海外ボランティア活動・CECジャパンネットワーク

参加者レポート

オーストラリアで幼稚園ボランティア

2023年09月 03日から 3週間 
                                  
活動中のある一日をお知らせ下さい
[06:30] 起  床  
[07:00] 朝  食  メニュー(トースト、スーパーで買ったパン、夜ご飯の残り(朝食は自分で準備))
[08:50] 学校到着 (家からはバスと徒歩)
[09:00~09:30]  午前活動 内容 morning tea time (食べる時はpreschoolers年長組と toddlers幼児組 で分かれて食べる。Morning teaはフルーツ+ビスケットorパウンドケーキorヨーグルトなど)
[10:00~11:30] 内容(外遊び、ダンスタイム、アクティビティなどー先生たちはその間は指導、保護者に送るために園児の写真を撮る、昼食や幼児の昼寝の準備をする)
[11:30~12:00] 内容(幼児組ランチタイムー幼児の食事のサポート)
[12:30~14:00] 内容(幼児組お昼寝タイムー先生たちは幼児を寝かせる)
[13:30~14:00] 昼 食 メニュー 自分で用意したもの(サンドウィッチ、スーパーで買ったパン、園児用に用意した昼ごはんの残り、先生たちとは交代で昼食を取るので一緒には食べない)
[14:00~15:00] 午後活動  内容(外遊び、アクティビティなど)
[15:00~15:30] 内容(afternoon teaはフルーツ+ビスケットorパウンドケーキorヨーグルト)
[15:30~16:00] 内容(掃除、洗い物)
[17:30]  家到着 
[16:30~17:30] 内容(駅でコーヒーを買ったり、スーパーで買い物をする)
[19:30] 夕  食  メニュー(ピザ、キッシュ、サラダ、ガーリックパン、スパゲッティ、お米など)
[20:00~21:00] 内容(一緒に住む他国の留学生やホストマザーと歓談、明日のランチの準備、日本の家族に電話など)
[23:00] 就  寝  
 
Q.このプログラムに参加した目的は何でしたか?
今通っている日本の大学が授業の一環として海外のプログラムに参加することが卒業必須条件だったから。
 
Q.費用は全部でおおよそいくら掛かりましたか?
約70万円
・プログラム代:約24万円
・現地でのお土産、外食代:約10万円
・飛行機代:約25万円
・出発前準備代、VISA代、ポケットWIFI代:約10万円
 
≪幼稚園での活動について≫
Q.どんな活動やお手伝いをされましたか?
・morning teaやafternoon teaの準備(レジャーシートを敷く、フルーツやパウンドケーキを食べやすくするために小さくカットする、片付け)
・アクティビティの補助(泣いている子や他のことをしている子に声掛け、アクティビティをしている様子を保護者に送るために写真を撮る)
・昼ごはん(主に幼児の食事のサポート、昼ごはんの片づけ、掃除、洗い物)
・寝かしつけ(主に幼児組の寝かしつけ)
・掃除(ゴミをまとめて外に出す、洗い物)
 
Q.今回の活動について学んだことや感想を教えて下さい。
私は今回が初めての飛行機、海外、ホームステイと初めてだらけでした。また、全てひとりで手続き、参加したため不安でいっぱいでした。しかし、参加したことで嬉しかったことや悲しかったこと、参加しないと気が付かなかった日本の良さなどたくさんのことを学べたので参加して大正解でした!
 
Q.日本出発前にしておけば良かった事はなんですか?
特にありません。逆に、日本出発前にしておいてよかったことはインスタントの日本食(味噌汁など)や箸、その他日本文化紹介の準備などです。ホームステイ先の食事が合っていても時々日本食が恋しくなる時があったのですが、インスタントの味噌汁を持って行っていたので安心できました。日本文化紹介に関しては、折り紙を準備していたのですが他の日本文化も準備しておけばよかったかなあと思いました。あと、私はポケットWIFIを持って行ったのですが、それだと日本の電話番号しかなく幼稚園などに連絡が取れないため海外SIMにすべきだったかなあと思いました。
 
Q.この経験を今後どのようにつなげていこうと思っていますか?
この3週間で恥じらいを恐れずに自ら話し掛ける自信がついたと思います。また、ある程度の度胸もついたと思います。これまでは、自分は英語を話せない、と控えめになっていたのですが、自ら話し掛けないと活動に参加できない、安心して生活できない環境にいると、躊躇することなく話し掛けれるようになりました。また、上手く表現できなくても知っている単語とジェスチャーを使って伝えようとすることで相手とも会話を繋げることができますし、仲を深めることができることに気づきました。
これからも、躊躇することなく自ら動くこと、何とかなるの度胸で取り組むようにしていきたいです。
 
Q.出発前と現在の英語力は何が違いますか?どれくらい伸びたと思いますか?
リスニング力、スピーキング力は伸びたと思います。
出発前は、国際系の大学に通っているため英語を話す機会はありますが周りに日本人がたくさんいること、話しても合ってるか不安で中々話せないでいました。しかし、3週間通して相手(ホストマザーや幼稚園の先生、駅員さんやタクシードライバーなど)の話す言葉は聞き取れるようになりました。また、毎日日中言いたかったけど言えなかったことをメモし、その日の夜に調べるようにしていたので表現できる言葉やフレーズは増えました。とにかく、誰に対してもExcuse meから話し掛け、会話の最後にはThank youを言うようにしていました。
 
Q.今後参加される方にアドバイスをお願いします
海外初心者の私でも楽しめましたので、ぜひ楽しめるはずです!
オーストラリアは想像以上に多国籍文化なので、オーストラリアの文化だけでなく中国やネパールなど色んな国のことを知ることができます。また、街や公園など休日楽しみたい人もゆっくり休みたい人にも適した場所がたくさんあります。単語だけでもいいので、積極的に話しかけてみてください!
 
Q.幼稚園スタッフのご自身に対する対応はいかがでしたか?  良くしてくれた 
 
Q.日本文化等の紹介はしましたか?  はい
はい → Q.どんなことをしましたか?
折り紙。
事前にその日の午前中に先生に「日本文化紹介として折り紙でアクティビティをしたい」と伝え、その日の午後に時間を設けてもらいました。先生から「折り紙は幼児には混乱してしまいがちなので、年長さんとするように」と言われ、昼食のあとに年長さん男の子と女の子それぞれ2~3人ずつの5~6人で2回行いました。最初は、猫や犬を一緒に折り、個人で顔を書いてみようと言ったのですがあまり反応は良くありませんでした。なので、2グループ目の時は紙飛行機を試してみました。すると、とても反応が良く、別日にも「紙飛行機作って!」「紙飛行機の作り方教えて!」と言われるくらいでした。注意したところは紙飛行機は外でのみ遊んで良いことと先端部分は折って尖らせないようにしました。
 
Q.このプログラムの満足度を教えてください   80点/100点  
また、この学習中に感じた事、学んだ事、心に残った事、辛かった事、嬉しかった事等あればお書き下さい。
 
このプログラムを通してたくさんのことを学びました。
学んだことは、自分から動くことの重要性です。幼稚園初日の9時からすぐに園児と一緒にアクティビティしてきてと1日の流れなど特に知る機会がないままスタートしたため最初は戸惑いました。しかし、自ら先生全員に自己紹介をしにいったり、「今何をする時間ですか?」「何か手伝えることはありますか?」など先生に積極的に声をかけるようにしました。そうすることで、すぐに1日の流れを把握できるようになり指示がなくても「私これ片づけますね」など動けるようになりました。
また、英語での褒め方やけんかの止め方など事前に調べていましたが実際使い方として合っているのかなど不安に思い流暢には使えていませんでした。しかし、先生が園児に対して発している英語を聞取り自分の携帯にメモしたり覚えることで、段々自信を持って褒めれるようになったり自力で喧嘩を止めれるようになりました。
心に残ったことは、園児から「I miss you」や「let’s play together」、昼ごはんの時に私の隣で食べたいなど言ってもらえた時です。日本人の先生や同期など全くいなかったため孤独に感じることもあったのですが、園児からの言葉で受け入れてもらえた気持ちになりました。
辛かったことは、だんだん仕事量が増えていったことです。私は9月に行ったのですがとても寒い日もあればとても暑い日もありました。また日本に比べて乾燥しているため熱中症や脱水になることもありました。その中、日に日に任される仕事が増えていき、「これをしてから休憩していいよ」「これやっといてくれる?」など任される仕事が増えていく一方で断ったり、休憩したい、休ませてほしいといった細かい英語での表現ができなかったために心身ともにしんどい思いをしました。
最終日には体がしんどくなり休ませてほしいと伝え少し寝ていたのですが、起きて軽食を取ろうとすると休みすぎと言われたことが少し残念でした。最終日であったため早退しようとしなかった自分もいけませんが、英語がもう少し流暢であれば上手に言えたのかなと思い心身ともにしんどくなりました。
嬉しかったことは、先生は日本人がいなかったのですが園児で唯一日本人の男の子がおり、その子とは日本語で会話ができたことです。先生によると、これまで彼は言語の壁があるせいか他の子ともあまり馴染まなかったり楽しそうにしていない様子だったけど、私と関わるようになって楽しそうに遊ぶようになったり日本語ではあるが私とたくさん話す様子を見てびっくりしたと言っていました。また、彼の保護者の方からはこれまで彼に幼稚園のことを聞いてもあまり答えなかったのに、最近は私の話をよくするようになり明日も幼稚園に行きたいと話すようになったと教えてもらいました。
 
≪アンケート : ホームステイについて≫           
①食事(夕食)はホストファミリーと食べていましたか?  週4~5日
②食事(夕食)の質・量には満足しましたか?  満足 
③食事(夕食)は毎回提供されましたか?   毎回 
④週末はホストファミリーとどれくらい一緒に過ごしましたか?  時々
⑤初日はバスや電車の乗り方などを案内してくれましたか?    してくれた
⑥1日の出来事などの会話はしましたか?   毎日よく話した
⑦家族は困ったときなど、ケアしてくれましたか?    とても良くしてくれた
⑧ホームステイの総合評価をお答えください。   大変満足した
⑧滞在した地域はどんなところでしたか?(地域の特徴、過ごしやすさなど)
SydneyのHurstville Station、Carss Parkの近く。
ホームステイ先は3分歩いた先にバス停や海が見える大きな公園があり、市内に出かけるのにも静かなところで休むのにも適した過ごしやすい環境でした。
 
⑨家族や食事のこと、楽しかった思い出、文化の違いなど滞在中感じたことや、ホストファミリーの良い点や悪い点を含め、を自由にお書き下さい。
3週間のうち、最初の1週間はホストマザーと2人きり、残りの2週間は追加で韓国から来た女子高校生3人と一緒に5人で過ごしました。
食事に関しては、味や量など何度も確認してくださったので不満足に思うことはありませんでした。一緒に箸を使って食べたり、寿司を作ったりしました。
また、疲れや気候や環境の変化によるものだと思いますが、私は何度か熱を出したり脱水で倒れたりすることもありました。しかし、ホストマザーは常に体のことを心配してくださり、知り合いで日本人を受け入れている人と連絡を取り、細かい気になることなどをその日本人の子と話す機会を提供してくださいました。初日には、バス停や最寄り駅、通う幼稚園やホストマザーの勤務先など紹介してくださったり、休日にはビーチに連れて行ってくださいました。