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英国ボランティアホリデー・施設

・参加期間:  2018年7月~2019年6月 11ヶ月予定
このレポートをご記入いただいたのは活動を始めてから約(8)ヶ月め頃

・プログラムの参加動機:
日本の障がい者施設の在り方と福祉先進国と呼ばれるイギリスの施設の在り方の違いを学ぶため。

・ボランティア活動先に関して:
施設名:Sturts Community Trust
種類: 障害者施設 (10個の家に、利用者さんが複数人ずつ住んでおり、日中支援の場所と在宅支援の複合型)
※シュタイナー論の施設。キャンプヒルの一つ。

活動先紹介:
1. 利用者の障がいについて:知的障害、自閉症、ダウン症、脳性麻痺による知的障害と身体障害の重複障害を持っている方々など。(てんかん持ちの方沢山いらっしゃいます)
2. 入所者数:約30人(うち2人の家は完全自立。支援不要)
3. 日中支援のみ使用:10人以下ぐらい
4. スタッフの数:入れ替わりが激しいため、定まっていません。
5. ボランティアの数:7人(2019年3月末の段階)

活動内容:
具体的な活動内容;24時間利用者さんと暮らしながら支援をする。
1:家の支援。(朝起きるところから、朝ごはん支援、服薬支援<ただし違法。断らない人もいますが、きちんと断りましょう。ホームオフィスにバレると施設閉鎖になります>、部屋や家の掃除支援、買い物支援、入浴介助、夕飯支援、就寝準備など。生活におけるすべての支援を行います。また、時々医療行為。(こちらもきちんと断りましょう。違法です。)

2;日中支援:園芸と家畜の世話。平日の日中時間に家畜・園芸担当の人は、利用者さんと一緒にバイオダイナミックファーミング等を行います。基本的に自給自足です。
3:ファームショップ:園芸から採れたお野菜、家畜から頂くお肉を売るところ。利用者さんと共に、商品を売ります。また隣にカフェが併設されているので、店員さんを行う場合もあります。

時間帯;基本的に1日10時間支援。週に60時間。(週1休み)
7;00-17;00・12;00-22;00
22;00-7;00(夜勤)
ただし、夜勤は10時間の中に含まれないため、日中の10時間と夜勤が一緒になります。

活動で気を付けていること:日本の福祉現場で働いていたので、利用者支援に関しては、特筆することはありません。ただし、なんでも言われたことを受け入れていると、3日間睡眠無しの仕事を渡してきたりします。自分がしたことの記録を取りながら、また、イギリスの労働基準法のようなものをインターネットで見て書き出し、照らし合わせながら、淡々と要点のみ伝えるようにするようにしています。自分の人権は、主張をして勝ち取るようにしています。

感想:シュタイナー施設は、日本では数が少なく、24時間利用者さんと一緒に暮らしながら支援をするという経験は、とても貴重です。オンの利用者さん、オフの利用者さん、もちろん両方見られますし、意識をしなくても、施設の流れをよく理解することができます。
また、ここはすこーし。すこーし。違法な部分がある施設です。夜勤も本来10時間の中に含まれなければいけませんが、ぎゃんぎゃん喚くだけの主張は、強制帰国させられることに繋がります。8か月の段階で、ボランティアが2人逃げ出し、1人強制帰国させられるのを観ました。
幸か不幸か、性格は日本人と似ているような気がします。マネージャー、スタッフたちとの距離感、主張の仕方を学ぶことができる施設です。違うことと言えば、日本ほど主張をしても尾を引かないことです。ここでの学びは日本の社会でも十分生かせる物だと感じております。
ただし、語学能力はある程度必須です。タイムスケジュールはその都度変わりますが、今私は、利用者5人の在宅支援を一人で行っています。初めて来た際も、いきなり1番難しいと言われる在宅支援を一人でしていました。そのため、VMの方と同様、care certificateを受けなければいけません。また、在宅支援も当然彼らのアセスメントを読むことが支援の導入です。福祉の経験がある方は、予測がしやすいと思うので、私程度の英語レベルで大丈夫だと思います。経験がない方は、それ以上の語学能力を求められると思います。

・滞在先に関して:
形態:利用者さんと共同生活
ルームメイト:5人の利用者さん。(2人ダウン症。3人知的障害。うち3人てんかん持ち)。ドイツ人のボランティア1人と私。の計7人での共同生活。空き部屋によって変わります。
設備:テレビ(リビングに1台。夕方のみ可能。ただし利用者さんが見ているので、基本的に好き勝手見られません)共同キッチン、共同ランドリー、共同シャワートイレ、WiFiあり。
シュタイナー施設は、昔ながらの方法を推奨しています。電子レンジはありません。オーブンもアーガーです。

・食事に関して:
形態:朝ごはん;シリアル 昼ご飯;食堂でご飯(メイン) 夜;パン
感想:基本的に炭水化物が多めです。国籍関係なくボランティアは皆太っていきます。月火は決まっておらず、水はベジタリアン料理、木はビーフです。月火のシェフは辛いものが好きなので、辛口が多いです。胃の弱い利用者さんはそれで下痢になるのですが、聴き耳を持ちません。味は、個人的にはまずいと思っていますが、ドイツ人の子たちはおいしいと言いながら食べております。

・町の様子をご紹介ください:
ロンドンからの距離と交通手段:Nationalexpressで2時間ちょっと。(ただし、最寄のバスが1時間に1本ぐらい。最終バスも早め。)
住んでいる町の様子:とても安全。山の中。野生のリスやキツネ、ウサギがいます。最寄のコンビニは徒歩30分。高齢の方々の住む町なので安全ですが、夜になると、街頭がないので、暗いというより、黒いです。星が綺麗です。

・その他:
ネット環境:WiFiがあります。ただ、田舎なので接続飛びやすいです。

その他、今後の参加者に何かアドバイスがあればご記入下さい。

障がい者支援、福祉に興味がある方には、とてもお勧めできる施設です。
楽しくボランティア留学をしたい方、ここではありません。
また今後来られる方、社会保障は整っていますが、実際医療機関等、日本ほど機能しているように思えません。風邪薬は種類が違うので持ってきても意味がないですが、整腸薬、花粉の薬などは、あらかじめ持ってきておいた方が良いと思います。
イギリス国教会の総本山
名前;あすか
性別:女性    年齢:29

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