海外ボランティア活動・CECジャパンネットワーク

参加者レポート

タイ孤児スクールボランティア

2019年3月参加
■参加者
20代男性

■参加した国
タイ

■参加しようと思ったきっかけは?
以前から海外ボランティアには参加しており、今年の4月からは小学校の教員になるので、その前にこれまでの応用編として自分の視野を広げようと思ったから。
また私は図工を専門としているので、情操教育という側面から子どもたちに学びある図工の授業を行い、自他ともにためになればと思い参加した。

■活動内容と、その活動時間等
タイの孤児スクールで学習ボランティア
平日は主に9歳児学級を対象に図画工作の授業
休日は子どもの寮でからだを使った遊びや工作活動

■参加期間中の面白い発見、感動したエピソード(字数…
この学校では「アート」の授業はありますが、そこでは日本の教科で言うところの「美術」の側面が強く、技能的指導が主だと感じました。それも良い取り組みなのですが、造形遊びのような自由な発想や創造をすることでまた別視点から情操を豊かにしたいなと考えて、その考えに沿った授業を行いました。
その中で、例えば「スクラッチ」という技法を教えると、子どもたちにとっては新鮮な表現方法で歓声が上がりました。そして私はあくまでシンプルなやり方しか教えていなかったのですが、子どもはそこからあれがやれるんじゃないかこれもできるんじゃないかとどんどん工夫や応用を加えてどんどん自分流のやり方を編み出していきました。その時、私は子どもの大きな可能性を感じました。私はあくまで子どもにとっての0を1にしただけですが、子どもはその1を10にも100跳ね上げます。その潜在能力にとても驚き、またその0を1にすることが教育の原点なのではないかと感じました。良くも悪くも社会からの情報が少なく、「知る」ことでの変化ぎ大きいからこそ感じれたことだなと思います。

■今回の参加で感じた現地(人々等)の良い点
とても緩くて人柄があたたかいことです。良い意味でマイペースで、また自分も自分のペースに合わせていけるので気が楽でした。

■今後参加される方へのアドバイス(持ち物、準備等)…
私がものづくりの活動を中心に行ったこともありますが、やっぱり作って遊べる道具は人気です。(折り紙とか粘土とか)
また言葉は通じなくても、子どもの作るものからその人柄や趣味趣向など伝わってくるものもあります。一種のコミュニケーション手段としても有効です。

■その他、お気づきの点
時間割表や校内マップを事前にいただけるとありがたかったです。