参加者レポート
ソーラン節、折り紙、日本の食文化紹介をしました(オーストラリア幼稚園)
22歳の女子大生、MSさんからの投稿です。
期間:2025年11月3日から3週間
活動中のある一日をお知らせ下さい
起 床 [7:00]
朝 食 [7:30] メニュー( トースト、コーンフレーク )
学校到着 [8:50]
午前活動 [9:00~10:00] 内容(外→ボール、ブランコ、滑り台、砂場、おままごと等 中→積木、電車、パズル等)
[10:00~10:15] 内容(モーニングティー )
[10:15~11:00] 内容(9:00~と同様 )
昼食 [11:00] メニュー( パスタ、チキンライス等 )
午後活動 [11:30~13:30] 内容(お昼寝 )
[13:30~14:00] 内容(アフタヌーンティー )
[14:00~16:00] 内容(9:00~と同様 )
家到着 [16:30]
[17:00~18:30] 内容( シャワー、夕食作り )
夕 食 [18:30] メニュー( パイ、キッシュ、パスタ、お肉 )
[19:00~22:00] 内容( 自由時間 )
就 寝 [22:00]
Q.このプログラムに参加した目的は何でしたか?
一つ目は、海外で「生活する」ということを経験したかったから。観光だけでは分からない面についてたくさん知ることができると思った。二つ目は、大学で子どもの発達心理を学んでおり、幼稚園での活動に興味があったから。語学学校とは違う形で、英語に触れたいと思った。
Q.費用は全部でおおよそいくら掛かりましたか?
45万円程度
≪幼稚園での活動について≫
Q.どんな活動やお手伝いをされましたか?
園児たちと遊びながら、安全の確認やトラブルの仲裁など。食事の配膳や洗濯、寝かしつけも行った。
日本文化紹介では、ソーラン節、折り紙でフルーツバスケット・お花・トラックなどの作成、日本食消しゴムを使った食文化紹介をした。フルーツバスケットや食文化紹介では、日本語を教えることが出来た。
Q.今回の活動について学んだことや感想を教えて下さい。
子どもたち一人ひとりの自由な活動を尊重していると感じた。日本の幼稚園のようにみんなで同じことをするのではなく、ご飯やお昼寝の時間以外は、基本各自で自由に過ごしていたのがとても印象的だった。だからこそ、子どもたちの安全確認やトラブルの仲裁には広い視野が必要だった。また、子どもたちと英語でコミュニケーションを取ることが、私にとっては非常に難しかった。言葉の壁がある分、表情やジェスチャーで少しでも子どもたちに想いを伝えられるように努めた。3週間という短い期間ではあったが、子どもたちがなついてくれて、別れが惜しくなった。本当に貴重な経験をすることができた。
Q.日本出発前にしておけば良かった事はなんですか?
英語での会話の土台をもう少し整えていけばよかったと思う。現地に着たら耳が英語に慣れると考えていたが、文法や読解重視の英語教育を長年受けていたこともあり、耳だけで、意味の通った英文として理解するのは非常に難しかった。スピーキングにおいても、話したい言葉がすぐに英語で出てこず、とても苦労した。もう少し土台があれば、慣れるスピードも早かったのかなと思う。
Q.この経験を今後どのようにつなげていこうと思っていますか?
英語に関して感じた悔しさを、今後の英語学習のモチベーションにつなげていきたい。また、日本語の通じない土地でホームステイをして、幼稚園で3週間の活動を乗り越えたという経験自体が、今後様々なことに挑戦するうえで自分の糧になると思った。
Q.出発前と現在の英語力は何が違いますか?どれくらい伸びたと思いますか?
正直、大きな変化は感じられなかった。ホームステイ先や幼稚園でよく使うフレーズはスムーズに使えるようになったが、リスニングや咄嗟の会話に関してはまだまだ至らないところも多い。
Q.今後参加される方にアドバイスをお願いします
幼稚園での活動は、安全面の配慮は忘れずにしつつも、園児と同じ目線でとにかく自分も楽しむということが大切だと思った。言葉に壁があるからこそ、表情など内側から楽しんでいる様子を見せれば、子どもたちも自然と心を開いてくれたように感じた。
Q.幼稚園スタッフのご自身に対する対応はいかがでしたか?
とても良くしてくれた
Q.日本文化等の紹介はしましたか? ( はい )
Q.どんなことをしましたか?
ソーラン節をみんなで踊る
折り紙(フルーツバスケット、お花、トラック)を使って日本語を教える
日本食の消しゴムを使って、日本の料理を紹介する
Q.どのくらいの頻度でしましたか? ( 週3回程度 )
Q.このプログラムの満足度を教えてください 95点/100点 また、この学習中に感じた事、学んだ事、心に残った事、辛かった事、嬉しかった事等あればお書き下さい。
一番心に残ったのは、一緒に活動してきた幼稚園の先生から最終週にもらった言葉だ。「本当によくやってくれた。あなたはとても優しくて、たくさん助けてもらった。必ず良いママになれるし、この活動を両親に伝えたらきっと誇りに思う。」と、感謝と共に、この言葉をくれた。慣れない土地で、慣れない仕事をすることに不安があり、大変なことも多かったが、この言葉を聞いて自分に少し自信を持てたし、ここに来てよかったと心の底から思えた。また、2~3歳の幼い子どもたちが私のことを覚えてくれて、楽しそうにたくさん遊んでくれたことも嬉しかった。この年齢の子どもは日本人でもコミュニケーションが難しいのにも関わらず、言語の壁など全く関係がないぐらい仲良くなることができた。子どもたちのほうから「遊ぼう!遊ぼう!」とたくさん声をかけてくれたので、私の不安も徐々に消えていき、純粋に楽しむことができた。この幼稚園で出会った先生や子どもたちと離れるのがとても寂しいし、一人ひとりのことを忘れたくないと強く感じた。
大変だったことや辛かったことは、英語でのコミュニケーションだ。子どもたちが必死に何かを伝えてくれているのに聞き取れなくて期待に応えられなかった時や、けんかをうまく仲裁できなかった時には非常にもどかしさを感じた。
≪アンケート : ホームステイについて≫
①食事(夕食)はホストファミリーと食べていましたか? 週4~5日
②食事(夕食)の質・量には満足しましたか? 大変満足
③食事(夕食)は毎回提供されましたか? 毎回
④週末はホストファミリーとどれくらい一緒に過ごしましたか? あまり過ごしていない
⑤初日はバスや電車の乗り方などを案内してくれましたか? してくれた
⑥1日の出来事などの会話はしましたか? 毎日少し話した
⑦家族は困ったときなど、ケアしてくれましたか? とても良くしてくれた
⑧ホームステイの総合評価をお答えください。 大変満足した
⑨滞在した地域はどんなところでしたか?(地域の特徴、過ごしやすさなど)
晴れの日が多く、快適だった。朝晩と昼の気温差が大きいことや紫外線が強いことが、少し大変だった。
治安はとても良かった。
⑩家族や食事のこと、楽しかった思い出、文化の違いなど滞在中感じたことや、ホストファミリーの良い点や悪い点を含め、を自由にお書き下さい。
ファザーと一緒に夜ご飯やデザートを作って食べる時間がとても好きだった。美味しいご飯を囲みながら、その日の出来事やこれまでの話、観光のことなど、たくさん会話をした。家ではよくテレビがついており、特にアメリカをはじめとした世界情勢のニュースを見ることが多かった。マザーとファザーは、その報道内容についてよく意見を交わしていた。
文化の違いについては、日本人は「NO」と言うときに首を横に振ることがあまりないこと、そして周囲の目を気にしすぎたり、必要以上に気を遣いすぎたりする傾向があることに気づいた。
ホストファミリーは本当に親切で、この家族のもとで過ごすことができて良かったと心から思っている。


