海外ボランティア活動・CECジャパンネットワーク

参加者レポート

ネパールでホームステイ

この記事は過去のレポートを再度アップしたものです。

ネパールでの滞在時期(季節)
参加期間   8月25日 ~ 年9月8日まで (2週間)

参加の動機
発展途上国の生活を経験してみたかった。また、ネパールの児童福祉施設の現状をみてみたかったため。

ホームステイ滞在に関して
家族構成: お父さん お母さん 子供( 2 )人 その他(おじいさん、おばあさん )
ペット: 無
食事: 非常においしかった

お母さんが毎日作ってくれたダルバート。

3種類のスープをご飯にかけて。とてもおいしい。

生活形態について(日本での生活と較べて異なる点、注意点など):
ネパールでは水がとても貴重なので、ホストファミリーの家では、

シャワーは週に2回ほど

入っているとの話がありました。私は2週間のうちで1度だけシャワーを

利用しました。ネパール人は、食事は右手で食べます。
私達にはスプーンやフォークを用意してくれたためそれを使用しました。

 

トイレは外にあります。大の時だけ流すようにしていました。
感想:ホストファミリーは本当に優しく、家族のように迎えてくれました。夕食は毎日ダルバート

(ご飯と3種類のカレー)でしたが、毎日種類が違うので飽きることなく全部おいしかったです。

夕食後みんなでインドのテレビを観たり、チェイワンさんやお母さんとおしゃべりをしたりと、とても

楽しい時間を過ごせました。

部屋ではヤモリや蜘蛛、ゴキブリが出ましたが、これぞネパールなのだと思い、パニックになりながらも

なんとか楽しく乗り切ることができました。

チェイワンさんの家の3階にあるゲストルーム。

日本のコンセントが使用できます。

ボランティア活動に関して
どちらで活動されましたか: CHILDREN’S HOME (孤児院)

活動内容と感想(活動期間、回数、時間等も併せてご記入下さい):
10日間ほど活動しました。 時間は13:00~17:45まで。

時間はアバウトなので、午前中のスケジュールが押し行くのが遅れても、
マザーが優しく出迎えてくれます。子ども達は本当にかわいいです。

人懐っこく、抱っこをよく求めてきます。

 

マザー達は、各部屋の担当があり、わが子のように愛情たっぷりで育てています。私は午後の活動だったので、

子どもがお昼寝中は
マザーの洗濯や食事の準備を手伝っていました。

15時くらいになると子どもたちが起き、幼稚園に行っている子どもたちも帰ってくるので、

ご飯をあげたりオムツを交換したり、着替えをさせたり、遊んだりして過ごしました。

100円ショップでおもちゃをたくさん購入して行きましたが、それを使うことがほとんどなく、

身体を使う遊びがほとんどでした。
印象として、赤ちゃん(新生児)の肌着が古かったり、代々使っているため汚れていたり、

サイズが合わない洋服、破れている洋服を着ていることが気になりました。

子ども達は特に気にしていませんし、これが当たり前なのだと思うのですが、

やはり物資が足りていないのかなと思います。
寄付するものとして、おもちゃではなく、赤ちゃんの肌着や子どもたちの洋服を持っていけば

よかったと思いました。今後参加する方への参考になればと思います。
(肌着、ロンパース、布オムツ、Tシャツ、ズボン等)

子ども達の笑顔、マザーたちの優しさが忘れられません。日本の児童福祉施設とは、

入所理由もマザーの関わり方も全く違いますが、
子ども達はたくましくのびのびと育っていました。孤児院の回りの田園風景もとても素敵です。

本当に行ってよかったです。


孤児院の女の子達と。みんな美人で英語が堪能。

気さくに話しかけてくれます。


孤児院の幼児さん。人懐こくてとてもかわいいです。

外で遊ぶのが大好きで元気いっぱい。

ホームステイ先からボランティア活動先までの交通手段は:
オフィス近くのバス停から、「マガルガオン行」、

「コカナ行」、「ブンガマティ行」のどれかに乗って20分ほど。
そこから20分~30分歩くと孤児院に到着します。

英会話ORネパール語レッスンに関して ※復興支援プログラム以外にご参加の方ご回答下さい
非常に良かった
感想:
英語が全くというほど話せません。中学生レベル英語力です。そのため、毎朝、WI-FIがつながるカフェへ行き、
ロビンさんへの質問を考え、携帯アプリで英訳をしてレッスンへ挑んでいました。基本的に、

こちらが質問をしてロビンさんが答えてくれるという流れなので、質問を一日3個ほど考えていく必要があります。
つたない英語、めちゃくちゃな文章でも、ロビンさんは理解してくれて丁寧に応えてくれます。

どんなくだらない質問でも優しく、おもしろく教えてくれます。
そこから話を広げ、ネパールの文化や生活について知識を深めました。日本との違いについても

ロビンさんと情報交換ができて面白かったです。

持ち物に関して
日本より用意し、役に立ったものは:
色々な種類のウェットティッシュ(アルコール入りのお手拭シート、アルコールフリーのもの、
身体拭き) / 水のいらないシャンプー / ビーチサンダル(家で履く用)/
虫除けスプレー /懐中電灯 /  液体洗剤 / トイレットペーパー、箱ティッシュ

その他、便利だと思うものは:
大人用(介護用)お尻拭き → お風呂に入れない時に使用していました。
ジップロック → トイレで紙を流せない時や、洗濯をする時に役にたちました。
※日用品はたいてい現地でも安く調達できます。

地図 → 地図があれば、現地の人に聞きながらどこにでも行けました。
ファブリーズ → 洗濯がしばらくできない時があり、靴下やTシャツがひどい臭いに・・笑

パタン・カトマンズ、もしくはブンガマティ観光に関して
感想:
パタン → 朝食後、毎日街を歩いていました。小さなお土産屋さんやカフェも多く、歩いているだけ
で楽しかったです。人も温かく、たくさん声をかけてくれます。
ブンガマティ → 地震の痕がまだ多く残っていました。 震災風向のボランティアに一日だけ参加

させていただきました。

カトマンズに関して
お勧めの観光スポット、お店、レストラン等があればお知らせ下さい:
ネパールガネーシャ(パタン)→日本人の方がやっているお土産屋さん。とても親切にして頂きました。

トラディッショナルホームズ(パタン)→ガネーシャの横にあるカフェ。WI-FIもあり、綺麗なトイレも

あります。コーヒーも安くておいしいです。

タメル地区 → 東京の渋谷、原宿という感じ。お土産屋さんがとても充実しています。
パシュパティナート → 世界遺産。お寺や火葬場、マザーテレサの高齢者施設があります。
スワヤンブナート → ネパール最古の仏教寺。365段の階段を上って行きます。そこから眺めるカトマンズ

の街がとても綺麗です。

反対にお勧めできない場所等があれば、その理由もお知らせ下さい:特にありません。

カトマンズ以外の街を訪れた方は、下記の質問にお答えください
どちらに行かれましたか:
ナガルコット(1泊2日)

交通手段、かかった時間、費用は:
チェイワンさんと運転手さんが車で連れて行ってくれました。
バクタプルの観光後、ナガルコットへ向かいました。バクタプルの料金と宿代を合わせて130ドルでした。

感想:
雨季のため天気が不安定で、残念ながらサンセットもサンライズもみられず、ヒマラヤが見えずでした。しかし、
ホテルからみえる景色はとても綺麗で、ヒマラヤの代わりに雲海を眺めることができました。

ご参加頂いた時期に関して
気候、お天気はどうでしたか:
雨季でしたが、一日中雨が降っているという日はありませんでした。夜に雨が降っても、日中は晴れて

いることが多かったです。
一度夕立が降りタメルの街の道が川のようになりましたが、気長に水が引くのを待ちました。ネパール人は

そのような状況に慣れているため、特にあわてた様子をみせずにのんびりしています。

服装は:
念のため、長袖を持って行きましたが一度も使いませんでした。ナガルコットは標高が高いので天気に

よっては寒いかもしれません。
とにかく歩き、汗をかくので、Tシャツや靴下は多く持っていった方がいいと思います。

(洗濯ができなかもしれないので)

ネパールの物価に関して
ご参加時のレートは:  1ルピー=約( 1 )円
何か購入されたものがあれば参考までお知らせ下さい:
(例:ミネラルウォーター1L 20ルピー(約30円)、切手 30ルピー(約45円)等)
ミネラルウォーター1L(20ルピー)/ 蚊取り線香8本入り (37ルピー)/
お菓子(15ルピー~100ルピー) / お昼ごはん(100ルピー~400ルピー ※お店によって様々)

予防接種に関して
渡航にあたり予防接種を受けましたか: いいえ

今回のご参加を通じて、最も印象に残っていることや今後の参加者へのアドバイスなど自由にお書きください。

*ネパールで撮られた写真をお貼り頂く際は、説明のコメントもお願いします
行くまでは、ネパールについて本当に何も知りませんでした。直前に、ダッカでのテロ事件があり、

治安は大丈夫なのかなという不安
もありました。しかしそんな不安はすぐになくなりました。とにかくネパール人はみんな優しく、

温かく、何度も何度も助けられました。

英語もネパール語も話せませんが、コミュニケーションを取ろうという気持ちがあれば何も問題ありません

でした。笑顔で「ナマステ」
と言えば、笑顔で「ナマステ」と返ってきます。こちらがニコリと笑えば、微笑み返してくれます。

道がわからなければ、快く教えてくれます。どうしたの?と声をかけてくれます。
本当に本当に素敵な国です。

道路には信号がありません。横断歩道は、一応線だけ書いてありますがバイクや車、バスが多く

走っているので、
タイミングをみながらゆっくりと歩いて(轢かれないように)渡ります。始めは恐かったですが、

すぐに慣れました。あの交通量で、よく事故が起こらないな・・と不思議に思うくらい、車同士スレスレです。
日本はモノであふれていて、便利すぎる生活です。ネパールの生活は全く逆です。不便と思うのは、

便利さを当たり前にしている私達が感じることで、ネパール人は何も不便とは感じていません。

舗装されていない道、綺麗ではないトイレ、水が足りないため毎日入れないお風呂、洗濯機がない生活、

信号機が無い道路、急な停電・・・
日本との違いを挙げたらきりがありません。これがネパールの生活なんだ、と何も考えず受け

入れることが大切だと思います。2週間でした。物置のような家や、
今にも壊れそうな家もありましたが、みんな表情が穏やかで、笑顔で、幸せそうに見えました。

昔昔の日本の風景、家族や近所の人とのつながりを大切にしていた昔の日本がネパールにはありました。

孤児院では、TEEJという女の子のお祭りに参加することができました。この日をネパール人はとて

も楽しみにしている様子でした。
子ども達やマザー達と汗をかきながら一緒にダンスを踊った時間はとてもハッピーで、忘れられな

いよい思い出になりました。

観光ではみられないものを、たくさん観て経験することができます。チェイワンさんやロビンさんが

何でも教えて助けてくれます。
興味があるなら絶対に行ってみるべきだと思います。私も、どんな形になるかはわかりませんが、必ず

またネパールに行きたいと思っています。今回関わった人すべてへ感謝の気持ちでいっぱいです。
ありがとうございました。

.。o○めざましい発展で活気づくアジアの国々○o。.

エキゾチックな街並みや遺跡が残るバリやベトナム。幾多の街々が山紫水明の風
景や数々の歴史遺産に彩られ息づいているネパール。古都アグラに建つ ター
ジ・マハルなど、多様な民族と宗教が文化を紡ぎ出す悠久の国インド。優雅な
ビーチリゾート・セブ美食の台湾、スパイシーなタイ料理など、アジアの魅力
は尽きません。

一方、まだまだ富裕層と貧困層での生活レベルが大きくかけ離れている事実もあ
り、とくに貧困層の子供たちは親と一緒に暮らすことができず、施設 (孤児
院)での生活を余儀なくされている現実があります。

CECの海外ボランティアのなかで、特にアジア圏では、教育、福祉を焦点にした
プログラムづくりを現地のコーディネーターと一緒に作っています。
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