海外ボランティア活動・CECジャパンネットワーク

参加者レポート

バリ島ボランティア&ホームステイ 1月

バリ島ボランティア&ホームステイプログラムに参加された方からのレポートです。

 

■参加された国名 インドネシア バリ島

■参加期間 2023.1.26~30

■参加の動機 参加経験のある友人から話を聞いて興味が湧きました

 

■ボランティア活動について

幼稚園
訪問が2度 最初の訪問先で、身の置き方も分からない状態でしたか、笑顔で迎え入れてくれた園の皆さんのお陰で楽しく活動できたと思います。 1から10までの数字は理解できる園児たちには日本語での数字の読み方、友人のフラダンス、日本の童謡(大きな栗の木の下で)を振り付けしながら歌いました。 日本のように1日中(朝から夕方まで)幼稚園にいるのではなく、3時間ほどの入替制という文化の違いに驚きました。 雨季だったので園内の遊具場がプールのようになっていたりしましたが、靴を大事にリュックにしまい、バイクで迎えに来た保護者と一緒に帰り支度をしたり、靴が流されないように部屋の中に入れたりと微笑ましい状況もありました。 お菓子の時間に日本から持って行った菓子を渡しました。

孤児院
到着した時間は、昼食の準備中で手際よく野菜を切る女の子に見入ってしまいました。 昼食までの時間に、フラダンスを一緒に踊ったり、童謡を振り付きで歌ったりして過ごし、配膳のお手伝いでご飯を注ぐ担当をさせて頂いて、「ラギ(もっと要る)?」と聞きながらお皿に盛っていきました。多かったら自らスプーンで返していくという手順でした。 小さい子から中学生くらいの子がいて、大きい男子は恥ずかしがってかダンスに参加していなかったもののお菓子を配った時には笑顔で応えてくれました。 私たちが帰るころには、学校に行っていて不在だった子も帰ってきて、更に賑やかになっていました。 日本から持参したノート、鉛筆などを渡しました。

障がい者施設
ほとんどが成人されている障がい者の施設でした。 友人が踊るフラダンスを一緒に踊ったり、おもちゃやお菓子をプレゼントしました。 最後に「強く生きる」という歌詞がある歌を皆さんで歌って聞かせて頂きました。

特別支援学校
施設の見学をさせて頂きました。自給自足できるように、色々な動物(牛、鶏)を飼育、キノコの栽培もされていました。 可愛い建物(滞在用キャビン?)が整備されているように感じました。 ちょうど欧米からのボランティアの方が数名(滞在型ボランティア?)いらっしゃっていて、活動されていました。

ホームスティ先での日本語教室
夕方、近所の子供たちに日本語教室を行いました。 数年前に亡くなったご主人の写真が見守るように飾ってある広いリビングで、ひらがなパズルや色鉛筆を使って、日本語とインドネシア語、バリ語を教え合いました。 日本の友人達からバリ島の子供達へと託されたものの中に習字用具があったので、日本語教室の中で経験してもらいました。 教育スキルが無いがために、気づいたら熱血指導の先生になっていたようで、少し反省。 あくまでも楽しんでやることが大事です。

■その他の感想
初日の到着が夕方でしたが、夜遅くまでスケジュールチェック(私達の希望を最大限に聞き取る)して頂いて、短い滞在期間でしたが、様々なバリ島の日常と観光を経験できたような気がします。 自宅に立派な祠(自宅寺)があったり、家の前、道端、色々な所にお供え物があることもバリ島ならではなのですね。 お寺に行く際に、正装(クバヤ)を貸して頂きましたが、私の体形に合わせて一生懸命、ホストファミリーのアミさんが調整してくれました。すごく嬉しく有難かったです。

 

■滞在先やその周辺について 泊まる部屋にエアコン、バス、トイレがありました。 お土産用にと持って行った日本のトイレットペーパーを私達もひとつ使いました。 海外旅行をする際にもっていくものと違うところがあるとすれば、洗面器があった方がいいかな、程度です。(海外用ドライヤーやコンセントは必須) スーパーマーケットでの買物は値切り交渉の心配もなく安心できて楽しいのは、どの国も同じです。 2回連れていってもらいました。お土産はスーパーで買うのがお勧めです。 ランドリーはバイクで行く距離ということだったので、洗濯する必要がある場合は、その覚悟か、物干しセット(ハンガーやピンチなど)が必要です。 滞在期間が短く、付近をゆっくり散歩できなかったのが残念でした。

 

■現地の物価について 現地の方が行く食堂はとても安価で美味しいです。果物、野菜が普段よりたくさん摂取できたような気がします。 観光地での食事は高価なのは当たり前ですが、コロナで長い間苦境にあった観光地です。 日本語での挨拶も笑顔で応えてれて、色々勧めてくれますが、不要なものはキッパリ断り必要なものを購入するといいいと思います。 私は日本へのお土産を多めに買った方だと思います。全部で50000円両替しました。

 

■今後参加する人へのアドバイス、お気づきの点など 雨季に行く場合は、傘と雨合羽(ポンチョタイプがあればバックが濡れる心配もなし)、色々持っていきましたが、現地のスーパーに行けば手に入るものも多かったです。 虫よけスプレーや薬(服用するもの)は日本から持参した方が安心だと思います。私は虫刺され薬だけ使用しました。

 

渡航前に分らないことはCECの担当者の方に相談し、現地ではホストのアミさん家族に色々教えて頂いたので、心配することはないと思います。 翻訳アプリもかなり活用しました。言葉コミュケーションは初めの一歩です。 どこでも使えるように準備した方がいいと思います。

 

私は「1人では参加することは絶対にない」と思っていた海外でのボランティア活動に、運良く経験のある友人に帯同させてもらうことが出来ました。 1人での参加は心細く感じることもあるかもしれませんが、助けてくれる人は沢山いますので、挑戦してほしいと思います。きっと素晴らしい体験と思い出が出来て、その後も何かの縁と形で繋がっていくと思います。