オーストラリアの炊き出し食事支援活動|スープキッチンで支える地域の暮らし

海外ボランティア オーストラリア

AUS・スープ&キッチン活動

スープ&キッチン活動(炊き出し活動)

「スープキッチン」とは、貧困者やホームレスなど、食料に困窮している人々に無料で食事を提供する施設や炊き出し活動のことです。日本の「炊き出し」に相当する言葉ですが、海外では常設の施設を指す場合も多く、ボランティアによって運営されていることが多いのが特徴です。オーストラリアにあるOur Big Kitchen(OBK)は2005年に、ラビ・ドクター ドヴィド・スラビン氏と、レイヤ・スラビン氏によって設立されました。 彼らのコミュニティは、困っている地元の家族のために料理を作るため集まったのがきっかけです。現在は登録チャリティ団体としてコミュニティのために活動しています。

シドニー・Our Big Kitchenで食材を仕分けするボランティア

受入団体 Our Big Kitchen(OBK)動画

Our Big Kitchen(OBK)は、シドニーを拠点に25万食以上の食事支援を行う非営利団体。 この動画では、地域の人々が集まり「料理を通じて社会につながる」OBKの活動を紹介しています。

AUS・スープキッチン活動

オーストラリアは豊かな先進国として知られていますが、その裏では多くの人が生活に困難を抱えています。近年は物価や家賃の高騰が深刻で、フルタイムで働いていても生活が苦しい「ワーキングプア」が増加し、 国民の約13%、子どもの約17%が貧困ライン以下にあると言われています。 特に単身高齢者、シングルペアレント家庭、移民・難民コミュニティは貧困の影響を強く受け、日々の食事を確保することさえ難しいケースも多く見られます。

こうした中で重要な役割を果たしているのが、地域のチャリティ団体が運営するスープキッチンです。 スープキッチンは単に無料の食事を提供する場所ではなく、 「今日の一食」を支える生命線であり、困難を抱える人々が安心して集えるコミュニティの場でもあります。

栄養ある食事の提供だけでなく、スタッフやボランティアとの温かい対話、地域の情報共有など、孤独を防ぐ「心の支援」としても大きな役割を担っています。 社会保障が十分でないオーストラリアにおいて、スープキッチンは人々の生活を支える最後のセーフティネットであり、多くの家庭にとって不可欠な存在となっています。

pictures are from OBK website

OBKスープキッチンで食品カット作業を行う海外ボランティア参加者
シドニーのチャリティ団体OBKで食事支援に参加するボランティア

キッチンにいた皆さんがとても温かく迎え、明るく楽しい雰囲気を作ってくれました。最初の1時間から、やることがたくさんありました。

ホームレス支援のための食事準備するボランティアのみなさん
Our Big Kitchen(OBK)の炊き出し活動での料理サポート風景

ホームレスの方々のために食事を作ることで、私たちが「食べたいときに食べられる」環境にどれほど恵まれているかを改めて実感しました。

ホームレス支援のための食事パックを準備するボランティアスタッフ
食料支援イベントでボランティアが調理・梱包作業を協力する様子

食品安全基準に従うため、すべてのボランティアの方には、つま先まで覆う靴・長ズボン・肩が隠れる服・帽子の着用をお願いしています。

活動の流れ

日程 スケジュール
土曜日 日本各地から出発
日曜日 午前中に到着する便でシドニーに到着、空港のミーティングポイントで日本語を話すドライバーがお待ちしています。ホームステイに到着後、休憩し周辺の散策にいきましょう。ホームステイのファミリーが市内への行き方などを教えてくれます。
月曜日 現地の受入団体オフィスでのオリエンテーション、そしてWWCC(working with Children Check)の登録などをおこないます。WWCCの登録が完了してからスープキッチンでの活動が可能になります。
火曜日 スープキッチンでの活動開始 初日は現地オフィスのスタッフが同行
水-金 スープキッチンでの活動 10:00-14:00
土曜日  終日自由行動、シドニーの観光にいきましょう!
日曜日 終日自由行動、帰国する場合には日曜日にファミリー宅を出て、タクシーや公共交通機関で空港にいきます。専用の送迎車を予約することも可能です。

ボランティア参加に必要なWWCC(working with Children Check)の登録

Working With Children Check(WWCC)とは?
子どもと関わる仕事やボランティアをする人に義務付けられている身元確認・犯罪履歴チェック制度です。 NSW州(シドニーが所在する州)では、 学校、幼稚園、保育園、福祉団体、NPO などで子どもと関わる活動を行う場合、 ボランティアであっても必ず取得が必要となります。最終手続きはオーストラリア現地でしかできません(日本では完了不可) 受入機関はあなたの WWC 番号を確認してから活動に参加させます 取得しないと子ども活動は不可(法律で義務化)です。

日本で行う事前準備としては、まず参加希望者のIDとして利用できるアイテムが3つ必要になります。しかし英語で書かれている公的な証明が日本ではパスポートしかありません。 そのため、現地オフィスが州政府(ニューサウスウェールズ州:NSW)に確認したものとして、クレジットカードが公的証明の代わりとして利用できています。そのため、この活動に参加される方は前もってクレジットカード2枚を所持し、ご自身の名前が書かれた部分の写真を現地オフィスにお送りし、現地での事前申請をおこないます。※クレジットカードの表示仕様によりIDとして使えないものがあります。参加希望の方はCECスタッフにご相談ください。クレジットカードの情報はWWCCの事前申請以外の目的で利用することはありません。セキュリティコードのお知らせは不要です。

WWCC(Working With Children Check)の審査期間について

オーストラリア・シドニーでボランティアを行う際に必要となる WWCC(Working With Children Check) の審査期間について、 過去のCEC参加者の事例に基づき分かりやすくまとめました。

① 最短:当日に届くケース

  • ご出発前にシドニーのオフィスが参加者の皆さんを代行して事前申請 → Service NSW で本人確認 → 数時間~当日に「CLEAR」通知が届く
② 通常:2~5営業日
  • 日本人ボランティアの多くがこのパターン
  • 過去のCEC参加者もほぼこの範囲
  • 過去3年間の実績では、翌日に届くケースが90%です。しかし、まれに数日かかることがあります。政府の仕事なので私たちCEC、現地オフィスのコントロールできる範囲ではありません。それまではボランティア活動できないことをご納得の上でお申込みください。

現地サポートセンター

海外に来て自分から色々なことにチャレンジをするのも大切ですが、自分一人ではどうにも出来ないこともあり、そんな時、相談できるというのはとても心強いことです。現地コーディネーターのスタッフは親身になってアドバイスをします。長期滞在の方には、仕事探しやフラット探しのサポート、また、旅行をする際のアドバイスなどもご相談ください。

オーストラリアの現地オフィス
シドニーの現地オフィスの様子

滞在先・ホームステイ

AUSのホストファミリー

現地サポートセンターが厳選したホストファミリー宅に滞在します。ファミリー宅から活動先までは通常バスで通います。およそ30-60分ぐらいの通勤時間です。滞在中は朝食と夕食が提供されます。 ホームステイの留意点

オーストラリアのホームステイ
オーストラリアのホームステイの家族

初めは少し英語が聞き取りづらく何度か聞き返すことがあ りましたが、すぐに慣れ、毎日ディナーの時間に今日あったことなど話しました。3人の子供がおり、何度かディナ ーのあとにみんなで映画鑑賞をしたり、ごはんに連れて行ってくれたり本当によくしていただきました。何よりごは んがおいしくて毎日おなか一杯食べ、デザートにアイスクリームやママの焼いたケーキを食べていました。基本的 に全て好きに使っていいよ、という感じで、朝も自分で好きなものを作って、夜も好きな時にシャワーに入り、本当 に自由に過ごしていました。外にバスケットゴールがあり、よく子供たちと遊んでいました。