海外ボランティア活動・CECジャパンネットワーク

参加者レポート

笑顔が共通言語

◆カンボジア日本語ボランティアグループプログラム◆

◆参加期間◆
2015年2月24日~2015年3月4日まで(1週間)

◆参加の動機◆
今まで東南アジアに行ったことがなくいってみたいと思ったのと、どうせ行くならただの観光ではなく何か自分のためになることがしたいと考えボランティア活動することにしました。カンボジアを選んだのは以前から少し興味があったからです。

◆プノンペン滞在に関して◆
街の雰囲気、印象はいかがでしたか。
第一印象はバイクが多くて街の空気がよどんでいるなと感じました。また、横断歩道がなく交通量が多い道路をタイミングを見計らって横断するのや平気で逆走するのに最初すごく驚きました。しかし、過ごしているうちに慣れて道路横断もコツをつかんで渡れるようになりました。

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トゥクトゥクやバイクがたくさん行き交う道路。

◆おすすめのお店、レストラン、観光スポットがあればお知らせください◆
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メコン大学の近くにあるchatimeというお店。Roasted milk tea(Regular)$2.00 美味しかったです。

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メコン大学の近くのカフェで朝食を食べました。安くておいしかったです。

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プノンペンのイオン。春日先生に案内していただきました。日本で馴染みの店があったり、スーパーではカンボジアならではの売り方のものがあったりと日本との類似点、また逆に違う点を見つけられておもしろかったです。

◆Hilandホテルでの滞在はいかがでしたか◆
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シャワーがトイレの真上にあり最初は驚きましたが、徐々に慣れて平気になりました。滞在に関してはベッドメイキングを毎日してくれたり、水が毎日一本支給されたり十分でした。エアコンも利いて快適に過ごせました。Wi-Fiもスムーズに使えました。ホテルで働いてる方も皆さん笑顔が素敵な方たちでした。 

◆ボランティア活動に関して◆   
2月25日午前中メコン大学を初めて訪れ、日本語を学んでいるカンボジアの学生と自己紹介を兼ねて日本語で交流をしました。仲良くなれてとても楽しかったです。

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メコン大学で出会った日本語学科の学生と。

午後は日本語の授業に参加しました。カンボジアの学生の日本語の勉強を隣に座りお手伝いしました。日本人の私でも少し戸惑う問題があり日本語をとても難しく感じました。カンボジアに来る前に日本語の文法書を少しでも見とけばよかったかな・・・?と思いました。
日本語の授業を見学するという形より一緒に授業を受けて参加する方が個人的には楽しかったし勉強にもなってよかったです。

◆プノンペンでのマザーハウス孤児院での活動時間・内容と感想◆
2月27日の午前中(9:00~11:30)マザーハウスで活動をしました。行く前にluckyというスーパーでおむつとお菓子を買いました。活動内容は主に子供たちと遊ぶことで、食事の時間には食べるお手伝いをします。食後は食器を洗ったり床の掃除をしたりしました。赤ちゃんのよだれや鼻水で汚れるのでタオルやティッシュは必須だと思います。(子供たちと遊んでいると暑くなってくるので汗かきの私には自分の汗を拭く用のタオルも必要だと感じました。)ティッシュは安易に床などにおいておくとそれで遊ぶ子がいるので注意した方がいいです。わがままな子がいてどう接したらいいのかわからないことがありましたが最後には懐いて抱きついてくれてうれしかったです。また、帰り際にその子が私に向かってmamaと言って指をさしてきて、見かけは気が強そうに見える子でも母親の温もりを欲しているんだと気づかされ将来、どんな形であれ、月並みな言葉だけど幸せになってほしいなと思いました。

◆プノンペン→シェムリアップバス移動に関して◆
感想:乗る前はすごく狭くて窮屈で暑いバスを想像していたけど、座席は普通の幅で冷房も利いていたので思ったより快適でした。なので、あまり期待しないでいたら大丈夫だと思います。でも、道がガタガタでものすごく揺れてまるでジェットコースターなので安眠はできませんでした。砂埃でほぼ前が見えなく小石がバスにあたりコツンコツンといったりカンボジアならではの体験ができ良い思い出になりました。また、車の中から外に動物がいたり高床式の住居があるのがみられたのも面白かったです。

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車の中から撮った写真                   

◆シェムリアップ滞在に関して◆
・街の雰囲気、印象はいかがでしたか。
プノンペンに比べて道が舗装されているし交通ルールも守られていると感じました。一方で、トゥクトゥクの呼び込みがすごく多く日本語でたくさん話しかけてきます。プノンペンでは夜出かけるのが少し怖かったですがシェムリアップは観光地ということもあってか平気でした。

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シェムリアップの街並み

・おすすめのお店、レストラン、観光スポットがあればお知らせください。
オールドマーケットではカンボジアのズボンが買えたりお土産が買えたり、ハエがたかっている食べ物売り場があったり楽しかったのでおすすめです。

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オールドマーケットの写真

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ヤマトゲストハウスの隣で夕食を食べました。カレー$2。美味しかったです。

◆ヤマトゲストハウスでの滞在はいかがでしたか◆
プノンペンのハイランドホテルに比べランクが格段に下がったように感じました。シャワーの水圧が弱くエアコンもあまり利かず蚊もたくさんいて一日目は眠ることができませんでした(一日目の夜は停電しました)。二日目から部屋を変えてもらい相変わらずシャワーはお湯がチョロチョロと出る感じでしたがエアコンはちゃんと利くし蚊もあまりおらず良かったと思います。格安じゃないと泊まれないかな…?という感じです。逆に、Wi-Fiはスムーズだったことや朝食無料券があったことを考えると、格安なら耐えられる・・・!という感じでもあります。
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◆遺跡観光に関して◆
・アンコールワットでの朝日鑑賞はいかがでしたか。
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アンコールワットの日の出

朝5時にゲストハウスを出てトゥクトゥクでアンコールワットまで行きました。ついたばかりの時は真っ暗で何も見えなかったのに時間がたつにつれ徐々にアンコールワットの姿が見えてきて、すごくきれいで感動的でした。朝4時に起きた甲斐があったと本当に思います。 

・ツクツクで回る遺跡巡り(アンコールワット、アンコールトム、タケウ、タプローム、バンティアイクディ)はいかがでしたか。
天気が良くとても暑く、汗が止まらなかったです。水分補給は大事です。遺跡にそこまで思い入れのない私にはどの遺跡もけっこう同じように見えましたが、階段がとても急で高いところに登れる遺跡がたくさんあったり遺跡の中は迷路のようだったのでちょっとした冒険をする感じで楽しんでいました。行く前にそれぞれの遺跡についてちょっとでも予習をしておいたらともっと楽しめたかなと思いました。 
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アンコールワット

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アンコールトム

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タプローム

◆ボランティア活動に関して◆
・村での日本語ボランティアでの活動時間・内容と感想をお聞かせください。   
3月2日17時から19時まで村でボランティアをしました。トゥクトゥクで40分?ぐらいかけて行きました。途中道がガタガタで体のバランスを保つのが大変でしたが道中シェムリアップの観光地ではなく村の方々の生活が見ることができたのでその点が良かったです。活動内容は日本語を学んでいる村の子供たちに折り紙を教えました。日本語の能力が子供によって全然違ったので言葉をあまり使わない折り紙は良かったと思います。でも、私は折り紙のレパートリーがあまりなかったためもっと練習してからこれば良かったと思いました。練習する際には鶴のような難しいものではなく、かぶとのように簡単なもののほうが絶対にいいです。言葉ではコミュニケーションがうまく取れなかったけど、女の子が隣に座って寄ってきてくれてすごく可愛くてうれしくなりました。また、みんな例外なく笑顔が素敵で英語じゃなくて笑顔が共通言語だなと改めて感じることができました。 

・シェムリアップでのマザーハウス孤児院での活動時間・内容と感想をお聞かせください。
3月2日8:30~11:30 プノンペンの孤児院に比べ少し規模の大きい孤児院での活動でした。孤児院についた瞬間子供たちがわーっと寄ってきてくれて手をつないできたり元気な子が多かったです。活動内容はプノンペンの孤児院とあまり変わらず子供たちと遊ぶのが主で食事の手伝い後片付けもします。
プノンペンに比べ子供たちの人数が多いのと腕白な子が多かったため体力が奪われました。小さい子にご飯をあげていたのですが途中から食べてもらえずどうしたらいいか分からなくなりました。遊びは体をはる感じのものが多くあったのと喧嘩をして泣き出してしまう子がいたりとハチャメチャな感じでしたが子供たちの中にお姉さん的存在の子がいて頼りになりました。
また、人懐っこい子が多くほとんどの時間自分の腕の中に子供がいる状態で少し暑かったけれどかわいらしくてうれしさの方が大きかったです。人数が多いので食事やシャワーなどシスターたちが大変そうでした。
また、紙おむつではなく布のパンツだったので紙おむつを寄付してあげるとシスターたちの負担を軽くすることができると思います。

◆その他◆
・予定外の活動がありましたが、いかがでしたか。 誰が同行したか、移動費等もお知らせください。
・プノンペン小学校での活動 感想: 
インターナショナルスクールでは折り紙やじゃんけん、あっち向いてホイをして盛り上がりとても楽しかったです。日本から小分け包装してあるお菓子(ミルキー、ハイチュウ、カントリーマアムなど)を持ってきていて景品としてあげられたのは良かったと思います。英語が通じるのでコミュニケーションがとりやすかったです。

・プノンペンマーケット巡り 感想:                               
メコン大学の春日先生が車で案内してくださいました。マーケットの中では何も買いませんでしたが、雰囲気を味わえてよかったです。
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マーケットの中の様子

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マーケットに行く車の中で見つけたフルーツ屋さんや豚の丸焼き。車の中からもカンボジアらしい街の雰囲気が十分楽しめました。

・プノンペン市内観光 感想:
メコン大学の日本語学科の学生に案内していただきました。トゥクトゥクでいろいろな観光地を回ってくれてツクツク代金が$20だったので日本人4人で割ってひとり$5だしました。
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独立記念塔と王宮。王宮は普段は入れるらしいですが行った日は偉い人が来るらしく入れなかったです。

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美術館。たくさんの観光客がいました。入場料$5。(普段は無料・・・?)

写真は撮りませんでしたがトゥール・スレン虐殺博物館が個人的には大変印象深いです。つい最近まで酷い虐殺をされていたらしく床に血痕が残っていたり、囚人の写真が貼られていたりと少し恐ろしかったですがカンボジアの歴史を知るためには良い観光地だったのではないかなと思います。入場料$3 

・シェムリアップ、トレンサップ湖観光 感想:
トンレサップ湖をボートで回るツアーは私のおすすめの一つです。ボート代$19、トゥクトゥク代$10でした。ヤマトゲストハウスで働く茶さんに案内してもらいました。面白くてとても良い方でたくさん解説していただき本当に楽しかったです。湖に関してはとても汚く、湖の上には住居や学校があり日本では見られないものがたくさん見られて興味深かったです。途中、お土産や食事ができるところがあり、そこに本物のワニがたくさんいたり、ワニの革の財布や本物の蛙で作った置物がお土産として置いてあったりそこは個人的にとても印象的で楽しかったです。
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・その他:
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メコン大学の食堂で食べたチャイニーズヌードル。いくらか忘れましたが安かったはず…!!肉団子は何の肉か分かりませんでしたが弾力がありました。スープが独特な味でしたが美味しかったです。

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ハイランドホテルで飲んだココナッツジュース。顔ぐらいの大きさで$1。味は薄めで美味しかったです。

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ハイランドホテルで食べた焼飯。日本で普段食べている焼飯と似ていて美味しかったです。

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ハイランドホテルで食べたロツクラック。隣においてあるソースをつけると辛くなります。ボリューム満点で美味しかったです。

◆持ち物に関して◆
日本より用意し、役に立ったものは?
ドライヤー(コンセントが日本のまま使うことができました)
流せるティッシュ(シェムリアップで大活躍)
汗ふきシート(本当に暑くて汗かきなので役立ちました。)
日本のお菓子(プノンペンのインターナショナルスクールとシェムリアップの村のボランティアでじゃんけんに勝った子への景品へ使えました)
クロックスやビーチサンダルなど(ゲストハウスの中で使えました)

・その他、便利だと思うものは?
ウエットティッシュ(椅子や机が汚れていたりするのであると便利) 
うちわや扇子(本当に暑かったので…) 
虫よけスプレー(シェムリアップの孤児院でたくさんかに刺されました) 
ご参加頂いた時期に関して
気候、お天気はどうでしたか?
毎日晴天でとても暑かったです。日本のようにジメジメはしていませんでした。
服装は?
半そでと長ズボンでした。虫に刺されることを考えると長ズボンでよかったと思います。 

◆カンボジアの物価に関して◆
ご参加時のレートは?  1ドル=約121.7円
何か購入されたものがあれば参考までお知らせ下さい:
プノンペンのホテルの近くのスーパーで買ったお水1.5L $0.50
シェムリアップのゲストハウスの近くのコンビニで買ったチョコパン $0.55 ツナパン $0.65 ヨーグルト $0.70 
オールドマーケットで買ったカンボジアのズボン $4.00

◆今回のご参加を通じて、最も印象に残っていることや今後の参加者へのアドバイスなど◆
今回のボランティア活動は毎日が充実していて本当に良い経験になりました。日本語を教えるのは初めてだし、大勢の言葉の通じない子供たち相手に折り紙を教えたり一緒に遊んだりするのも初めてでした。初体験ばかりで分からないこともたくさんありましたが今後同じようなことをするかもしれないと考えればすべてが勉強で自分のためになったと思います。現地の子供たちと交流する中で私が最も強く感じたことは、言葉が通じなくても笑顔さえあれば言葉の壁は気にならないのではないかなということです。笑顔でいることはきっと海外だけでなく日本にいても役立つことだと思うのでこれからはスマイルを心がけようと思うようになりました。
私にとって初めての海外ボランティアが初めての東南アジア、カンボジアでしたが私のように初海外ボランティアの方にとってもカンボジアは良い国でおすすめです。カンボジアの方は優しいし、ご飯もお米やお肉、野菜など美味しいものが多かったとおもいます。ただ、良い人ばかりではないと思うので街中などでは十分注意を払った方がいいと思います。また、最終日お腹を壊したので食べ者にも気を付けた方がいいと思います。ちゃんと加熱してある食べ物なら大丈夫だと思います。
プノンペンではメコン大学の春日先生や樋口先生に本当にお世話になり、毎日を楽しく過ごすことができたのもこの先生方のおかげだと思います。ありがとうございました。
また、一週間ずっと一緒にいてくださった大吉さんは本当に頼りになるし面白くて若くて…お世話になりました。大阪弁の度々のツッコミがとてもおもしろかったです。ありがとうございました。
最後に、ほぼずっと行動を共にしていた3人の日本人学生にも感謝しています。皆、同い年なのに皆、尊敬すべき点がある人で私も頑張らなくては・・・!!と思いました。
今回の参加で学んだことがたくさんあり、東南アジアへの興味も深くなったのでまた行きたいと思います。 

お名前:Yuka Y.
性別: 女性      ご年齢:  20代