海外ボランティア活動・CECジャパンネットワーク

参加者レポート

少しのお手伝いでもとても喜んでくれます

イギリスボランティアプログラム参加者レポート

◆参加期間:  2014年10月~2015年3月 予定
このレポートをご記入いただいたのは活動を始めてから約( 6 )ヶ月め頃

◆プログラムの参加動機:
英語を学ぶため。イギリスの障碍者福祉に興味があったため。

◆ボランティア活動先に関して:
施設名:Eithinog, Leonard Cheshire disability care home
種類:障害者施設
活動先紹介:入所者数 約30人、スタッフ約70人、ボランティア3人。ボランティアは日本人1人、韓国、ボリビアの人が一人ずつでした。またオランダの看護学生が2人いました。

活動内容: 9時~5時まで。カード作りやおしゃべり、お菓子作り、ボードゲーム、ボーリング、映画鑑賞、絵本の読み聞かせ、ラジオを聞く、音楽を聴く、水族館や映画館に行く、スーパーやレストランに行く。
スタッフやactivity coordinatorがいないときは、活動を行わないよう注意されました。また利用者さんによっては飲み物にとろみや介助が必要だと説明を受けました。

感想: Eithinogは障害の程度が重くコミュニケーションの難しい利用者さんが多いので、本人が本当に喜んでくれているのかわからず成果が見えにくかったり、活動内容も単純な事の繰り返しになる日が多かったです。だからこそ利用者さんの少しの変化がうれしかったですが、毎日が単調になりがちなので、それにどう対応するかが大切だと思います。
各利用者さんの好きな活動やコミュニケーション方法を周囲の人に聞いたことで、より良いアクティビティができるようになったと思うのですが、もっと早く情報を得ておけばよかったと後悔しました。情報収集はとても大切だと思います。cerebral palsyやepilepsy、multiple sclerosisについて知っておくと利用者さんへの理解が深まり、より良い対応ができると思います。

◆滞在先に関して:
形態:フラットシェア
ルームメイト: 日本人1人、韓国人1人、ボリビア人1人、オランダの看護学生2人。
設備: テレビ、DVDプレーヤー、電子レンジ、湯沸かし器、オーブン、台所、洗濯機(洗剤ももらえます)、インターネットは施設にfree Wifiがあります。食器、タオル、ベッドシーツ、毛布は借りれます。アクテビティルームのパソコン、プリンターを借りる事もできます。

◆食事に関して:
形態: ボランティア先からの提供
感想:施設の利用者さんと同じものを食べる事もできるし、オムレツやサンドイッチ、サラダなどを頼む事もできます。昼食と夕食は提供されます。朝食はパンやコーンフレーク、牛乳がもらえるので、それですましていました。 味は普通でした。

◆町の様子をご紹介ください:
ロンドンからの距離と交通手段: 電車で4時間ほど。
住んでいる町の様子:施設が山の中にあるのですが、20分ほど歩いて山を降りると駅に行くことができます。駅の横にスーパーマーケットや100円ショップ、電気屋さんや携帯ショップがあります。田舎でのんびりした所という印象を受けました。

◆その他:
ネット環境:施設のWifiが使えます。歩いて20分ほどのところに図書館があるので、そこでもWifiが使えると思います。スターバックスやマクドナルドではfree wifiが使えるそうですが、バスで20分ほどの隣町に行かないとお店がありませんでした。 Simカードを買うと、いつでも携帯でネットが使えるようですが、日本では多くの携帯がsim freeではないので注意してください。

◆今後の参加者に何かアドバイス:
Activity coordinatorやVolunteer Coordinatorはボランティアにアクティビティの新鮮さを求めていますが、care workerの方は監視役を求めているようです。
Care workerの方々は忙しいので、少しのお手伝いでもとても喜んでくれます。また親切で優しい人が多いです。

TA 女性 20代