海外ボランティア活動・CECジャパンネットワーク

カンボジア・ボランティア参加者レポート

次に取り組むべき目標を見つけることができました

◆参加期間◆ 
2015年 4月 27日  ~ 2015年  5月 26日まで (4週間)

◆参加の動機◆
カンボジアに興味があり、どんな国でどんな生活をしているのか自分の目で見たかったからです。また、異文化に触れることで考え方の幅が広がり、人生経験になると思ったからです。

◆プノンペン滞在に関して 街の雰囲気、印象はいかがでしたか。◆
日本に比べたら、やはり綺麗とは言い難かったです。バイクなどに乗るときには、砂埃が気になりました。カンボジア人でも、バイクに乗るときにはマスクをしている人もいます。  また、路上で売られているドリアンの匂いが印象的でした。  一人だったので、治安の心配を余計にしていましたが、これといったトラブルには遭わなかったです。何人かの人に治安のことを聞くと、口を揃えたように夜は出歩かない方がいい、と言っていました。地元の人でも、夜出るときは自分のバイクや車で、歩いている人はほとんどいないそうです。

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ほぼ毎日食べた、朝ごはんです。

◆おすすめのお店、レストラン、観光スポットがあればお知らせください。◆
地球の歩き方を持って行ったので、ご飯やお土産などはほぼそれを頼りにして過ごしました。朝ごはんは、ゲストハウス近くに小さな食堂みたいなのがあり、ほぼ毎日そこで食べました。食べたものは豚肉のせご飯で、3000リエル(大体1ドル4000リエル)と、安かったです。ゲストハウス周りのことは、現地コーディネーターの長田さんに教えてもらいました。  また、時間があれば、カンボジアの歴史を知る上ではやはりキリング・フィールドには行っておくべきです。日本語ガイドのヘッドホンプレーヤーが借りれるので、じっくり回ることができます。ここはプノンペンからは少し離れていますが、プノンペン市内にも、トゥールスレン博物館があり、ポルポト時代の残虐行為を知ることができます。   王宮や博物館など他にも観光地はありますが、大体は光学校の先生が連れて行ってくれました。これは本当にありがたいことでした。彼らはプノンペン大学の学生なのですが、時間が空いていれば一緒に回ってくれたり、カフェに連れて行ってくれたりしました。プノンペン大学にも連れて行ってもらったのですが、そこで彼らの友達とお話をしたのがすごく印象に残っています。日本語学科で勉強しているので、みんな本当に日本語が上手でした。
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プノンペン大学日本語学科のみなさん 

◆ Relax Guest Houseでの滞在はいかがでしたか◆
特に不自由は感じませんでした。シャワーは日本ほどの水圧は期待できませんが、すぐ慣れました。ベッドも2人用と大きく、クーラーの効きも良かったです。ホテルのWi-Fiは、入ったり入らなかったり、という印象でした。あとは小さいアリが歩いていたのが少しだけ気になりました、少しだけです…          

◆ボランティア活動に関して◆
・ヒカリ日本語学校での活動時間・内容と感想をお聞かせください。     
月から金の17時半から19時半まで、2コマ2クラス担当させてもらいました。行き始めて二日目でいきなり先生が別のクラスに行かないといけない、ということで突然授業を任されることがありました。別の方のレポートにも同じようなことが書かれてましたが、問題に正解すると日本から持って行ったお菓子(私はカントリーマームを持って行きました)をあげると、盛り上がってくれました。  普段は、授業でわかりにくい表現があったら解説したり、発音をやったり、という感じでした。日本人が英語を勉強するときのように、動詞を1、2、3グループと、型にはめるようにして勉強していたのが印象的でした。  また、彼らの勉強に対する熱心な姿勢には驚かされました。そういう姿を見ると、ベタですが「もっと自分も頑張らんといけんな」と思いました。
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光学校のみなさんと。左側から2番目、長田さんも一緒に。

・プノンペンでのマザーハウス孤児院での活動時間・内容と感想をお聞かせください。  
木と日が休みで、9時から11時まででした。土曜日は光学校が休みなので、15〜17時に顔を出したこともありました。3週間いましたので、各国のボランティアの方にお会いしましたし、日本人にも会うことができました。シスターとは英語での会話になります。そのためわからないこともありましたが、元気のよさと、手伝えることは進んでやる、これで信頼を得られると思います。  やることは色々あり、食事補助や、シャワー入ったあと服を着せたり、掃除などがあります。ボランティアなので、やらないといけないこと、というものはありませんが、気づいたことや自分ができることをやっていけばいいと思いました。  こどもは、4ヶ月くらいから4歳まで14人いました。本当に可愛いですし、人懐っこいです。常にどこかで泣き声が聞こえたり、おもちゃの取り合いをしたりと色々ありますが、気づいたら毎朝行くのが楽しみになっていました。  

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プノンペンのマザーハウス。みんなかわいすぎでした。         

◆ プノンペン→シェムリアップバス移動に関して◆
感想:6時間半くらいで着きました。8:45出発でしたが、実際に出たのは9時半でした… バスは綺麗で、冷房がバッチリ効いていました。道は、舗装されていたりガタガタだったりで、なかなか寝られませんでしたが、まあしょうがないかな、と思いながら外の景色を楽しんだりして過ごしました。             

◆ シェムリアップ滞在に関して◆
・街の雰囲気、印象はいかがでしたか
プノンペンと違い、治安がいいとカンボジア人に言われました。プノンペンでは夜は歩けないけど、シェムリアップは夜12時まで歩けるよ〜と言っていました。さすがに世界的な観光地ですから、治安や環境には気をつけているのかな、と思いました。                                     

・おすすめのお店、レストラン、観光スポットがあればお知らせください。  
シェムリアップでは遺跡以外はあまり回れなかったのですが、(たぶん)CECの資料に乗っていたトゥクトゥクの兄ちゃんに飲みに誘われて、一緒に行った事がすごく印象に残っています。飲みに行ったあとも、地元の人と外で飲んだりおつまみ食べたりと、楽しかったです。ちなみにここでいうおつまみは、昆虫の素揚げなどのことです。コオロギは、割といけますよ。ただ、Gとかタランチュラ的なものは絶対に食べられませんでした…                                            

・ヤマトゲストハウスでの滞在はいかがでしたか。  
どうしてもプノンペンのゲストハウスと比べる事になりますが、こっちのほうが清潔感がありました。ただ、最初の頃は水が茶色っぽくて金属の味がして、うわっと思ってしまいました。掃除を頼んでもやってくれてなかったりして、最終的には掃除は頼まずに、ゴミ袋とバスタオルをもらうだけにして過ごしました。あとよくブレーカーが落ちていました。すぐ戻してくれますが。  2つのゲストハウスに泊まりましたが、どっちもどっちかな、というのが私の感想です。時々言われる、誰かに入られたりだとか、被害的な事には一切巻き込まれなかったので、良しとしています。             

・どんなツアー(観光)に参加しましたか。内容、費用をお知らせください。  
クロマーツアーズのツアーに2つ参加しました。アンコールワットの朝日鑑賞から、午前中いっぱい使ってアンコール遺跡を回るツアー。それから、ラピュタのモデルとなったと言われているベンメリアを回るツアーに参加しました。どちらも半日で、35$でした。もちろん個人で行くほうが安くつきますが、ガイドさんがいたほうが絶対いいです。日本人向けツアーなのでガイドさんは日本語が話せますし、個人で行くと絶対分からない写真の撮り方を教えてくれたりと、とにかく思った以上に楽しませてもらいました。一緒にツアーを回った方も日本人だったので、色々お話をさせてもらったりと、そういった面でも楽しむ事ができました。  

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一緒に田舎(カンポット)に連れて行ってくれたウィスナー。と、家の庭にヤギがいました

◆ ボランティア活動に関して ◆
・シェムリアップでのマザーハウス孤児院での活動時間
プノンペンと同じ木と日が休みで、時間は少し長めの8時半から11時半まででした。最初にミルクを買って持って行きました。シェムリアップでは、最初に掃除や洗濯をしていたので、それで1時間くらい使いました。  こっちのほうが、こどもが平均的に少し大きいなと思いました。人数も20人くらい?いましたので、ちょっと見きれてないんじゃないのかな、と思う事もありました。ちょっと回って見てみると、オムツを替えなければならなかったり、戻してる子がいたりと、わちゃわちゃしていました。           

◆ 何か情報がございましたらお知らせください◆
10ドル札以上はあまりないほうがいいです。そこらへんの食堂や商店などでは大きいお札はお釣りがないと、受け取ってもらえない事があります。最初の頃私はお金を崩すために、毎日コンビニやスーパーで余計なものを買ってしまっていました。極端な話、普段は1ドル札だけでも十分です。

◆用意し、役に立ったものは?◆
 トイレに流せるウェットティッシュです。トイレットペーパーはあったりなかったりなので、絶対に持っていくべきです。100均で買いました。イオンにも日本の100均はありますが、1.9ドルと、倍くらいかかります。  あと、少しお金はかかりますが、ポケットWiFiはなんだかんだ役に立ちました。カンボジアでは、あらゆるところでWiFiが飛んでます。日本よりも飛んでいると思います。ただ強弱がありますし、ゲストハウスでも日によって調子の良し悪しがありました。常にネットやLINEがしたかったわけではありませんが、わからない事を調べたり(特に光学校に行っていた時)結構ありがたかったです。                                

・その他、便利だと思うものは?  
洗濯物を吊るすロープ、トイレ用のスリッパ。シャワーとトイレが一緒なので、スリッパは、何気にあってありがたかったもののひとつです。他の方も言われていますが、大抵のものは100均で揃います。                      

◆ご参加頂いた時期に関して 気候、お天気はどうでしたか? ◆
・朝から日差しが強く、とにかく暑いです。こどもと遊んでる時なんかは、特に汗かきまくりでした。まだ雨季には入っていませんでしたが、シェムリアップに入ってからは2回スコールみたいなものに遭遇しました。1〜2時間くらいで止みます。           

・ 服装は?  真夏です。私は、常にタオルを所持していました。薄い生地のものであれば、長袖でもいいかもしれません。日焼け防止になりますし、カンボジア人でも長袖シャツを着ている人もいました。           

◆ カンボジアの物価に関して ご参加時のレートは?◆  
1ドル=約( 120 )円

・何か購入されたものがあれば参考までお知らせ下さい:  
プノンペンのセントラルマーケットで、今日本でも流行っている「TOMS」のスニーカーを買いました。いくらか聞くと、12ドルと最初に言われ、ちょっと値引きしてくれんかなぁなと思いましたが、12ドルの時点で日本で買うよりはるかに安かったので、結局そのまま買いました。            
また、サッカーカンボジア代表のユニフォームも買いました。基本的に上下セットらしかったのですが、1セット7ドルでした。無メーカーだったのでこんなに安いのかな、と思いましたが、お土産などにいいかなと満足して買いました。 

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アンコールワットです。ガイドさんがいたから、こういう風に楽しく、そして変わった写真をいっぱい撮ってくれました。

◆ 今回のご参加を通じて、最も印象に残っていることや今後の参加者へのアドバイスなど◆
まずは、英語を話せる人が多かったことです。カンボジアでは、大抵の職で英語が必須のようです。その点では、お金がない家庭の子たちは学校で教育を受けられないので、余計に経済格差が広がっていくという印象でした。現地コーディネーター長田さんは、ストリートチルドレン撲滅のために動いている方です。私は、長田さんにストリートチルドレンのところへ連れて行ってもらったことがありました。色々と考えさせられるものがありました。特にプノンペンではストリートチルドレンは多いので、時間があれば長田さんと一緒にその子たちに会いに行ってみるのもいいと思います。              

また、私が行った時に5連休にぶつかった週がありました。光学校も休みになりますんで、先生も地元に帰ったりします。そこで、一緒に田舎に帰りますか?と誘われ、迷わずついて行きました。カンポットというプノンペンから4時間くらいの街で、海が近くにありました。急遽軽くホームスティみたいな形になりました。特に驚いたのが、ヤギ2頭、犬3匹、猫、ニワトリが20匹くらい飼っていて、、、動物園かと思いました。あとマンゴーが大量になっていて、すごく美味しかったです。カンボジア人の生活を間近で見て、料理も食べさせてくれて本当に彼の家族には感謝感謝でした。  初めは、4週間は長いかな、と思うこともありましたが、行ってみるとすぐ慣れて本当に楽しくてあっという間でした。その間何人かの日本人とも出会いました。みんな面白い人生を歩んでいる人たちばかりで、本当に勉強させてもらいました。これらの経験を通して私は、金銭的な面、時間的な面でも、4週間で正解だったと思えることができました。

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08サッカーカンボジア代表対カンボジアリーグ所属の日本人選抜。プノンペンゲストハウス近くのオリンピックスタジアムでやってまし た。カンボジアではサッカーが一番人気スポーツだそうです。この日もなんと2万人入ったそうです。

お名前:のびゅー 男性 20代