海外ボランティア活動・CECジャパンネットワーク

参加者レポート

セブSDGs地域開発活動に参加しました!

■参加期間:2023年2月25日〜1週間
 
■ボランティアの種類
子供関連
孤児院 
マザーテレサ施設
日本語教育
地域開発
 
■参加しようと思ったきっかけは?
大学の講義で国際協力や地域研究を学び、自分自身も実際に国を超えた誰かのためになってみたかったから。国境を超えた新たな出会いを通して、互いに笑顔のシェアをするのが夢だった。また、単純に東南アジアの国に行ってみたかったから。
 
■滞在形態
ゲストハウス/ホテル
 
■ボランティアの活動内容と、その活動時間等
セブでのボランティア活動は、スラムでの活動がメインだった。朝は11時ロビー集合のことが多く、早くて8時過ぎなど時間にはかなり余裕があった。朝ご飯は各自近所のパン屋さんなどで軽く済ませていた。その後は午後のアクティビティに向けて軽く準備した後、フードコートで昼食を取り、基本的に2時30分からその日のアクティビティ先へ向かう。山村スラムで子供たちと遊んだり、日本語を教えたり、house visitにて女性たちにインタビューを行う。5時過ぎにはショッピングモールで解散し、その日の活動は終わり。各自自由にショッピングモールで夕食を取り、タクシーでホテルに戻る。
 
■参加期間中の面白い発見、感動したエピソード
日本に暮らす私たちはスラムや貧困層をイメージすると、どうしても、辛い思いをしている「可哀想」な人々というイメージを持ってしまう。そのイメージのままサントニーニョ教会に行った日、教会の前でたくさんの貧しい子供達や女性が生活のためにお土産を歩き売りしており、その中の1人の女性が私にも買うようにすがって来た。その姿を見て、私は何だか心が痛くなり、涙を流してしまった。目の前にいる私と同じ1人の人間が、こんな未熟な私に頼るしかないほど追い詰められて、苦しい中生きているのかと、私は”勝手に”彼女の気持ちに共感し、涙を流してしまった。しかし、あるお母さんが泣いている私を見て、「なぜ泣いているの?笑顔になりなさい。見て、私たちの誰も泣いてないでしょう。私たちは幸せよ。」と言った。私はこの言葉と、彼女たちの笑顔に溢れたあの景色を一生忘れないと思う。貧しい=不幸では決してないんだ、「可哀想」な彼ら(のイメージ)を作り上げていたのは自分だったのだと気付かされ、新たな「幸せ」の価値観を教えてもらった気がします。結局彼女から買ったお土産のネックレスも、1番安くて、シンプルなものだったけれど、一生の宝物になりました。
 
■今回の参加で感じた現地(人々等)の良い点
今まで色んな国を訪れましたが、セブの人々が1番フレンドリーで、親しく接して下さったと思います。目が合うと必ず微笑みかけてくださり、hiと声をかけると必ず大きな笑顔と返事が帰って来ます。きっと良い意味で私たちに興味を持ってくれているんだろうなと思い、毎日そこからセブの温かさを感じていました。
 
■今後参加される方へのアドバイス
ティッシュは必須です!場所によってはトイレットペーパーが用意されていないトイレもあったため、非常に重宝しました。また、水道の水が飲めないため、スーツケースに余裕があれば事前に日本からいくつかペットボトルを持って行くのもおすすめします。(初日の分だけでも!)歯を磨くのにも綺麗な水を用意しなければならなかったため、水の問題は大変でした…
 
■その他、お気づきの点
cecが用意してくださるジンベエザメのツアーに参加しない方、free dayなどにボートに乗る際は十分注意が必要だと感じたため、私たちの体験を共有させて頂きます。
私たちはfree dayにツアーに参加せず、女の子4人でマクタン島のラプラプの方まで行きました。そこで日本語が流暢でとても親しく話しかけてくる現地のツアーガイドの方(?)にお勧めされるがままに、小さなボートに乗って小さな島(周りに何もない)に連れて行ってもらいました。島に着くと、水着姿の私たちにベタベタ触って来たり、無断で写真を撮ったりするなど、離島で逃げられない状態のため、とても怖かったです。私たちの危機管理能力不足の問題だと思いますが、親しく話しかけてくる人、特に日本語が流暢な人は、私たちのような観光客に親しく接し、親近感を得るために日本語を習得しているケースもあるため、十分注意が必要だと感じました。