海外ボランティア活動・CECジャパンネットワーク

参加者レポート

絶対に何かを感じて帰ってくることが出来る2週間

【 お名前 】:A.F

【 参加されたプログラム 】:ベトナム孤児院・日本語学校ボランティア (参加期間:2014/8/5-8/18)

【 参加しようと思ったきっかけは? 】:
もともと友達の影響で海外ボランティアに興味があり、せっかくの長い夏休み、「なにかしなきゃ!このままじゃいけない!」という気持ちからこのプログラムへの参加を決めました。

【 参加期間中に楽しかったこと、思い出に残るエピソードなど】:
【孤児院】
私はほぼ毎日孤児院に行かせてもらいました。交通手段はタクシーorバスです。タクシーは同時期に同じプログラムの参加者さんがたくさんいてくれた時におすすめです!私の場合は自分を含め5人で行っていたので安く乗ることができました。バスに乗り始めたのは帰国一週間前ぐらいからです。ホテルから孤児院付近に着くバス停まで、結構歩くので朝から少しきつい時もありましたが、友達と話しながら歩いているとなんとかなるものでした(^○^)値段的にはやっぱりバスのほうが安いです。滞在中に、お金を節約したくなったらバスのほうがいいかもしれません。
私は夏の暑さと毎日のハードなスケジュールのせいか、一度だけ夜に熱が出でしまいました。朝には下がっていたので大丈夫でしたが、少しでも怠いと思ったら、無理をしないほうがいいことも今後参加される方にオススメしたいです!

私は今まで障害をもった子たちと関わる機会がなかったので、初日はどう接したらいいのかな…という不安もありながら孤児院に向かいましたが、いざ子供たちの中に入ってみればそんな気持ちは吹っ飛びました!それは孤児院の子供たちのおかげです。小さい子たちの部屋では、私の顔を覚えてくれていたのかは分かりませんが、私を見つけるといつも腕を伸ばして、抱っこを要求してくる子がいました。膝の上に座りにくる子もいました。本当に可愛らしく、とても癒されました。言葉が通じないなんて全然問題ないです!実際、私はずっと日本語で話しかけていました(^^;)表情や動作で分かり合える部分があると思います♪
障害をもった子たちの部屋では、部屋に入るなり、まさかのハグで迎えてくれたり(笑)一緒にデジカメでインカメのように写真を撮ってみたり、子供たちから積極的に関わろうとしてくれます。なかには誰かの介助なしでは動けない子もいましたが、基本的にみんな元気いっぱいです!食事の介助は、ひとりひとり食べ方に癖(例:どんどんご飯を口に入れてほしい子・食べ終わるまで待ってほしい子・ご飯とスープを交互に食べたい子・ミルクがないと怒り出してしまう子…など)があるようなので、毎日通ううちに少しでも覚えてあげられるといいかなと思います。
親が居なかったり、障害をもっていたり、それぞれの子たちが抱えていることは重たくも感じました。でも、それ以上に元気いっぱいの子供たちの姿が私は印象に残っています。“この子たちにこうして、ずっとずっと笑っていてほしい”と心から願っています。
孤児院で、ウェットティッシュは必須アイテムです!私も体験者の方のレポートで知って、持っていきましたが、本当に役立ちました。孤児院以外でも色んなところで使えました。これはもしかしたら、私だけ(?)かもしれませんが…虫よけシートを持っていたらぜひ使うことをオススメします!私は持っていたにも関わらず、つけわすれていることが多々あったため、よく蚊に刺されました…。その度に、日本からもってきた強力なムヒで痒みを抑えました(^^;)

【日本語学校:わかば】
わかばも毎日行かせてもらいました。まず、生徒さんといっても小学生から大学生、家庭をもった社会人のかたなど色んな方がいます。皆さん共通していたのは、学校・仕事終わりだとは思えないほどの集中力と日本語を勉強する姿勢のすごさです!おもわず、私もこれくらいの勢いで英語を勉強しなきゃな…と反省をしました。

日本のことにもすごく興味を持ってくれていて、色んなことを質問してくれました。なかなか通じないときは、電子辞書に入っている写真を使いました。スマホは機内モードでネットが繋がらなくなっているので、電子辞書はとても役にたちました。楽しかったことといえば、同い年の生徒さんとスマホのカメラロールに入っている写真を見せ合ったことです。お互いの家族やペット、旅行の写真を見ていると自然と盛り上がります(^^)その生徒さんはその後もすごく仲良くしてくださいました。他にも、同世代の生徒さんたちと、コーヒー一杯で2時間ほど恋愛トークで盛り上がったなんてこともありました!ここがベトナムだということを忘れてしまいそうなほど、盛り上がったように思います。授業後は毎日生徒さんがご飯に誘ってくださったので、沢山のベトナム料理を食べることが出来ました。ベトナム風お好み焼きバインセオはぜひぜひ今後行かれる方に食べてほしい一品です♪

休日にも関わらず、わざわざ私たち日本人のために市場を案内してくれてり、ご飯の帰りは毎回ホテルまで送ってくれたり…本当に本当に優しくて温かい方たちでした。帰国する日は、もうこんなに良くしてくれた生徒のみなさんやアン先生とお別れだと思うと、なんだか色んな思いがこみ上げてきて涙が出てきました…。感謝の気持ちでいっぱいです!
Facebookのアカウントを作ってから行くことを私もオススメします!ベトナムで生徒さんと連絡をとる手段にもなりますし、日本に帰国してからも色んなメッセージを送りあっています。わかばの生徒さんが日本に来たときは、Facebookを通じて教えてくれるそうです(^○^)楽しみです♪

【その他】
休日はわかばも孤児院もお休みなので、ぜひぜひ観光にいくことをおすすめしたいです!私たちは、最初の一週間の土日でサイゴン通りのマリア教会に行き、観光会社のメコン川ツアー・クチトンネルのツアーにも参加しました。日本語ツアーに参加したので、案内はすべて日本語で言って下さいます。朝早くに観光会社前に集合ですが、早くいきすぎても日本人の社員の方が気さくに話しかけてくださるので、とても安心です。因みに会社の近くにある、ベトナム名物バインミーのお店も教えてくださいました。ツアー自体も満足の内容です。ツアーの参加者さんも日本人なので、なんとなく懐かしいような気分にもなれます(^^)

ホテルは他の参加者さんも書かれているように、とても清潔感があり毎日綺麗に掃除してくれます。ホテルを経営している方も優しく、とても安心感があります。私は帰国直前にしか気づけなかったのですが、ホテル周辺は美味しいものがたくさんあるみたいです!うずら卵の入った肉まんがすごく美味しいのでおすすめです。近くのコンビニのカップヌードルも安くて美味しかったです。お店の中にお湯があるので食べて帰ることも出来ました。この粉は先に入れていいのか…と悩んでいたら、店員のかたが助けにきてくださり、お湯まで入れて、親切にしてくださいました。時間がちょっと余るけど何しよう…という時にホテル周辺散策は丁度いいかもしれません。

帰国する前日に、私と友達はココナッツジュースを売っていたおじさんにだまされてしまいました。まず、楽しそうな様子で日本語で話かけられました。その後、いきなりココナッツを割りだしストローをさして差し出してきました。雰囲気にのまれてしまった私は何の疑いもなく飲んでしまいました。帰ろうとすると引き留められ、4人で150000VNDを請求されました。おかしい!飲みたいなんて言ってない!と主張しても全く諦める気配はなく、結局4人で130000VNDをとられてしまいました。雰囲気にのまれてしまったのがいけませんでした。ドンコイ通り付近の道には、このようなおじさんがたくさん居たように思います。今後行かれるかたは、気を付けてください…!この程度で済んだから言えることかもしれませんが、今ではこういう経
験も今後役立つんじゃないかな…なんて思っています(^^;)

【 今後参加される方へのアドバイスをお願いします。 】:
ボランティアというと、多くの人が“困っている人の手助けをする”というイメージを持っているのではないかと思います。
私もベトナムに行くまではそう思っていました。ですが、それは逆なんだということを今回の活動で感じました。今回の場合、私がベトナムで出会った皆さんの優しさや温かさに救われていたんだと思います。人それぞれ、感じることは違うと思いますが、絶対に何かを感じて帰ってくることが出来る2週間だと思います。