海外ボランティア活動・CECジャパンネットワーク

参加者レポート

ホーチミン日本語&障がい孤児 8月

ホーチミン日本語&障がい孤児の参加レポート。

■参加された国名
ベトナム

■参加期間
2018.8.27~9.3

■参加の動機
セブ島でのボランティアで親以外の外部からの教育の大切さを感じ、自分が1番身近で教えられるものは日本語だと思い参加しようと思いました。

■ボランティア活動について
ky quang寺の施設には3回訪れました。
この施設が開いている時間は8時から11時頃とお昼は1時くらいから開いているみたいでしたが、午後はわかば日本語教室でのボランティアがあったためそちらに参加しました。
内容は主に子供と遊ぶことや自分で食事をとることが出来ない障害のある子供たちへの食事の補助でした。施設の方から特に指示は無いため、それ以外にも自分から何をすれば施設の方が1番助かるか考えて行動することが多々ありました。このお寺にボランティアに来ていた人は意外に多く、日本人だけでなくフランス人の方も来ていて驚きました。私たちの他にボランティアさんは20人くらいいました。この施設には観光に来る人も多く、受付などその方たちと同じような対応しかされません。だからこそ自分で考えて行動する力が自然と身につくのではないかと感じました。子供たちだけでなく施設の方たちとほとんど言語が通じないのでコミュニケーションを取るのが難しいですが、伝えようという気持ちがあれば何か読み取ってくれると思います。自分から他ののボランティアの方に話しかけてみたり協力することでよりよい子供たちへのサポートが出来ると思います。

■滞在先について
滞在先のホテルは綺麗な印象で、近くにコンビニ、スーパー、ランドリー、カフェなど便利なお店が揃っていました。どこに行くにもバイクがとても多い道を渡ったりするのが最初は大変でしたが、ここでしかできない面白い経験になると思います。
食事はとても美味しく、更に1食50000ドン(日本円で250円くらい)あれば十分なものが食べれます。また、ホテルの近くや市内にはたくさんの韓国系のお店があったので女の子には買い物出来てとても良いと思います!タピオカのお店がたくさんあったことも驚きました!オシャレなレストランなど行こうと思うともう少しかかりますので、私は近くの屋台や市場に連れていってもらって安く済ませていました!屋台などは冷やさずにそのまま材料が置いてある事がほとんどであるため、お腹壊すことを心配していましたが、私が滞在中にボランティアの人でお腹を壊した人はいませんでした。
日本語教室の授業が終わると生徒の皆がご飯に誘ってくれたのでローカルな屋台でご飯を食べてたくさん日本について、ベトナムについてお互いに話すことが出来てとても有意義な時間を過ごすことが出来ました。

■その他の感想
最初はお金の単位の大きさに慣れるのが大変でした。でも友達から0を2つ消して2で割ると大体日本円になるという計算方法を教えてもらってからスムーズに計算できるようになりました。
私が感じたのは1つのボランティアでの時間が短く、観光がメインのようなプログラムだと感じました。私はボランティアをメインにしたいと思い参加したので、少し物足りないかな?という印象です。なので観光もボランティアもどちらも楽しみたい!という人にはオススメ出来ます。
私が滞在中にちょうどベトナム独立記念日があったのでその日はサイゴンスカイデッキというビルの上から花火を見れたのがとても感動しました。
お金は、1週間の滞在で13000円程使いました。最初は1万円で足りるくらいだと思って使っていましたが、市場で買い物を楽しんだりお土産をたくさん買っているうちにお金が足らなくなってしまったので市内で両替しました。1000円単位で出来たのは助かりました!

■今後参加する人へのアドバイス、お気づきの点
日本語教室の生徒さんは本当に勤勉で毎日復習を欠かさずにやっていると聞いて自分の英語学習へのモチベーションに繋がったり、良い経験が出来ました。
日本語のどうして?なんで?という生徒の疑問は日本語を母語としている私には答えるのが難しくて苦労しましたが、絵で例えたりして諦めずに伝え続けることが大事だと思います。
お金に関して、両替は空港ではなく市内でやることをオススメします!空港に着いてからホテルに行くまでのお金は事前に払ってあるためホテルに着くまで現金は必要ないと感じました。実際に私は1000円分くらい損してしまったので、空港で両替するのは本当に少しだけで大丈夫だと思います。
今回ベトナムに訪れて、経済的な理由で親に捨てられてしまったり戦争で使われた枯葉剤の影響で身体に障害を持った子供たちなどの過酷な状況でも毎日施設の人に支えられながら生きているという一場面と、ベトナム語、英語に加えて日本語を勉強しに来ている意欲に溢れた比較的裕福な層の子たちという対極的なベトナムの裏側を肌で感じることが出来ました。ぜひ旅行では味わえない国の裏側や素晴らしさを感じたいという人はこのボランティアに参加することをオススメします!