海外ボランティア活動・CECジャパンネットワーク

参加者レポート

オーストラリアで幼稚園ボランティア

参加期間:2023年 9月10日から 4週間 
 

活動中のある一日をお知らせ下さい  
[ 7:30 ]  起  床  
[ 8:00 ]  朝  食  メニュー(トースト、シリアル、果物 ) 
[ 8:55 ]  学校到着
[ 9:00 ~ 12:00 ]  午前活動  内容(外遊び、モーニングティーの手伝い、ペインティング、工作、絵本の読み聞かせ)
[ 12:40 ]  昼  食  メニュー(サンドイッチ、果物 )
[ 13:15 ~ 16:00 ]  午後活動  内容(昼寝の片付け、外遊び、アフターヌーンティーの手伝い、ペインティング、工作、絵本の読み聞かせ )
[ 16:10 ]  家到着 
[ 19:30 ]  夕  食  メニュー(ブラウンライス、魚、カレー、パスタ)
[ 22:30 ]  就  寝  

 
Q.このプログラムに参加した目的は何でしたか?
大学生のうちに1か月くらい海外に滞在する経験をしたかったから。
ホームステイや現地の幼稚園でのボランティアによって、旅行では感じることのできない文化を体感したいと考えた。教育関係の仕事をする予定なので海外の幼稚園を見てみたいと思い、子どもの主体性を生かした未就学児教育のイメージのあるオーストラリアで幼稚園ボランティアを希望した。

 
Q.費用は全部でおおよそいくら掛かりましたか?
プログラム費用28万、飛行機代12万、食費生活費10万 計約50万

 
≪幼稚園での活動について≫
Q.どんな活動やお手伝いをされましたか?
外遊び、モーニングティー・アフタヌーンティーの手伝い、ペインティング、工作、絵本の読み聞かせ、寝かしつけ、昼寝の片づけ、服や靴の脱ぎ着の手伝い、一緒に遊ぶ

 
Q.今回の活動について学んだことや感想を教えて下さい。
教育は万国共通で愛ということ。
先生たちは子どもたちに愛情をもって接しており、時には褒め、愛ゆえに時には叱っていた。
また、先生の人数は日本の保育園・幼稚園より多かった。先生たちがひとりひとりの子どもと関わる時間が長く、子どもにとって良い環境だと思った。2,3歳児は、服や靴の着脱が自分でできなかったり、言葉が話せなかったりする子がいるので、そのサポートをすることが多かった。おもちゃの使い方を使って見せて教えたり、おもちゃの取り合いの仲裁をしたりもした。2,3歳児は場面を変えると気分も変わり、すぐに忘れる子が多いので、嫌なことがあっても別のことをし始めると楽しみだす。4,5歳児は子どもたち同士で遊ぶことができ、人間関係が生まれているため人間関係における仲裁があったことが印象的だった。おままごとで遊んだり、おもちゃも私自身がやることでまねをし、別のやり方で遊んでみたりと2,3歳児よりとは異なった遊び方をしていて、年齢や月齢による違いの大きさを見ることができた。生意気な子どもも多いが、子どもたちみんな可愛い。
初めは何をしたらいいかわからず探り探りだったが、だんだんと幼稚園のルーティンや自分ができることを見つけられるようになり、先生方も優しく、楽しく活動をすることができた。

 
Q.この経験を今後どのようにつなげていこうと思っていますか?
私にとって今回が初の海外でこれまで海外に行きたいという思考があまりなかったが、海外に行き、異文化を知り、異なる国で育った人と触れ合うことの良さを感じた。他の国にも行ってみたいと思う。また、オーストラリアの人のオープンマインドに衝撃を受けた。異文化や異なった考え方の人を受け入れられるように意識したい。

 
Q.出発前と現在の英語力は何が違いますか?どれくらい伸びたと思いますか?
ホストファミリーや幼稚園の先生の発している英語をまねるようにし、また、私のつたない英語を理解しようと真剣に聞いてくれるので、伸びたと思う。もともと英語力に自信がなく、初めの頃は自分からホストファミリーに話しかけることができでいなかったが、周りの人がいい人ばかりで自分からも話しかけられるようになった。英語を話さざるを得ない状況だからこそ頑張れたということは大きい。

 
Q.今後参加される方にアドバイスをお願いします
初めの数日、1週間は長く感じるかもしれないけれど、先生の様子や発していることを真似して、試行錯誤を重ねているとだんだんを環境に慣れてきて、体感時間が短くなっていきます。自分から話しかけた経験が自信につながったので、できなくてもいろいろやってみてください!楽しんで!

 
Q.幼稚園スタッフのご自身に対する対応はいかがでしたか?    良くしてくれた

 
Q.日本文化等の紹介はしましたか?    はい 
Q.どんなことをしましたか?       おりがみ、日本のキャラクターの絵をかく
Q.どのくらいの頻度でしましたか?     普段の活動の中で時々、取り入れていた

 
Q.このプログラムの満足度を教えてください  100点/100点  
また、この学習中に感じた事、学んだ事、心に残った事、辛かった事、嬉しかった事等あればお書き下さい。
子ども成長を感じることが嬉しかった。
できることはするように促すということを意識していた中で、初めは、靴を履かせてほしいと私のところに来ていて自分でやってみる気もなかった男の子が、自分で靴のマジックテープをとめられるようになり、自分で靴下をはけるようになり、最終日には自分で靴下も靴もはけるようになった。変化のスピードが速くとても驚いた。子どものパワーを感じ、4週間のうちに成長を見届けられて嬉しかった。
自分で上着を着ようとトライしている姿も見られて、ほめて伸ばすことの大切さと成功体験の大切さを実感した。
また、名前を呼んでもらえたことも嬉しかった。日本人の名前なので、発音がしにくく覚えられにくかったが、何度も伝えることで覚えてもらうことができた。
印象に残っているのは、最終日のお別れ。最後にお別れを伝えて回ったとき、何のことかよくわかっていなそうな様子でバイバイと言ってくれる子や、寂しいと言ってくれる子、ハグしてくれる子など、いろいろな反応だったが、4週間のいろいろな思い出が蘇ってきた。
初めの1週間は慣れないことも多く、どうしたらいいんだろうと手探りだったが、頑張ってきてよかったな、気付かないうちに子どもたちとの関係性が築かれていたんだと思ってうれしかった。

 

≪ホームステイについて≫
① 食事(夕食)はホストファミリーと食べていましたか? たまに
② 食事(夕食)の質・量には満足しましたか? 満足
③ 食事(夕食)は毎回提供されましたか? 毎回
④ 週末はホストファミリーとどれくらい一緒に過ごしましたか? 時々
⑤ 初日はバスや電車の乗り方などを案内してくれましたか? してくれた
⑥ 1日の出来事などの会話はしましたか? 毎日少し話した
⑦ 家族は困ったときなど、ケアしてくれましたか? とても良くしてくれた
⑧ ホームステイの総合評価をお答えください。 大変満足した
 
⑧ 滞在した地域はどんなところでしたか?(地域の特徴、過ごしやすさなど)
Mortdele
駅の近くにスーパーや食べ物のお店もあり、電車一本でシティまで出ていけるので生活しやすかった。
 
⑨ 家族や食事のこと、楽しかった思い出、文化の違いなど滞在中感じたことや、ホストファミリーの良い点や悪い点を含め、自由にお書き下さい。
家族の日常生活を体感することができた。初めはとても緊張していて不安だったが、家族がフラットに接してくれて、一緒に食事をとったり、一緒にイベントに参加をしたりと文化を感じることができた。
バーでのコンサートや映画鑑賞会、メキシコのパーティーなどファミリーがいろいろなところに連れて行ってくれたので、家族や幼稚園の先生以外と接する機会をつくってもらえて、楽しかった。
英語でのコミュニケーションに不安があったが、伝える努力をするとくみ取ってくれるファミリーやファミリーの友達だった。
優しい人が多かった。家で顔を合わせると、今日も幼稚園に行ったの?どうだった?休みはどこかに行くの?と話しかけてくれて話したり、逆に質問したりとコミュニケーションをとることも次第に楽しめるようになった。
とてもいい経験になった。オーストラリアの多文化社会を体感できた。