海外ボランティア活動・CECジャパンネットワーク

参加者レポート

インド・ホームステイ&マザーテレサボランティア

 
 
■参加期間:2024年2月19日~3月3日
 
■ボランティアの種類 マザーテレサ施設
 
■滞在形態 ホームスティ
 
■ボランティアの活動内容と、その活動時間等
Khalighat,Shanti Dam,Prem Damにて活動しました。
朝8時半ごろからボランティア参加者が集まり始め、準備でき次第活動開始します。場所によって時間は異なりますが、活動中にティータイムがあります。他国からの参加者とも交流できる時間で、とても有意義に過ごすことができました。お昼の12時にボランティア活動は終了し、各自解散という形です。
活動内容はどの施設も似たようなもので、洗濯や掃除、居住者の方との交流、昼食という流れです。自分の身の回りの管理ができる方、補助が必要な方、様々いらっしゃるので、シスターやマーシー(施設で働いている現地の方)、経験豊富なボランティアの方の指示に従って介助すればよいと思います。
Shanti Dam,Prem Damは大きな敷地にいくつも建物があり、多くの方が暮らしています。一方Khalighatは、一つの建物に男性と女性がわかれて暮らしています。前者は、お庭や共有スペースなど自由に過ごせる場所が確保されていて、開放感があります。他方で後者は、居住者も少ない分、全ての方を認識できるような、一体感が感じられる空間でした。どの施設も魅力的なものでしたので、施設規模や雰囲気の好みで決めてみるのも良いかと思います。
 
■参加期間中の面白い発見、感動したエピソード
世界最大の人口大国ということもあり、人や車、バス等の量が多いと感じました。人の声、犬の鳴き声、車のクラクションなど、とにかくにぎやかです。交通ルールはあってないようなものなので、現地の人と同じタイミングで横断歩道を渡るなど、自分の身は自分で守る必要があると感じました。
電車の中や観光地では、現地の方から声をかけられることが多く、何度かは写真を一緒に撮りましょうと誘いを受けることもあり、非常に面白かったです。しかしコーディネーターのカロルさんより、撮った顔写真が悪用されることがあるため注意するよう言われました。インドには良い人も沢山いますが、悪い人も一定数いると思うため、コミュニケーションをとるとらないは自己判断が求められると感じました。
インドの食事はやはりスパイシーなものが多く、ホストファミリー宅でのご飯も毎晩カレー風味でした。私は辛いものが好きなので、どれも非常に美味しかったです。グリーンチリ(青唐辛子)が特に辛いようで、レストランで注文するときには抜くこともできるようです。辛いものが苦手な方は抜くことをおすすめします。また、1人前がかなり多く、良く食べれる私でも毎食満腹になっていました。2人で1人前でも十分くらいです。
ボランティア活動だけではなく、1日だけですが朝のミサに参加しました。朝6時開始なのでかなり早起きしなければなりませんが、とても神聖な空間で、参加して良かったと感じます。また、偶然ですが、マザーテレサのゆかりの地への巡礼があり、そちらにも参加しました。シスターや他のボランティア参加の方々と共に、午後2時半から6時間ほどマザーテレサにゆかりのある地を歩いてまわりました。学校や教会など、マザーの生活していた場所に触れることができ、とても良い経験になりました。
ボランティアがお休みの日には、コーディネーターのカロルさんが観光に連れて行ってくださいました。インド、そしてコルカタがどういった場所なのか、社会、歴史、宗教についても色々なお話を聞きながら様々な場所に行くことができ、とても興味深かったです。とても親切で面白い方で、一緒に過ごす時間が非常に楽しかったです!疑問を投げかけても、丁寧に回答してくださいます。またカロルさんから、インドについて色々と教わりたいと感じました。

シスターの皆さん、ボランティア参加の方々、皆生まれ育ちの国は違えど、今ここに集まり、同じ活動をし、愛を注いでいるということを感じ、心が温かくなりました。そして、施設居住者の方々の笑顔から多くのエネルギーをもらいました。勇気を出してインドへ行って良かったと思いますし、また是非参加したいです!!!
 
■今後参加される方へのアドバイス(持ち物、準備等)
衛生環境に不安を感じていたため、トラベルクリニックにかかり、A型B型肝炎・腸チフスの予防接種を受けて渡航しました。おなかを壊すこともなく、何より気持ち的にも安心して生活を送ることができたので、打ってよかったと感じています。狂犬病についてかなり心配していましたが、犬はとてもおとなしいため、気にせず歩けば何もしてきません。しかし、追いかけられたときに逃げるとより追いかけてくると教わったため、追いかけられても動じないようにすると良いそうです…
常備薬に関しては、バファリン・正露丸に加え、葛根湯・うがい薬を持っていきました。到着一週間後、喉が痛くなりかけた時に、葛根湯とうがい薬が非常に役に立ちました。日に日に症状が良くなっていることが実感できたので、軽い体調不良にはおすすめです。
お金は2週間で2万円ほど使いました。ミネラルウォーターは毎日購入していましたが、1リットル20ルピー(40円弱)で購入でき、とにかく物価が安いので、換金は2万円で十分でした。スーパーなどではクレジットカードを利用したりもしていました。
衣服は1週間分持っていきましたが、3日分程度で十分だと感じました。2月3月は毎日天気が良く、洗濯物も1日で乾きます。現地にもお手頃価格で良い衣服が売られているので、足りないと感じたらそちらを購入しても良いと思います。日本ではもう着ない服を持って行ったので、私はホストファミリーの家政婦さんに渡してきました。マザーハウスにも寄付できるようなので、そういったものがあれば持っていくこともおすすめです。
ボランティア活動中は貸し出し用のエプロンを着用するのですが、貴重品はボディバックに入れて身に着けていました。ロッカーはありますが鍵がないので、日本人は貴重品を持ち歩いている人が多かったです。
 
■その他、お気づきの点
海外渡航経験があまりないまま一人で申し込んだので不安も多く、同じような日程で参加する方がいらっしゃるのか事前に聞いてみました。偶然いらっしゃり、お願いして連絡先の交換もすることができました。ご親切に対応いただき、有難かったです。
申し込み後に、プログラム変更、日程変更をして大変ご迷惑をおかけしましたが、快く対応して下さり本当に感謝しております!CEC様のお陰で、安心して充実したインド生活を送ることができました。ありがとうございました。