海外ボランティア活動・CECジャパンネットワーク

参加者レポート

目的意識が高い人が多く、大変刺激をもらうことができた

◆インドマザーテレサボランティア&ホームステイプログラム◆

◆参加期間◆ 2016年3月21日   ~  2016年3月28日まで (1週間)

◆参加の動機◆
学生の間にどうしてもインドという国に足を踏み入れいと思っていたから。さらに、マザーテレサにも興味がありボランティアにも参加できるということで迷わず参加したいと思った。

◆ホームステイ滞在に関して◆
家族構成: お父さん お母さん 子供 1人 その他(食事を用意してくれるお手伝いさん。家を出入りする同じマンションの住人がいる。             )
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ペット: 無
食事:   普通

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(ある日の夕食①)

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(ある日の夕食②・・?あれれ同じ?)

生活形態について(日本での生活と較べて異なる点、注意点など):
*シャワーでお湯が出ない。
*エアコンがなく大きな天井のファンのみで生活。(お母さんの部屋にはあった。)
*19時~自室でお母さんがお祈りをする。
*食事の前にティータイムがある。(だいたい私のホストファミリーでは18時半、朝ごはんの前は必ずあった。)
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こんな風に毎日ティーとビスケットを用意してくれます。

感想:
*初日からお母さんが家族のように接してくれたためとても心地が良かった。
*お母さんは簡単な英語なら通じるが食事を作ってくれるお手伝いさんはベンガル語のみ。
*たまにくる娘(HITACHI勤務)、とその息子(14歳の中学生、科学者になりたいそう。)は英語が話せるため会話可能だった。
*お父さんは寡黙でリビングにいることが多い。(元エンジニアで今は引退)
*基本的には与えられた自室で過ごすことが多い。わたしはティータイムの時はお母さんとテレビを見たりして一緒にいる時間を作るようにした。
*自室にシャワーとトイレが備わっている。
*蚊帳があったため夜蚊に刺されたりすることなく過ごせた。
*基本的に誰かは家にいるのでもし鍵が閉まっていて家に入れないときは呼び鈴を鳴らせばすぐに出てきてくれる。
*食事は基本的に同じメニューが多かった。
*売店(水が買える)が家の真下にある。が、男性がたまっているため私は使いづらかった。

◆ボランティア活動に関して◆
活動先施設:シャンティダン(子供、精神障害者)

活動内容と感想(活動期間、回数、時間等も併せてご記入下さい):

7時:マザーハウスに集合し朝食(チャイ、パン、バナナ)。各国からいろんな人が集まるため交流できる貴重な時間。
8時:シスターが来て誓いの言葉?のようなものを唱える。
8時半ごろ:各施設に分かれて移動。シャンティダンはマザーハウスから徒歩10分のバス停から20分弱のところにある。
9時~12時半ごろまで:活動開始。内容に関しては以下の通り

1日目 前半 洗濯  後半 障害を持つ子供たちにネイルをしてあげる・ランチの手伝い

2日目 前半 洗濯  後半 イースターのお祭りで広場でダンス・ランチの手伝い

3日目 前半 洗濯  後半 障害を持つ子供たちに英語の授業
えつこさん(日本人女性)のもと活動した。そのためしなければいけない仕事を明確に指示していただけたため活動しやすかった。肉体労働が多かったが大変達成感を得られた。特に英語の指導は障碍者の子供たちが強い意志とこだわりをもっていることが大変わかり、今まで障碍者に対して偏見をもっていた自分を省みる、いいきっかけになった。本当に大変いい経験ができた。
ボランティア先ではイタリア人、ドイツ人、アメリカ人、中国人、フランス人…と本当にたくさんの国の人と話ができた。
前半と後半の間に30分ほどの休憩時間が入る。紅茶とビスケット、マフィンなどが提供される。

カリガートも最終日の午後に見学だけさせて頂いた。午後はあまり仕事がないらしい。

ホームステイ先からボランティア施設までの交通手段は?
行 家から徒歩5分弱のバス停からバス【221】か【223】で45分。
帰 Park St 駅からBelgacia 駅で下車 その後バスで【227】か【KB-16】に乗り終点で下車。徒歩5分で家。

◆Cultural activitesに関して ◆
ヨガ体験:300ルピー
同じ時期に参加していた日本人のホストファミリーのお母さんがヨガの先生で自宅にお邪魔して体験した。1時間で基本の動きだけ教わった。

ボリウッドムービー鑑賞:200ルピー
市内観光の最後にコーディネーターのカロルさん、そして日本人参加者4人とショッピングモールの中の映画館で鑑賞。ヒンディー語だったがカロルさんに説明してもらいながらだったため大体内容もわかった。設備は日本と変わらないが値段は相当安く、内容も面白かった。面白い場面での鑑賞者の反応がよくそれがさらに楽しい気分にさせてくれた。

マザーハウスのミサへ参加する:100ルピー(車代として、朝早いため)
朝5時15分に家を出て車でマザーハウスまで送迎してもらう。カトリックのミサの雰囲気を味わえたが内容も固い英語で私は理解できなかったので途中で退屈してしまった。朝6時前には集合し約1時間ちょっとのもの。1度は経験として参加するのはいいかもしれない。

市内徒歩散策:
① ジャイナ教寺院、ガンジス川の分流での林浴の様子を見学、船に乗って川を移動、仏像製作を見ながら路地裏のインド人の生活の様子を見る、大型スーパーマーケットで買い物、ヴィクトリア記念堂見学
② (私たちの時期はスーパーフライデーがボランティアの登録日と重なったため活動できず、市内散策が1日増えた。)ヴィクトリア記念堂近くの教会(開くのは11時~)、インド博物館(500ルピー…高い!外国人向け価格。現地人は50ルピーなのに!ということで入らず。)、パークストリートのOxFord書店(2階にカフェ併設)、カロルさんと合流し映画館。

すみこさんとの懇談会:無料
カリガーとの隣の駅から徒歩10分ほどのひまわりホームというすみこさんが運営している施設にて4時間近くもお話を伺った。内容はインド人には聞けないカースト制度について、ボランティア活動について、宗教観について、そして澄子さんの活動理念について、であった。どれもこれも深い話ばかりで4人の(CEC同時期参加の)日本人ともさらに仲が深まった。自分の人生観が変わるようなお話をたくさん伺えたため本当に貴重な時間であった。
懇談の後はホームの子供たちとのふれ合いの時間もつくってくれた。子供たちが作成した手作りカードも購入できた。

すみこさんは貧困家庭に生まれた子供たちに勉強できる環境を整えてあげることで、貧困の悪循環から解放させ自立させてあげられるようにひまわりホームを作られた。

◆持ち物に関して◆
日本より用意し、役に立ったものは?
*ウエットティッシュ
*マスク:空気が悪いため・・・鼻の中まで黒くなる!!!
*ビーチサンダル:ボランティアでの洗濯作業でびちょびちょになる
*日本からのお土産:ホストファミリー、カロルさんへ
*メモ帳:勉強になることが多くメモしたいことがたくさん…笑 現地で仲良くなった日本人、外国人と連絡先を交換する手段にもなる
*お風呂・トイレ用サンダル
*目薬:本当に空気が悪いため
*HOLI の時期に参加する人はいらない衣服だけでなく・・・、下着も!!!!

⇒サングラス・日傘あると日中は過ごしやすい!!!

◆コルカタ市に関して◆
お勧めの観光スポット、お店、レストラン等があればお知らせ下さい:
サダルストリートにあるスパニッシュカフェ(隣にかわいいズボン・雑貨屋さんあり)
パークストリート付近にあるエッグロールのお店“SURMA”【なんと25ルピー!!!!でおいしい!】

反対にお勧めできない場所等があればその理由もお知らせ下さい:
マザーハウス近くにあるマザーテレサグッズを扱ったお店。なんだか売り物にすること自体に抵抗がある。

◆ご参加頂いた時期に関して◆
気候、お天気はどうでしたか?
3月末で気温は日中30度超える。半袖で過ごしてもかなり汗ばむ。日差しも強い。
ただし雨は全く降らなかった。
朝晩は気持ちいい過ごしやすい気温。風があれば日中でも過ごしやすい日がある。

服装は?
半袖、長ズボン、スニーカー

羽織るものを持っておくとカフェで肌寒くなった時など便利だった。日差しが強いのでサングラスあると便利。私は蚊に刺されるのが嫌だったのでスニーカーだったがサンダルのほうが涼しいかも。
ズボンはぴったりしたものではなく薄手のゆったりしたものがおすすめ。

◆インドの物価に関して◆
ご参加時のレートは?  1ルピー=約 1.8 円
何か購入されたものがあれば参考までお知らせ下さい:
水;20ルピー
コルカタのポストカードセット:90ルピー
ガネーシャの小さな置物:100ルピー
薄手のゆったりしたパンツ;200ルピー
コーヒー:100ルピー(coffee good day)
小さい旅行用シャンプー:55ルピー
マグネット:90ルピー
エッグロール:25ルピー

お小遣いはどのくらい用意されて、どのくらい使いましたか。
8000円持って行ったが7000使用。【厳密には6500円】

◆レンタル携帯に関して◆
滞在期間中チャージをいくらしましたか:100ルピー

通話料を覚えている範囲でお知らせください:80ルピーほど

◆予防接種に関して◆
渡航にあたり予防接種を受けましたか? いいえ

◆今回のご参加を通じて、最も印象に残っていることや今後の参加者へのアドバイスなど◆
私は真夜中に到着したのだが、正直野生の犬はいるわ、道は暗いわで本当に怖く感じた。日中も町は人でごった返し、クラクションの音も激しく、来て2日間は何で来ることにしたのか自分の判断を悔やむほどだった。でも3日目から気候にもなれはじめ、現地で出会った日本人とも打ち解けてきたからか楽しむ余裕が出てきた。特に私はラッキーなことにHoli  のお祭りの時期だったためインド人とカロルさんそして現地で出会った日本人たちと水を掛け合い色を付け合うお祭りを楽しむことができた。このイベントを通してインド文化にも直に触れることができ、さらにすぐに日本人とも仲良くなることができた。
CEC参加の日本人は目的意識が高い人が多く、大変刺激をもらうことができた。普段なら関わることができないような人と親睦を深まることができ、特に到着時期と活動時期が重なった数人とはすみこさんとの懇談も一緒に参加したため1週間とは思えない濃密な関係を築けた。3月の下旬はHoli にイースターと国民のHolidayの時期、イベントが多い時期と重なるためボランティアだけでなくインド文化、キリスト教文化にも深く触れることができる。
現地コーディネーターのカロルさんは日本語も堪能だったためインドの文化をインド人から日本語で直に聞けた。とても親切で献身的で、頼りになる本当にいい人だった。

現地での携帯貸与システムは大変ありがたかった。連絡も取りやすく重宝した。

言葉にはできないほど多くのことを今回の1週間という短い期間の中で体験できた。宗教観について再考でき、日本の良い所を再認識でき、本当に本当に最高だった。幸運なことに下痢にも見舞われず、(気温差で体調は崩したが・・・)楽しく1週間過ごせた。 

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ショッピングセンターの1つ。セキュリティもしっかりしてる。中もきれい。

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Holiでは道でこんなにも色つきの粉が売られています。

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粉を水に溶かしてこの水鉄砲に入れて・・・いざ攻撃

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最後はこうなります。びちょびちょですみんな。

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(BEFORE Holi まさかこのあとあんなことになるとは ・・・)

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(エッグロール作り中!私のイチオシ♥ 地元の人気ジャンクフードらしい!)

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(仏像製作風景)

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(ボランティアで出会った皆さんとえつこさんと 最終日に記念撮影!)

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最終日 カロルさんと 最後にお別れを言いにホストファミリーの家まで来てくれました(…直前に号泣)

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異文化交流ばんざい!

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熱心にガイドしてくださったカロルさん ありがとうございました

旅行前にはたくさんの丁寧な資料、説明をしてくださったCECさん。CECさんの御蔭で安心してインド旅行を迎えられました。こんな貴重な体験をさせてくれたCECのみなさま、カロルさん、現地で一緒にたくさん思い出を作ってくれた日本人のみんな、各国のみなさん、そして心配しながらも送り出してくれた家族に感謝です。
そしてやっぱり私は日本が大好き!日本の良さも再認識できた旅でした。

お名前):たまき  性別: 女性  ご年齢: 20代