時も、周囲に尋ねると親切に教えてくれました。
作業中は他のボランティアの方々と積極的に話すようにしました。
参加日程が被らず1日しか会えない方もいるので、仲良くなったら連絡先を交換しておくことをお勧めします。
作業が一段落すると10分の休憩があり、コーヒーやドーナツをもらうことができました。
PATH(火・木)では、多様な調理の手伝い
(パンのカット、ブリトー作り、ソースの小分け、屋内外での配膳)に加え、衣服の整理や家具の解体などを行いました。
ランチの配膳後には、美味しい食事をいただけるので嬉しかったです。
ドリンクバーも利用でき、日本ではあまり見かけないジュースも飲みました。
最終日にはスイーツを用意していただきました。
【やってみたかった事・やり残した事】
LA観光、ディズニー、ドジャース戦と楽しみにしていたことはほぼ実現できました。
ただ、LA観光の日は遅くならないよう早めに帰ったので、
LAの夜景(特にグリフィス天文台からの夜景)を見ることができなかったのが少し心残りです。



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