海外ボランティア活動・CECジャパンネットワーク

参加者レポート

【幼稚園ボランティア】次に活かせる「何か」を作れた

◆参加期間◆ 2016年2月21日~3月5日 2週間 ◆参加プログラム◆カナダ幼稚園ボランティア

私事ですが、今年で二十歳になり、大人の仲間入りをします。
成人式は来年ですが、ふとしたときに「もう大人なんだなぁ、十代のうちにやり残していることないかな、それとも何かやっておきたいことないかな。」と思い、自分の今までの人生を振り返る事がありました。私自身、英語をもっと習いたいからと理由で留学をさせてもらい、たくさんの世界を見ることが出来たり感じたり、他にもしたいことは全てしてきて、当たり前のことも全て親に不自由なくさせていただきました。周りの方たちにも恵まれていて、いつも笑顔でたくさんの毎日を日本では過ごしています。結果、そんな恵まれている自分には今までの十代でやりのこしておくことがなかったのです。
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だけど、ひとつ大きな問題がありました。
「全て自分のためであって、人のために何かしてきた事がない。」ということです。
これは私にとってすごくひっかかるとこがあって、これをクリアしては二十歳を迎えたくはないと感じました。私の拙い英語だけれど、先生の何かアシスタントを出来れば、何か子ども達にとっていい刺激を与えれば、そんな考えもあり、地元のプレスクールに二週間、幼児教育のボランティアをさせていただきました。
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先生方は、すごく優しく接してくださり、プレスクールのルールなど、子ども達についてなども一から教えてくださって、本当に初日から緊張も何もありませんでした。先生方自身、母国語は英語ではないのですが、英語で子ども達を教育し、仕事をする姿に、見ていてなんだか考えさせられる部分がありました。これからの自分の可能性の無限大さなんかもここで感じたりしました。子ども達は最初は、「誰だ、このアジア人は」と思いながらきっと私を見ていて(笑)、全然懐いてくれなかったりと、少し大変な事もありました。

もちろん最初から元気たくさんで、人懐っこい子はすぐに懐いてくれて、すごく接しやすい子もいました。一緒に時間を過ごしていくうちに、シャイな子や人懐っこい子のカテゴリがわかれてきて、私は少し負けず嫌いな性格もあり(笑)「全員と仲良くなる」というのが目標だったので、そのシャイな子たちと絶対に「仲良くなるぞ!」とういう意思が出来ていて、時間をかけて心を開いてもらうようにがんばりました。
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目線を同じ高さにしていっぱい優しく話しかけてみたり、ちょっとおもしろいことしてみたり、何か気をひくことを考えながら毎日過ごしました。
そんなことをしているうちに「先生、あそぼ」「先生、こっちきてー!」と、今までシャイだった子達からも言われるようになりました。その時すっごくうれしくて、名前や私が日本から来た事も覚えていてくれる子もいたり、なんかすごく大きなことを成し遂げた気分になりました。 それに自分にとって子どもとの触れ合い方も勉強になって、英語以外にも、たくさん吸収する事がありました。

また、日本から折り紙をもってきていたので、折り紙を教える時間もあって、みんなでカエルをつくったりと、すごく楽しい思い出もつくることができました。自分では何か日本のものを紹介するとういうことは本当にいいことだし、これからこういうプログラムに参加する人にはお勧めしたいと思います。
二週間という本当に短い時間で、子ども達とも仲良くなってきたときにさようならという感じなんですが、本当に濃い時間でまた次に活かせる「何か」を作れた大切な二週間でした。
また機会があれば、バンクーバーに来てプレスクールを覗きに来たいとおもいます。
ありがとうございました。

N.Y様 19歳 女性