海外ボランティア活動・CECジャパンネットワーク

参加者レポート

一人一人の個性をじっくり見ていくと

◆参加期間◆ 2015年  7月 19 日   ~  8 月 1日 

◆参加されたプログラム名:ニュージーランドホームステイ&ボランティア

◆参加の動機:将来、日本で子ども教育に関する新しい環境を作るために、世界で注目されている幼児教育の現場を実際に見に行きたかったため。

【印象に残ったこと・感動したこと】
ニュージーランドの環境 
自然に恵まれていて、至る所にヒツジや牛が放牧されていた。景色の良い丘が沢山あり、ボランティア帰りに散歩も楽しむことが出来た 
週末はワイトモケーブとホビタンのツアーに参加し、洞窟の中の素晴らしい景色と、ロードオブザリングのホビット村のセットを見ることが出来た  

ボランティア先 
ボランティア先のロイアルオークチャイルドケアセンターの方針が素晴らしく、園長先生やスタッフの人たちから、保育に関する考え方・接し方・環境の作り方など多くを学ぶことが出来た 

【大変だったこと】 
日本と比べて子どもたちが非常に自由で活発(とてもやんちゃ)なので、最初慣れるまで戸惑うことが多かった。顔に砂をかけられたり、噛まれたりすることもあり、どこまで注意してどこまで許すかの感覚を掴むまでが大変だった。最終的には本気で子どもたちと向き合うことで、解消されることも多く、学びも多かった。先生たちが親切なので、何かとサポートしてくれた。 

【楽しかったこと】 
ボランティア先では、日々子どもたちと過ごすのが楽しかった。先生たちも子どもたちの細かな変化をよく観察しているので日々発見があり楽しかった。                       
                  
ホームステイ先では、私だけではなく香港や中国からの留学生も居て、色々な国籍の人と時間を過ごせて楽しかった。また毎週金曜日には、みんなでピザや寿司を食べながら映画を楽しむ習慣もあり楽しむことが出来た。
週末のワイトモケーブとホビタンツアーでは日本ではなかなか見られない景色が見ることが出来てとても楽しかった。

【持ち物について】
バスタオルやシャンプーなど、生活に使うものは基本的に自分で用意する必要がある
水道水が飲めるので、水代を節約したい場合は、水筒を持っていくと良いと思う
ホストファミリーに日本食を作れるか聞かれ、日本の調味料(醤油や味噌等)を持っていけばよかったと思った(結局作らなかったけど)  
下着などを自分の部屋で干すためのハンガー等もあればよかったと思った 

【現地での服装について】
7月のニュージーランドは冬の季節で非常に寒いので、ダウンが必要だった。 

デイケアでボランティアをする場合、外に居ることも多く、部屋の中にいても暖房がきいていない場合があり基本的に寒いので、ユニクロのダウンやフリースみたいに持ち運びが楽で汚れても良いジャケットが1つあると非常に便利だと感じた。また日本の一般的な幼稚園や保育園に比べて、子どもたちの遊び方が大胆なので、靴や服は基本的に汚れても良いものを着ていくと良いと思った。 

【現地の物価】
1日の費用は、交通費9ニュージーランドドル(約700~750円)と昼食代とコーヒー代で大体1日1000~1500円は使っていました。もしホームステイ先とボランティア先が近ければ交通費はかからないが、バスを使用する場合はバス代が日本に比べて非常に高いので1日1000円近く交通費にかかる。また昼食は外で食べるとファストフードでも800~1000円と高いので、私は1ニュージーランドドル(約80円)のカップヌードルとフルーツを買ってボランティア先に持って行っていた。また時々ホストマザーが夕飯の残りをランチとして持たせてくれたので、昼食代は結構節約できた。昼食を節約せずに普通に過ごすと、交通費込みで1日2000円はかかると思う。 

週末のワイトモケーブ&ホビタンツアーは約320ニュージーランドドル(約25000円)だったが、昼食や施設の入場料など全て含まれていた。 

【コミュニケーション手段(言葉の問題など)について】 
コミュニケーションは全て英語。まったく英語ができないと、会話が成り立たないのでインプットの情報も限られると感じた。ホストファミリーは日本人の受け入れになれているのでゆっくり話してくれ聞き取り易く特に問題は感じなかった。 

【ステイ先の情報・感想】 
複数のホームステイスチューデントを受け入れていたので、色々な国の人と生活が出来て楽しかった。また金曜日は映画を観てみんなで過ごす等、ホストファミリーごとの決まり事やイベントがあった。
大体6時には家に帰ってみんなでご飯を食べる習慣は日本ではなかなかできないので新鮮であった。 

【派遣(ボランティア)先について】
ロイヤルオークチャイルドケアセンターのプレスクールとトドラーでそれぞれ1週間、ボランティアとして子どもたちと一緒に過ごした。決まった役割は特になく、子どもたちと一緒に遊んだり本を読んだりして1日を過ごした。
また、他の先生たちの動きを見ながら掃除等も手伝った。日本の幼稚園や保育園と違い、子どもたちが自分で片づけをする習慣はなく、遊ぶのは子どもの仕事・環境を整えるのはスタッフ(先生)の仕事と考えているので、子どもたちが使ったものをもとの環境に戻す作業が多かった。 

【これから参加する方たちへのアドバイス】
普段の生活については物価が日本に比べて高いので想定される必要な日用品はなるべく持参することをお勧めします。ボランティア活動については、日本よりも子どもたちがアクティブで自由なので最初は戸惑うことも多いですが一人一人の個性をじっくり見ていくといろいろ気づきがあると思います。
また、私が行ったロイヤルオークチャイルドケアセンターは非常に良いスタッフの方が揃っているので保育者としてのスタンスなど学べることが多くあるように思います。 週末のツアーについては、少し高いですがワイトモケーブとホビタンツアーは満足の内容だったので是非行ってみると良いと思います。 

20代 女性 S. T 様