CECジャパンネットワーク|海外ボランティア活動支援

参加者レポート

オーストラリアで日本語ボランティアを体験

プログラム参加期間 : 2023 年 10 月 6 日~ 2023 年 12 月 20 日
派遣校名:        派遣地域(州): Melbourne VIC
日本語関連の資格:なし
 
Q.現地のサポートはいかがでしたか?また日本語教師ネットワークに(BBI)に何かご意見ご要望等あればお書き下さい。
とても良かった。
気軽に相談や質問にこたえてくれたので、渡航前もあまり不安を抱きませんでした。
現地のホテルでトラブルが起こった際も、相談に乗ってくださり無事トラブルも解決したので頼りがいも感じていました。
 
Q. このプログラムを選んだポイント、オーストラリアもしくはニュージーランドを選んだポイントは?
私は将来小学校の教員になりたいと考えており、近年外国とつながりのある子どもが増えているため、多文化国家であるオーストラリアで様々な文化に触れ、外国の教育について知ることは非常にプラスになると考えました。
 
Q.このプログラムに参加した目的は何でしたか?目的は達成できましたか?
英語力の向上はもちろんですが、「様々な文化について知ること」「外国の小学校教育について知ること」の二つを目的として参加しました。
 
Q.派遣地の地域はどんなところでしたか?(地域の特徴、過ごしやすさなど)
私はメルボルンのオークリーという地域に派遣されました。メルボルンはおしゃれなカフェや建物が沢山あるのでシティを観光するだけでもとても楽しむことができます。また、オークリーには様々な国のバックグラウンドを持つ人が住んでいるため様々な国のバックグラウンドを持つ生徒と関わることができます。住んでいる人もフレンドリーで優しい人が多く、街中で「服素敵だね」と声を掛けられることも多々ありました。
 
Q. 活動中のある一日をお知らせ下さい ※[ ]内には時間をご記入下さい
起 床 [ 7:20 ]
朝 食 [ 7:50 ]  メニュー(シリアル・トースト)
学校到着 [8:45 ]
午前活動 [9:00 ~ 9:50 ] 内容:授業
[9:50 ~ 10:40 ] 内容:授業
[ 10:40 ~ 11:10 ] 内容:リセス
[ 11:10 ~ 12:00 ] 内容:授業
[ 12:00 ~ 12:50 ] 内容:授業
昼食  [ 12:50  ] メニュー( ワンタン・炒飯・餡饅・おにぎり・フルーツ )
午後活動 [ 13:50 ~ 14:40 ] 内容:授業
[ 14:40 ~ 15:30 ] 内容:授業
家到着  [ 16:00 ]
[ 17:00 ~ 18:30 ] 内容:子どもと遊ぶ もしくはプレゼンなど授業の準備
[ : ~ :  ] 内容
夕  食 [ 18:30 ] メニュー(中国料理、たまに日本食)
[ 19:30 ~20:30  ] 内容:子どもと遊ぶ
就  寝 [ 23:30 ]
 
Q.教えた学生のレベル  5歳〜12歳(ほとんどの子どもが日本語を話せないが、数人の日本語を話せる子どもとは漢字練習などを行った。)
 
Q.1 週間の平均授業数  27
 
Q.行なった授業内容
・6年生に向けて地元である鹿児島の紹介プレゼンテーション
・1・2・3年生に向けて日本のゲーム紹介
・3・4年生に向けて日本に関するクイズ
 
Q.授業を一人で任されましたか(はい)
・6年生に向けて地元である鹿児島の紹介プレゼンテーション
・1・2・3年生に向けて日本のゲーム紹介
・3・4年生に向けて日本に関するクイズ
 
Q.日本語授業の他に参加されたイベント等はございますか(はい)
・カラーラン
・6年生の卒業式
・クリスマスパーティー
 
Q.生活費は全部でおおよそいくら掛かりましたか?
ホームステイ代(食事込み):週300ドル×11=3300ドル
携帯代:月4000円ほど
 
Q.出発前と現在の英語力(現地の言語力)は何が違いますか?どれくらい伸びたと思いますか?
・自分から話しかけられるようになった。
・翻訳アプリに頼らないで一日過ごすことができる様になった。
 
Q.プログラム参加前にしておけば良かった事、これから参加する方へのアドバイスは何ですか?
・日本についてより知ろうとする(特にアニメやキャラクター)
・リスニングとスピーキングの練習
・派遣地の気候について調べる。(私はメルボルンが天候が変わりやすく、寒暖差が激しい地域だと知らずに来たので持ってくる服を間違えたと感じました。)
 
Q.この経験を今後どのようにつなげていこうと思っていますか?
・卒業論文研究の内容でもある、小学校教育における多文化教育について本体験を通して良い方法について考える。
・小学校教員になった際に、オーストラリアの小学校で行われていたユニークな取り組みを取り入れる。
 
Q.現地で活動したこと、体験したことをお書き下さい。
満足度 80 /100 点
 
私の派遣された小学校は、様々な国のバックグラウンドを持つ子どもたちが住んでいます。そのため多くの文化に触れることが出来たと感じます。学校では多様性に応じた取り組みが多くなされていたと感じます。その取り組みの一つであるジャパニーズデーでは児童に加えて先生たちも日本に関するコスチュームを着て1日を過ごし、日本に関する授業を行ったり、日本語の授業では書道など日本の文化を体験できる授業などを行ったりしました。また、前学期のため私は参加することが出来なかったのですが、自分の国に関する衣装を着てきてくる日や、L G B T Qについて考える日は紫の物を身につけてくるなど日本にないユニークなものばかりでした。これらは、外国につながりのある子どもが増えつつある日本の学校現場でも取り入れていくべきであると感じました。
 
嬉しかったことは日々を過ごす中で、子どもたちが「〇〇先生」と声をかけてくれたり、ハグをしにきてくれたり話しかけてくれたりと子どもたちとの絆を深めることが出来たことです。初めは自分の英語に自信を持てずに話しかけることが出来ませんでしたが、一緒にワークをしたり遊んだりする中で多くの子どもたちと仲を深めることが出来ました。また子どもたちに向けて、プレゼンテーションやクイズ、ゲームなどを行いましたが、沢山質問をしてくれたり嬉しそうに話をしてくれたり、沢山手をあげてくれたり、音楽を流したら一緒に踊り出したりと一つ一つの子どもたちの反応がとても可愛くて、教えることの楽しさを、身をもって実感しました。もう一つの嬉しかったこととしては、オーストラリアが大好きになったことです。担当の日本語の先生がとても良い方で、色々なところに連れて行ってくれたり、色々な話を聞かせてくれたりしました。そのお陰で多くのオーストラリア名物に触れたり、オーストラリアについて知ったりすることができオーストラリアが大好きになりました。
 
私にとって、滞在中に最も大変だったことはホームステイ先での暮らしです。私にとって初めてのホームステイであり他との比較は出来ませんが、自分がベビーシッターの様に感じることがいくつかありました。もちろんコミュニケーションを積極的に取ることは大切ですが、「自分の時間をしっかりと作る」「嫌なことは断る」の二つが大切であると感じました。私は普段から怒ったり断ったりすることが苦手で、子どもの世話は大変な場面も多くありましたが、子どもに「危ないからダメ」「これは良くないことだからやってはダメ」の様に理由を言ってからダメと言うことができる様になったのは、自分の少し成長した部分でもあると感じます。
 
20点減点した理由としては、自分の英語力不足を日々感じたからです。渡航前にリスニングとスピーキングの練習をしておくべきだったと感じます。特に子どもたちは容赦無く話しかけてくるので聞き取れないことや自分の行動や発言で困惑させてしまうことが多々ありました。素直でとてもいい子たちばかりだったので、子どもたちの言葉を自分の耳で聞いて自分の言葉で伝えてより深くコミュニケーションをとりたかったなと感じます。