海外ボランティア活動・CECジャパンネットワーク

参加者レポート

地震によって家が崩壊した家族と家を作りました

◆参加期間◆  2015年9月1日   ~ 2015年9月8日 まで ( 1週間 )

◆参加の動機◆
海外のボランティアに以前から興味があり、行ったことのない土地、環境での生活や文化を自分の目で見て体感したいという思いがあったからです。またネパールの震災から数か月たった今だからできないこと、感じることができないことがあるのではないか、と思ったためです。

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◆ホームステイ滞在に関して◆
家族構成:祖父、祖母、父、母、息子
ペット:犬
食事: 非常においしかった
生活形態について(日本での生活と較べて異なる点、注意点など):
水が日本と比較して貴重品であること。(水洗トイレが少なく、トイレットペーパーは流すことができない、洗濯機がなく基本的に洗濯は手洗いである。)

感想:
ホストファミリーは家族の仲が非常によく、家庭内で日々笑い声が絶えない素敵な家族でした。ごはんはネパール料理に限らずピザやパンケーキのような洋食がでたり、MOMOというネパール料理を一緒に作って食べたりしました。毎朝祖父とお散歩、息子と登校、母の仕事場(小学校)へ一緒に通勤など家族それぞれの生活を垣間見ることができました。また10歳の息子と夕食前と朝食前に遊ぶことが日課でした。
水が貴重であることからシャワーは毎日浴びることが申し訳なく思い2日に1回など使用しました。トイレは水洗トイレとそうでないトイレがあり、トイレットペーパーとごみ袋を持ってトイレへ行くことが必須でした。

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◆ボランティア活動に関して◆
どちらで活動されましたか:震災復興のボランティア。 チャパゴン村、ブンガマティ

◆活動内容と感想(活動期間、回数、時間等も併せてご記入下さい):
9月3、4日はチャパゴン村において午前中小学校訪問をしました。日本独自のもの、言語や文化を使って触れ合いました。3日はつまようじ、色画用紙などを使用してコマを作りました。時間が限られておりボンドが乾く時間などが長くてぎりぎりでの制作になってしまったことが反省点ではありますが、各々で好きな色を選びコマを作る姿や、出来上がりまわして喜ぶ姿が非常に印象深く残っています。4日は2人1組のペアを作り背中に風船を挟んで2チームでタイムを競うリレーをしました。ルールを説明するのに苦労しましたが、子供同士で協力して風船を運ぶ姿や、チームを応援して手拍子する姿が微笑ましく感じられました。また折り紙で紙飛行機を作りグラウンドで飛ばしました。遠くへ飛ばすことができて喜ぶ子や、わたしたち日本人に折ってほしくて“teacher ! tamami!”と駆け寄って頼ってくれて嬉しく思いました。

午後は小学校の近くにある住宅地で、地震によって家が崩壊した家族と家を作りました。穴を掘って竹や太い木で柱を立て枠組みを作り、針金で固定し、周りの壁の地面を蛇が入らないよう泥をセメントの代用として煉瓦を敷き詰めました。壁と屋根にはステンレスのような銀色の板を釘で打ち付けて固定しました。日本では考えられない様な技術や知恵を目の当たりにし、炎天下のなかの作業で体力が奪われる中、現地の人々の体力と元気さには驚かされました。

5日は午前中から別の家づくりの予定がネパールのお祭りのため交通渋滞が著しく、午後からの作業になりました。2軒目では地面を平らにするために土を運ぶ作業が主でありましたが、手作りの担架にスコップで土を乗せひたすら運ぶ作業は、腰と手に影響が大きく手のひらにはまめのようなものもできました。作業中では村の人々の協力や話をかけてくれて、ネパール人の心の温かさを感じました。
7日はブンガマティで地震の被害による瓦礫撤去作業をしました。鍬で瓦礫を崩し、スコップで一輪車に乗せ、それをひたすら運ぶ作業でした。その家に住んでいたのは小柄なおばあちゃん1人でした。瓦礫のなかには本やなにかの容器、階段など家具や生活用品が垣間見られ非常に心苦しく思いました。炎天下であったために体力消耗が激しく思われましたが、わたしたちが休憩している間もおばあちゃんは作業を続けていて強さとたくましさを感じ、その光景からは常に元気と疲労回復をいただきました。

ホームステイ先からボランティア活動先までの交通手段は:
ホームステイ先からチェイワンさんのオフィスまで 徒歩10分 
オフィスからチャパゴン村 : バス 
オフィスからブンガマティ : バス 

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◆持ち物に関して◆
日本より用意し、役に立ったものは:
トイレットペーパー、ハンガー(部屋干しの際に便利)、色のついたビニール袋(中身が見えないようなもの)、折り紙(現地の子供たちに非常に喜ばれた)、ボディシート(毎日シャワーを浴びることができると限らない)、マスク

◆カトマンズに関して◆
お勧めの観光スポット、お店、レストラン等があればお知らせ下さい:
わたしは訪れることができなかったのですが、タメル地区はお土産屋さんがそろっており買い物に最適だと聞きました。

反対にお勧めできない場所等があれば、その理由もお知らせ下さい:
おすすめできないわけではありませんが、カトマンズにおいて物乞いする子が多く、お金をもらおうと近寄ってくるのを無視しなければならないことが、非常に心苦しく少し怖さを感じました。

カトマンズ以外の街を訪れた方は、下記の質問にお答えください
どちらに行かれましたか:
バクタプル

交通手段、かかった時間、費用は:
バスで片道25ルピー、約40分

感想:
お土産屋さんが多く観光者向けの場所でした。入場料に外国人は1500ルピーかかりますが、街並みや雰囲気は落ち着きや穏やかさがあり、カトマンズとはちがった落ち着いた雰囲気が印象的でした。またチェイワンさんが毎回訪れるというお店で食べたヨーグルトは非常においしかったです。お土産屋さんでは値切ると値段を安くしてくれるところがほとんどなので、次きたら値切りを再チャレンジしたいと思います。

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◆ご参加頂いた時期に関して◆
気候、お天気はどうでしたか:
2日に夕方から大雨、その他は晴れ  
朝方や夜は少し涼しかったので長袖の羽織れるものがあると便利
服装は:
半袖、長ズボン(デニム)、マーケットにて購入したアジア模様のパンツ、汚れてもいいスニーカー、ビーチサンダル。ボランティア活動では靴が非常に汚れるので、捨ててもいいような靴が好ましいです。

◆ネパールの物価に関して◆
何か購入されたものがあれば参考までお知らせ下さい:
 ミネラルウォーター1Lあたり 20~25ルピー

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◆予防接種に関して◆
渡航にあたり予防接種を受けましたか:いいえ

◆今回のご参加を通じて、最も印象に残っていることや今後の参加者へのアドバイスなど◆
今回のネパールでのホームステイを通して感じたことはネパール人の温かさです。ホストファミリーはもちろんのこと、帰国前日にはホストマザーが“you are my daughter. I am your Nepali mom.”と次にネパールへ訪れるときは無料で泊まりにおいで、と言ってくれたことが非常に嬉しく思いました。またステイ中に家族の知り合いにあうと、”my sister”などと紹介してくれて、その知り合いとも会話をしたり、近所の家族とも挨拶を交わしていく中でお話をするようになりました。ネパール人はフレンドリーで気さくな方が多いように感じました。英語を話せる方も多くいますが、ネパール語を少し挨拶や簡単な単語、自己紹介は覚えておくとよりいいと思いますし、ネパール語を覚えたくなりました。
また震災の被害によって家が半壊や瓦礫が家の周りに積まれているなか生活している人が数多くいました。日本では考えられない光景ではありましたが、ネパールの人々はそのような環境の中でも自力で家を建てて作業している姿からたくましさや強さを感じました。またボランティア活動の終わりには必ず簡単なお菓子や食事、チャイをふるまってくれる優しさやおもてなしの心も身に沁みて感じました。
わたしは今回が初めてのひとり海外渡航でしたが、ネパールへの渡航中にも旅行でタイを訪れるという会社員男性や、同じようにボランティア団体できている大学生たち、結婚式で訪れた親子との出会いがありました。その親子とは帰りの飛行機でも隣の席という奇跡からお話が非常に弾みました。不安な方もいるかもしれませんが、わたしはひとりだったからこそできた出会いを非常に嬉しく思います。そしてネパールでの生活は日本では味わうことのできない雰囲気や空気感、建物を見て触れて味わうことができます。交通量が多く砂埃などがひどいために喉を傷めたので、マスクを持っていくことを強くおすすめします。

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お名前(イニシャル、ニックネーム可):T
性別:女性  ご年齢:20代